簡単な修正|Windows Server 2016 Cドライブは容量不足になる!
Windows Server 2022、2019、2016、または2012(R2)でCドライブは容量不足になると、Cドライブから不要なファイルを削除してディスク容量を解放するか、空き領域を追加してCドライブを拡張することができます。
Windows Server 2016 Cドライブがいっぱいになった
「Windows Server 2016」環境で、Cドライブの空き容量が0となってしまいました。Cドライブの容量は136GBです(Windowフォルダの容量は半分程度)。ディスククリーンアップなどを試してみたが、3~4GBしか空き容量を確保できず、依然として容量はレッドゾーンです。Cドライブを圧迫している原因を特定するための調査方法、また、ディスク容量を解放する方法を教えていただけないでしょうか?以上、よろしくお願いいたします。
Cドライブが容量不足になるのはなぜか?
ここでは、Cドライブがいっぱいになっている原因をいくつかを挙げています。
⊙ファイルシステムが破損している
ファイルシステムが壊れると、空き容量が正しくないとなり、ディスク容量が不明なもので占有されているように見えます。
⊙ウイルスに感染している
PCがウイルスに感染していて、ドライブの空き容量が正しく表示されていないこともあります。しかも、ウイルスやマルウェアがシステムドライブをいっぱいにするためにファイルを生成し続ける場合があります。
⊙システムの復元ポイントがディスク領域を占有している
システムバックアップはシャドウコピーを有効にし、システムの復元ポイントを作成します。デフォルトでは、バックアップはディスク容量の50%を占めるように設定され、Cドライブとともにシステムイメージを配置します。
⊙休止状態モードが有効になっている
一部のユーザーはハードディスクの空き容量不足またはCドライブ容量不足の原因は休止状態モードであることを発見しました。休止状態になると、コンピュータはそのランダムアクセスメモリ(RAM)の内容をハードディスクまたは他の不揮発性記憶装置に保存します。したがって、休止状態モードを無効にしてディスク領域を解放することができます。
⊙Cドライブに隠しファイルがある
サーバーOSが正常に動作するように、Windowsは一部のファイルを「非表示」に設定します。したがって、隠しファイルは、ハードディスクの空き容量不足またはCドライブ容量不足の原因の一つかもしれません。
⊙一時ファイルとキャッシュファイルが蓄積している
多くのプログラムは一時ファイルとキャッシュファイルをCドライブに保存しています。整理しないと、Cドライブの空き容量は時間の経過とともに消えます。
⊙大量のファイルをCドライブに保存している
デフォルトのダウンロードフォルダはC:ドライブにあります。または特に何も設定ない状態のパソコンであれば、C:ドライブに無意識のうちに大きなファイルを保存した可能性があります。
Cドライブが容量不足になるとどうなるか?
PCを制御するOSと更新プログラム追加はCドライブに保存されるため、Cドライブの空き容量が不足していると、新しい更新プログラムをインストールできません。
また、PCで作業する時、Cドライブの空き領域が一時的な作業領域として使用されるため、容量不足によりOS自体やアプリケーションの処理速度が極端に遅くなるという悪影響があります。たとえば、一部のアプリを起動しようとすると、それらのアプリのアイコンをクリックしましたが、何の反応もありませんでした。
さらに悪いことに、システムCドライブがいっぱいになると、システムの速度が低下したり、クラッシュしたりする可能性があります。
PCを快適に使用するためには、Cドライブの容量不足の問題を解決する必要があります。
Windows Server 2016でCドライブ容量を解放する8つの方法
この問題を効果的に解決するために、Windows Server 2016の空き領域を占有しているものを見てみましょう:ページファイル、休止状態ファイル、一時ファイル、バックアップファイル、ダウンロードファイルなど。
次に、Windows Server 2016でCドライブがいっぱいになっているのは、ウイルス感染が原因ではないことを確認してください。この場合、1つ以上の解決策を使用して、問題を解決できます。
方法 1. Cドライブの余分なアプリをアンインストールする
多くのスペースを占める一部のアプリケーションは、不要になる場合があります。スペースを解放するためにこれらの余分なアプリをアンインストールすることは賢明な決断です。さあ、Windows Server 2016でプログラムをアンインストールする方法を学びましょう。
