【緊急対策】BitLocker暗号化を今すぐ一時停止(中断)する方法!
BitLockerの暗号化を一時停止したいですか?この記事では、簡単な手順でBitLocker暗号化を一時的に中断する方法を解説します。
BitLocker暗号化を一時的に中断(停止)するには?
USBドライブをBitLockerで暗号化したい。最初の暗号化プロセスが始まった直後に、USBをNTFSファイル形式でフォーマットするのを忘れていたことに気づきました(FAT32としてフォーマットされていました)。そこで暗号化を一時停止し、USBドライブをコンピューターから取り外した。Bitlockerの「暗号化」ウィンドウが消えたので、暗号化が止まった、と思いました。しかし、USBメモリを再び差し込むと、暗号化ウィンドウが再び現れ、なぜか「キャンセル」ボタンはいないようです。一度始まったBitlockerの暗号化プロセスをキャンセルする方法はあるのでしょうか?
- Yahooからの質問
BitLockerを既にオンにして、その後キャンセルしたい場合、暗号化処理中にはキャンセルオプションはありません。処理中にBitLockerを強制的にオフにしたり無効にしたりすると、0x80070015「デバイスの準備ができていません」または「BitLockerを有効にできませんでした」と表示されることがあります。正しい方法でBitLockerを停止にするには、このガイドに従ってください。
暗号化中にBitLockerを中断にする方法は?
暗号化中にBitLockerを中断にするには、次の手順に従います:
方法1:コントロールパネルでBitLockerを中断にする
ステップ 1. 検索ボックスに「コントロールパネル」を入力し、「コントロールパネル」を開きます。
ステップ 2. 「システムとセキュリティ」→「BitLockerドライブ暗号化」をクリックします。
ステップ 3. 「BitLockerドライブの暗号化」ウィンドウで、一時停止したいドライブを見つけます。一時停止したいドライブの隣にある「保護の中断」をクリックします。
ステップ 4. 確認ダイアログが表示されます。「はい」をクリックしてBitLockerを一時停止します。
プロンプトが表示されたら、復号化プロセスを確認します。BitLockerがドライブの暗号化を解除し始めますが、ドライブのサイズや暗号化の進行状況によっては時間がかかる場合があります。
上記の手順でうまくいかない場合、またはオプションが利用できない場合は、コマンドプロンプトを使用してBitLockerを管理します。
方法2:コマンドプロンプトでBitLockerを中断にする
ステップ 1. 検索ボックスに「コマンドプロンプト」を入力し、表示された結果から「管理者として実行」をクリックします。
ステップ 2. コマンド「manage-bde -protectors -disable X:」を入力して、BitLockerを一時停止します。Xを一時停止したいドライブの文字に置き換えてください(例:C:)。
ステップ 3. コマンド「manage-bde -status」を使用してステータスを確認します。
ドライブの保護ステータスが「Protection is disabled(保護が無効になっています)」になっていることを確認してください。
📍関連記事:Windowsコマンドプロンプトを使用してファイルを削除する方法
コマンドプロンプトが難しいと思っている場合は、Powershellを使用してBitLocker暗号化を一時停止できます。
方法3:PowershellでBitLockerを中断にする
ステップ 1. スタートメニューを右クリックし、「Windows PowerShell (管理者)」を選択し、プログラムを実行するために「はい」をクリックします。
ステップ 2. 「Suspend-BitLocker -MountPoint "X:"」を入力して、ターゲットのドライブのBitLockerを一時停止します。Cドライブを一時停止したい場合は、次のように入力します:Suspend-BitLocker -MountPoint "C:"
ステップ 3. 状態を確認するためには、「Get-BitLockerVolume」コマンドを使用します。保護ステータスが 「Protection Suspended(保護が一時停止されました)」に設定されていることを確認してください。
エラー「BitLockerを有効にできませんでした」を解決するには?
「BitLockerを無効にする」オプションが見つからない、または表示されない、あるいは「BitLockerを有効にできませんでした」というような通知が表示されることがあります。この場合は、AOMEI Partition AssistantのようなサードパーティのBitLocker管理ソフトに頼るしかありません。
AOMEI Partition Assistantを使用すれば、BitLockerを効率的に処理することができ、BitLockerの有効化または無効化、ドライブの暗号化または復号化、回復キーのバックアップ、パスワードの変更、ドライブのロックまたはロック解除などの操作を簡単にできます。
まずは、無効化にする手順を見てみましょう:
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant画面上部のツールバーで「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。
ステップ 2. すべてのドライブが表示されたら、復号化したいドライブを見つけ、「BitLockerを無効化」オプションをクリックしてください。
ステップ 3. ドライブを復号化するには、「パスワードでドライブを復号化」「回復キーでドライブを復号化」2つの方法が利用可能です。必要に応じて1つの方法を選択します。ここは例として「パスワードでドライブを復号化」を選択します。正しいパスワードを入力して「復号化」ボタンをクリックします。
BitLockerの有効化
すべてのドライブ(オペレーティングシステムドライブ、固定データドライブ、リムーバブルドライブなど)が表示されたら、暗号化したいドライブを見つけ、「BitLockerを有効化」をクリックします。
BitLocker回復キーのバックアップ
キーを置き忘れたり紛失したりした場合、再びキーを見つけるのは難しいかもしれません。AOMEIソフトでは、キーを印刷したりファイルにエクスポートしてバックアップすることができます。
BitLockerパスワードの変更
データのセキュリティを確保するために、BitLockerパスワードを定期的に変更または更新してください。AOMEI ソフトでは、現在のパスワードまたは回復キーのいずれかを使用してパスワードを変更できます。
ドライブのロック/ロック解除
ディスクがロックされると、BitLockerボリューム上の保護されたデータにアクセスできなくなります。ドライブがロックされていない場合、「ドライブをロック」オプションをクリックしてドライブを直接ロックすることができます。ロック解除したい場合は「ドライブロック解除」オプションをクリックしましょう。
エラー0x80070015「デバイスの準備ができていません」を解決するには?
修正1. トラブルシューティングを実行する
Windows付属のトラブルシューティングを使用して、一般的なハードウェアの問題を解決し、デバイスを再び使えるようにすることができます。
「Windows + I」を押して「設定」を開き、「更新とセキュリティ」>「トラブルシューティング」>「ハードウェアとデバイス」の順にクリックして実行します。修正したいものを選択し、「次へ」をクリックします。
修正2. USBコントローラドライバの再インストール
「スタート」ボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。「デバイスマネージャー」で対象のドライブを右クリックし、「デバイスのアンインストール」をクリックします。デバイスドライバーのアンインストール後、コンピュータを再起動してください。
以上の方法でエラーを修復できない場合は、AOMEI Partition Assistantを使用して上の手順でBitLockerを無効にし、失われたデータを回復することもできます。
まとめ
BitLocker暗号化を一時的に中断(停止)する方法とエラーの解決策は以上でした。さらに、AOMEI Partition Assistantは他の便利な機能も備えています。例えば、ディスククローンの作成、ブータブルUSB/CDの作成、重複ファイルの検索&削除など、強力な機能がたくさん備えています。是非ともお試し下さい。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することができます。