セーフモードでのBitLocker解除手順を完全ガイド

セーフモードでBitLockerを解除する際のポイントを詳しく説明。トラブルシューティングの方法も含め、スムーズに解除するためのガイドラインを提供します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年07月25日

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Windowsアップデートのインストールが中断した後、問題が発生しました。OSは問題なく起動するのですが、ログイン後、空のデスクトップとタスクバーが表示され、日付と時刻だけが表示され、何も動きません。いろいろなホットキーを試したが、無駄でした。そこで、セーフモードにして最新のアップデートをアンインストールしようとしたが、セーフモードで起動したら、Bitlocker回復キーの入力を要求されました。WindowsをインストールしたときにBitlockerを有効にした覚えはないので困ります。

次に、セーフモードでcmd経由でmanage-bdeコマンドを使ってロックを解除しようとしました。manage-bdeツールによると、C:ドライブはロックされていて、2つのプロテクターがあります: TPMと数字パスワードで、IDのみで識別されます。そのパスワードを作成した覚えはありません。また、別のWindowsラップトップからRDPでリモート接続しようとしましたが、ターゲットマシンでRDPが有効になっていなければならないため、うまくいきませんでした。この問題を解決する方法はありませんか?

- Microsoftコミュニティからの質問

セーフモードは基本的かつ重要なファイルでのみ動作するため、問題やエラーに遭遇したときに実用的で便利です。デバイスがロックされ、manage-bdeから「ボリュームC:がロックされています」という通知を受け取った場合は、セーフモードを起動してBitLockerをオフにすることができます。以下のコンテンツで、セーフモードでBitLocker(ビットロッカー)を解除する方法をご覧ください。

セーフモードでBitLockerをオフにする方法

セーフモードでBitLockerをオフにするには、まずコマンドプロンプトでセーフモードに入り、manage-bdeコマンドを実行してユーティリティをオフにする必要があります。

セーフモードで起動する

ステップ 1. 電源ボタンを10秒間長押しして、PCをシャットダウンし、再起動します。この操作を3回繰り返し、Windowsの回復環境に入ります。

ステップ 2. 「オプションの選択」画面に入ったら、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」に従ってください。

セーフモードでWindows11を再起動

ステップ 3. 画面の指示に従って、場合によってF4、F5、またはF6を押してセーフモードに入ります。

セーフモードに入り

CMDを実行してセーフモードでBitLockerをオフにする

セーフモードでコマンドプロンプトにアクセスした後、以下のコマンドを入力すると、Windows 10および11でビットロッカーをオフにしたり、ロックを解除したりすることができます。

ステップ 1. Windows + Rを押して「ファイル名を指定して実行」に「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterを押します。

ステップ 2. ロックされている場合は、以下のコマンドを入力してロックを解除してください:

manage-bde -unlock F: -RecoveryPassword YOUR-BITLOCKER-RECOVERY-KEY .

ステップ 3. 次に、次のコマンドを使用して、特定のドライブのBitLockerをオフにします:

manage-bde -off X:

(Xを復号化したいドライブの文字に置き換えます)

例:manage-bde -off E:

manage-bde -off E:

ステップ 4. コマンドが復号化プロセスを開始します。この処理には時間がかかる場合がありますので、特に大きなドライブや大量のデータをお持ちの場合はご注意ください。完了するまでお待ちください。

Powershellを使用してBitLockerをオフにする

PowerShellを使用したい場合は、Disable-BitLockerコマンドレットを使用できます。ステップを見てみましょう:

ステップ 1. スタートボタンを右クリックし、「Windows PowerShell」を選択します。

ステップ 2. 以下のPowerShellコマンドを使用します:

Disable-BitLocker -MountPoint "X:"

(Xを復号化したいドライブの文字に置き換えます)

powershell

ステップ 3. 復号化プロセスが終了するまでしばらく時間を置きます。これらのステップを完了すると、BitLocker保護がオフになり、ドライブが復号化されます。

以上が、セーフモードでBitLockerをオフにするステップです。

📍関連記事:PowerShellでHDDを初期化します

AOMEI Partition AssistantでBitLockerをオフにする方法

セーフモードでBitLockerをオフにすると、常に動作するとは限りません。 破損したシステムファイル、正しくないブート設定、またはソフトウェアとハードウェアの競合が原因で、セーフモードで立ち往生することがあります。このとき、多機能ディスクマネージャであるAOMEI Partition Assistantを使用して、BitLockerをアンロック、無効化、またはオフにすることができます。

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🚨ヒント:まずはUSBドライブのような13GB以上の外付けディスクを用意し、PCに挿入します。ターゲットディスクがシステムディスクでない場合は、このステップを省略して、ステップ5から開始できます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを実行します。メインインタフェースの右上隅にある「ツール」をクリックして、「ブータブルCD/USBを作成」ボタンをクリックします。ポップアップウインドウに「次へ」をクリックします。

ブータブルUSB

ステップ 2. 「USBブートデバイス」のドロップダウンメニューに用意したUSBドライブ(或いは他の外付けディスク)を選択して「続行」をクリックします。

続行

ステップ 3. 次に、USBがフォーマットされるため、重要なデータをバックアップしてくださいと表示されます。完了したら、「はい」をクリックしてください。

はい

ステップ 4. そして、ブータブルドライブをコンピュータに挿入し、BIOSに入ってコンピュータを起動します。

📍関連記事:BIOS(バイオス)をアップデート・更新する方法

BIOS

これで、ユーティリティを管理するためにBitLocker機能を実行することができます。

ステップ 5. AOMEI Partition Assistant画面上部のツールバーで「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。

bitlocker

ステップ 6. すべてのドライブが表示されたら、復号化したいドライブを見つけ、「BitLockerを無効化」オプションをクリックしてください。

無効化

ステップ 7. ドライブを復号化するには、「パスワードでドライブを復号化」「回復キーでドライブを復号化」2つの方法が利用可能です。必要に応じて1つの方法を選択します。ここは例として「パスワードでドライブを復号化」を選択します。正しいパスワードを入力して「復号化」ボタンをクリックします。

パスワード

🚨ヒント:将来BitLockerをオンにしたい場合、まずFAT32をNTFSに変換してください。NTFSパーティションの暗号化のみをサポートします。他のパーティションファイルシステム、例えばFAT32は暗号化できません。

ステップ 8. その後、復号化プロセスが開始され、ドライブの復号化には時間がかかる場合があります。復号化プロセスが完了したら、「完了」をクリックしてください。これで、ドライブ上のBitLockerは解除されます。

完了

まとめ

この記事ではセーフモードでBitLockerを解除にする方法を紹介しました。様々な理由でセーフモードから抜け出せない場合、AOMEI Partition Assistantを実行してBitLockerのロック解除、無効化、オフ、または管理を行うことができます。このツールで、BitLockerドライブのクローン、破損したMBRの再構築、ドライブ領域の拡張などもできます。Windows Serverユーザーには、AOMEI Partition Assistant Serverエディションを選択してください。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。