手順 1. Windows + Rを押し、「コントロールパネル」と入力し、「OK」をクリックしてコントロールパネルを開きます。
手順 2. ポップアップウィンドウで、「プログラム」の「プログラムのアンインストール」をクリックします。
手順 3. インストールされているすべてのプログラムが一覧表示され、アンインストールするプログラムを見つけ、「アンインストール」を選択し、プロンプトに従ってアンインストールを完了します。
方法 2. プログラムをCドライブから別のドライブに移動する
Cドライブ内のプログラムをアンインストールしたくない場合は、第三者のパーティションマネージャーであるAOMEI Partition Assistant Serverを使用して、大きなスペースを占めるいくつかのインストール済みアプリケーションをCドライブから十分なスペースがある他のドライブに転送できます。次に、それがどのように機能するかを確認しましょう(たとえば、アプリケーションをCドライブからDドライブに移動します)。
手順 1. AOMEI Partition Assistant Serverをインストールして起動します。メインインターフェイスで、上部にある「空間を解放」>「アプリ引っ越し」を選択し、「アプリ引っ越し」機能についての説明が表示されるので確認して「次へ」をクリックします。
手順 2. Cドライブを選択し、「次へ」をクリックします。
手順 3. Cドライブから別のドライブに転送する1つ以上のアプリケーションを選択し、宛先スペースとしてDドライブを選択します。次に、「移行」をクリックします。
手順 4. 移行中に実行中のアプリを強制終了するという警告メッセージが表示されます。問題なければ「OK」をクリックして操作を実行します。
方法 3. ページングファイルをCドライブから別のドライブに移動する
ページファイル(スワップファイル)は、デフォルトではCドライブにあり、RAM(ランダムアクセスメモリー)を補正するために使用されます。Windows Server Cドライブがいっぱいになる問題を解決するには、ページングファイルを十分な空き容量のある別のパーティションに移動します。以下は、詳細な手順です。
手順 1. Windows + Rを同時に押し、「sysdm.cpl」と入力して、「OK」をクリックします。
手順 2. ポップアップウィンドウで、「詳細設定」をクリックし、「パフォーマンス」の「設定」をクリックします。
手順 3. パフォーマンスオプションのウィンドウで、「詳細設定」をクリックし、「仮想メモリ」の「変更」をクリックします。
手順 4. 「すべてのドライブページングファイルのサイズを自動的に管理する」チェックを外して、「Cドライブ」をクリックして「ページングファイルなし」を選択します。次に、「設定」をクリックして、Cドライブのページファイルを無効にします。
手順 5. 次に、ページングファイルの転送先のドライブをクリックし、「システム管理サイズ」をクリックし、「OK」ボタンをクリックします。
方法 4. 休止状態を無効にする
休止状態ファイルhiberfil.sysは、コンピューターが休止状態モードに移行するときにオペレーティングシステムによって作成され、システムCドライブに保存されたファイルです。
ハイバネーションを無効にしてhiberfile.sysファイルを削除するには、次の手順に従います。手順 1. Windows + Rを同時に押し、「cmd」と入力して、Enterキーを押します。
手順 2. 「powercfg.exe /hibernate off」と入力して、Enterキーを押します。
方法 5. ディスククリーンアップを実行する
Cドライブ上の一時ファイルや空のごみ箱などの不要なファイルを削除するには、次の手順に従ってWindows Server 2016でディスククリーンアップを実行できます。
手順 1. ファイルエクスプローラーを開き、Cドライブを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
手順 2. ポップアップウィンドウで、「ディスククリーンアップ」をクリックします。
手順 3. ディスククリーンアップは、Cドライブで解放できるスペースの量を計算します。
手順 4. 不要になったファイルのチェックボックスをオンにして、「OK」をクリックします。
方法 6. システムの復元ポイントを無効にする
手順 1. 「PC」を右クリックし、「プロパティ」を選択し、左のオプションパネルから「システムの保護」を押します。
手順 2. 次に、「システムのプロパティ」が表示されます。「システムの保護」タブをクリックし、「保護設定」欄から設定を無効にしたいドライブをクリックして、「構成」をクリックします。
