[5つの方法]HDDアクセスが拒否されましたエラーを解消する
HDDアクセスが拒否されましたエラーを迅速に解決したいですか?この記事では、確実にエラーを修復するための5つの方法を解説します。データを安全に守りながら、効率的にエラーを修正するためのヒントが満載です。
HDDへのアクセスが拒否されました原因は?
HDDへのアクセスが拒否されました時現れたメッセージ
Windows7/8/10/11のPCで外付けHDDにアクセスしようとした際に、「D:にアクセスできません。アクセスが拒否されました。」というエラーが発生することがあります。このエラーが発生すると、ドライブを開くことができず、データを見ることができなくなります。
エラーが発生する可能性のある原因は次のとおりです:
原因 | 説明 | 対策 |
原因1:アクセス権限が許可されていない | アクセス権限が不足している場合、このエラーが発生します。特に、システム管理者権限が必要な場合があります。 | アクセス権限を確認し、必要に応じて適切な権限を付与します。 |
原因2:ドライブが暗号化されている | BitLockerなどのドライブ暗号化が有効になっている場合、適切な認証情報を提供しないとアクセスが拒否されることがあります。 | 正しいパスワードや復旧キーを使用してドライブのロックを解除します。 |
原因3:ウイルス対策ソフトやセキュリティソフトの影響 | ウイルス対策ソフトやセキュリティソフトが特定のアクセスをブロックしている可能性があります。 | セキュリティソフトの設定を確認し、必要に応じて一時的に無効にしてみます。 |
原因4:HDD自体に故障が発生している | ドライブ自体に物理的な問題がある場合や接続が不安定な場合、アクセスが拒否されることがあります。 | ドライブの接続を確認し、他のコンピュータやポートで試してみるか、ドライブの健康状態をチェックします。 |
原因5:ファイルシステムが破損している | ドライブのファイルシステムが破損している場合、アクセスできなくなることがあります。 | ドライブのチェックを実行して、ファイルシステムの問題を修復します。 |
次のコンテンツでは、原因ごとの対策の詳しい手順を紹介します。
HDDへのアクセスが拒否されました時の対策
上記の原因ごとの対策の詳しい手順を紹介します。
原因1の対策:所有権・アクセス権限を取得する
原因1でアクセス権限が許可されていない場合、対策は:アクセス権限を確認し、必要に応じて適切な権限を付与します。
具体的な手順は以下です:
手順 1. 「Windowsマーク」を右クリックして「エクスプローラー」を開きます。
手順 2. 左ペインから「PC」をクリックし、「デバイスとドライブ」で「アクセスが拒否されるドライブ」を選択・右クリックして「プロパティ」をクリックします。
手順 3. 「セキュリティ」タブを開き、「詳細設定」をクリックします。
手順 4. 「所有者」欄の右側にある「変更」をクリックし、「選択するオブジェクト名を入力してください」という欄に「サインインしているユーザー名」もしくは「Administrators」と入力して「名前の確認」をクリックします。
原因2の対策:暗号化を解除する
原因2でドライブが暗号化されている場合、対策は:正しいパスワードや復旧キーを使用してドライブのロックを解除します。
具体的な手順は以下です:
手順 1. ファイルエクスプローラーを開き、 解除したい外付けHDDを右クリックし、「BitLockerの管理」を選択します。
手順 2. 解除したい外付けHDDの「BitLockerを無効にする」をクリックします。
手順 3. 次に、「BitLockerを無効にする」ボタンをもう一度クリックしてください。解読プロセスが開始され、ドライブは保護されなくなります。
原因3の対策:セキュリティソフトを一時的に無効化する
原因3でウイルス対策ソフトやセキュリティソフトが邪魔をする場合、対策は:セキュリティソフトの設定を確認し、必要に応じて一時的に無効にしてみます。
具体的な手順は以下です:
手順 1. 「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、ボックスに「msconfig」と入力して「OK」をクリックするか、「Enter」を押してシステム構成を開きます。
手順 2. 「システム構成」ウィンドウで、「スタートアップ」タブに移動し、「タスクマネージャーを開く」をクリックします。
手順 3. 次に、ウイルス対策プログラムを見つけて選択します。次に、右下の「無効にする」ボタンをクリックするか、右クリックして「無効化」を選択します。
原因4の対策:ドライブの健康状態をチェックする
原因4でHDD自体に故障が発生している場合、対策は:ドライブの接続を確認し、他のコンピュータやポートで試してみるか、ドライブの健康状態をチェックします。
具体的な手順は以下です:
手順 1. パソコンに接続している外付けHDDを一度取り外して、再度接続するために、PCに繋げているUSBケーブルやコネクタを抜いて、再度、接続し直します。反応がなければ、別のUSBポートへ接続してみて反応があるかどうか確かめてみましょう。
手順 2. USBハブを使用していた場合は、USBハブの使用を止め、外付けHDDをPCのUSBポートに直接接続してください。また、予備のケーブルをお持ちの方はケーブルを交換する・変える方法もあります。
原因5の対策:ファイルシステムの問題を修復する
原因5でファイルシステムが破損している場合、対策は:ファイルシステムのエラーと不良セクタを修復します。
具体的な手順は以下です:
手順 1. 「Windowsキー+Rキー」を押し、「cmd」と入力し、「Enter」を押します。
手順 2. 次のコマンドを入力し、入力の後でEnterキーを押して操作を実行します。
「chkdsk g: /f /r /x」:/rはドライブ上の不良セクタを発見して読み取り可能な情報を回復します。/xはプロセスが始まる前にドライブのマウントを強制的に解除します。/rで幾つかのデータを回復できないので、バックアップスケジュールを設定してデータを定期的に自動バックアップするのは大切な習慣です。chkdskについてもっと詳しい情報はこちらへ:Microsoft Learn
おまけ:ファイルシステムの問題を修復するより簡単な方法
コマンドプロンプトは実用的な方法ですが、やや複雑です。AOMEI Partition Assistantは、誰でも簡単に使える無料のディスク管理ソフトウェアです。「パーティションをチェック」機能を使用すると、Windows11/10/8/7で不良セクタをテストして直接修復することができます。
手順 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。ツールバーの「テスト」をクリックし、ドロップダウンメニューから「不良セクタをチェック」を選択します。
手順 3. ポップアップウィンドウで「開始」ボタンをクリックして不良セクタのチェックを実行します。パーティションチェック操作は数秒または数分以内に完了できます。ポップアウトウィンドウで処理の進捗状況を確認できます。完了後に「はい」をクリックしてこのタスクを終了します。
まとめ
Windows 7/8/10/11のPCで外付けHDDへのアクセスが拒否されました原因と対策は以上でした。以上の対策を順番に試してみて、問題が解決するか確認してください。最後でおすすめしたAOMEI Partition Assistantは単なるパーティションをチェックするソフトウェアではなく、実は、空き領域の割り当て、紛失したデータの復元、重複ファイルの検索&削除など、強力な機能がたくさん備えています。是非ともお試し下さい。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することができます。