手順 3. 「システム保護対象」が表示されます。「設定の復元」欄から「システムの保護を無効にする」をクリックし、「OK」を押して変更を保存します。
手順 4. 「このドライブに対するシステムの保護を無効にしますか?」というメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。
手順 5. 「システムのプロパティ」画面に戻ったら、選択したドライブの「保護」欄が「無効」になっていることを確認し、「OK」をクリックしてからCドライブ容量不足問題を解決できるかどうか確認してください。
方法 7. Cドライブの大量のファイルを削除する
手順 1. Windows + Eキーを押してファイルエクスプローラを開き、Cドライブを見つけて、表示タブの「隠しファイル」ボックスにチェックが入っていることを確認します。
手順 2. 右上の検索ボックスに「size:gigantic」と入力します。ファイルエクスプローラがCドライブ上のすべての大容量のファイルを検索します。
手順 3. 検索が完了すると、どのファイルが最も多くのスペースを占めており、Cドライブがいっぱいになっているのかがわかります。不要な大容量のファイルを削除します。
方法 8. Cドライブのディスクエラーをチェックする
手順 1. タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、Enterキーを押し、コマンドプロンプトを開きます。
手順 2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウで、「chkdsk C: /f /v /x」と入力し、Enterキーを押します。これでCドライブのエラーチェックが始まり、エラーが修正されます。
Server 2016で空き領域を追加してCドライブを拡張する方法
上記のソリューションでスペースを解放することにより、Windows Server 2016 でCドライブは容量不足になる問題を解決できます。または、AOMEI Partition Assistant Serverを使用して、データを失うことなくCドライブの容量を増やすことができます。
Cドライブがいっぱいで、別のドライブ(Dドライブなど)が空の場合、このツールを使用して、別のドライブから直接Cドライブに空き領域を割り当てることができます。システムドライブに未割り当ての領域がある場合、このツールを使用して、隣接していない場合でも、Cドライブに未割り当ての領域を追加することができます。
✔Windows Serverで別のドライブから空き領域を割り当ててCドライブを拡大する
手順 1. AOMEI Partition Assistant Serverをインストールし、実行します。メインインターフェイスで十分なスペースがあるドライブ(ここではDドライブ)を右クリックし、「空き領域を割り当てる」を選択します。
手順 2. .再割り当てるサイズを選択し、宛先ドライブとしてCドライブを選択します。次に、「はい」をクリックします。
手順 3. メイン画面に戻り、Cドライブが拡張され、Dドライブが縮小されることをプレビューできます。問題なければ、「適用」→「続行」をクリックします。
✔Windows Serverで非連続の未割り当て 領域を 使用 してCドライブを拡張する
手順 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。ここでは、未割り当て領域がディスクの最後にあることがわかります。C:ドライブを右クリックし、「詳細処理」>「パーティションを結合」をクリックします。
手順 2. ポップアップウィンドウで、C:ドライブと隣接したパーティションまたはディスク上のすべての未割り当て領域にチェックを入れて、「はい」をクリックします。
手順 3. メインインターフェイスに戻り、「適用」をクリックして、すべての変更を実行します。
まとめ
この記事では、Windows Server 2016 Cドライブが容量不足の原因、影響、異なる修正方法を説明します。この問題が発生した場合は、上述の方法を順番に試すことができます。
実は、AOMEI Partition Assistant Serverは、多くの便利な機能を備えた総合的なサーバーディスクパーティション管理ソフトです。更に、AOMEI Partition Assistantはほかのバージョンがあります。例えば、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができ、ポータブルバージョンを作成するための便利な機能もあります。
ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。