【無料方法】Windowsでブロックサイズを4Kから64Kに変更する

ブロックサイズは何ですか?どうしてブロックサイズを変更しますか?多くのユーザーがゲーム、3D映画、HD写真などの大きなファイルをディスクに保存し、保存速度がとても遅い場合、ブロックサイズを4Kから64Kに変更してコンピュータのパフォーマンスを向上させることができます。今回はWindows11、10、8、7でブロックサイズを4Kから64Kに変更するための3つの無料ツールを紹介します。

投稿者 @ひとみ 2024年04月30日 @ひとみ 最後の更新 2023年09月27日

ブロックサイズとクラスタサイズについて

コンピューティング、特に記憶装置とデータ転送において、ブロック(英: Block)とは、ある一定の長さ(ブロックサイズ)のバイトまたはビットの並びです。ブロックの大きさはI/O処理のパフォーマンスや資源の効率といった観点で決まり、時にはデバイスの特性にも左右されました。昔は仮想記憶であっても使えるメモリー量は今ほどではありません。ブロックが大きければメモリーを食うし、小さければパフォーマンスが落ち、ディスクのスペース効率にも影響します。ですから、さまざまな機種でもフィットするようなブロックサイズを変更します。

クラスタサイズは時にはブロックサイズと呼ばれます。ファイルシステムは一般的にクラスタサイズに基づいてデータを読み書きします。このクラスタは一般的に最小が4Kで、大きなサイズは32Kや64Kなど、アプリケーションに依存します。例えば、Oracleのアプリケーションでは一般的に4Kまたは8Kのブロックサイズが使用され、大容量ファイルの読み書きには128Kまたは256Kなどが使用されることがあります。

Windowsでブロックサイズを4Kから64Kに変更する理由

最初に、クラスタの標準が512バイトでした。でも、技術の発展とともに、現在のクラスタは一般的に4Kで、64Kはゲーム、3D映画、HD写真などの大容量ファイルの保存に使用されます。

従来の512セクタ(512バイト)製品の代わり、次世代4Kセクタ(4KB)製品が主流となります。Warcraft(ウォークラフト)、Overwatch(オーバーウォッチ)などのゲームやインストールパッケージは大きなものであり、64Kのような大きなブロックサイズはその性能を大幅に向上させます。

大きなクラスタのあるファイルシステムに小さなファイルを保存すると、一部の容量が無駄になります。それどころか、小さなクラスタのあるファイルシステムに大きなファイルを保存すると、データの読み取り/書き込み速度が低下する可能性があります。

また、パーティションの作成/フォマード時、適当なアロケーションユニットサイズを選択すると、最大パーティションサイズも変わる可能性もあります。

これらの場合に、ブロックサイズを変更することが必要です。ここでは、ブロックサイズを4Kから64Kに変更するための3つの無料ツールを紹介します。それぞれのツールの具体的なやり方もご説明します。

Windowsでブロックサイズを4Kから64Kに変更する方法

しかし、4KBから64KBのブロック/クラスターサイズを変更する方法はどうすればいいのでしょうか?以下に、これを行うための最良の3つの方法を提供します。

注意:パーティション上のデータを失いたくない場合、バックアップのためにパーティションをクローンすることをお勧めします。

方法1.Windowsファイルエクスプローラーを使用する

ブロック/クラスタサイズを変更するために、パーティションをフォーマットする際にWindowsファイルエクスプローラーを使用してみることができます。

ステップ 1. 「Windows+E」キーを合わせて押して、ブロック/クラスタサイズを変更したいパーティションを右クリックし、「フォーマット」を選択します。ここではGドライブを例として解説していきます。

ステップ 2. フォーマット画面が表示されます。アロケションユニットサイズ(クラスタサイズ)をクリックし、サイズを選択します。ここでは64キロバイトを選び、「クイックフォーマット」にチェックを入れて、「開始」をクリックします。

ステップ 3. フォーマットについての警告メッセージが表示されたら、「OK」をクリックして続行します。フォーマットが完了するまでしばらくお待ちください。

方法2.コマンドプロンプトを使用する

コマンドプロンプトを使用してブロックサイズを4Kから64Kに変更することもできます。以下の手順に従ってください。

ステップ 1. 「スタート」ボタンをクリックし、検索ボックスに「cmd」と入力し、プログラムを管理者として実行します。

ステップ 2. コマンドプロンプトが表示されたら、「diskpart」と入力して「Enter」キーを押します。

list disk(コンピュータ上のすべてのディスクを表示する)
select disk n(nはブロックサイズを変更したいディスクの番号である)
list partition(選択したディスク上のすべてのパーティションを表示する)
select partition m(mをブロックサイズを変更したいパーティションのドライブ文字を置き換える)
format fs=ntfs quick unit=64k(「format fs=ntfs」はNTFSファイルシステムを指定してクイックフォーマットする・「unit=64k」はブロックサイズ64kを指定する)
exit(プログラムを終了する)

方法3.AOMEI Partition Assistant Standardを使用する

サードパーティ製のソフトウェアを使用してブロック/クラスターサイズを4Kから64Kに変更することは、簡単かつ迅速な方法です。AOMEI Partition Assistant Standardは使いやすいフリーソフトで、データを失うことなくパーティションをフォーマットし、ブロックサイズを4Kから64Kに変更するのに役立ちます。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Standardを起動し、メイン画面でクラスタサイズを変更するパーティションを右クリックして、「パーティションをフォーマット」を選択します。

ステップ 2. 「パーティションをフォーマット」ウィンドウで、パーティションラベルを編集し、ファイルシステムを選択して、ドロップダウンメニューでクラスタサイズを変更できます。ここでは、クラスターサイズを4Kから64Kに変更します。そして、「はい」をクリックします。

ステップ 3. メインインターフェイスに戻り、「適用」と「続行」をクリックして操作を実行します。

ステップ 4. 進行が100%に達するまで待ちます。後、プログラムを終了します。

まとめ

これらの3つの方法は、いずれもブロックサイズを4Kから64Kに変更するのに役立ちます。しかし、比較するとAOMEI Partition Assistantという素晴らしいパーティション管理ソフトを強くお勧めします。

AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードすると、より高度な機能を利用できます。たとえば、ブロック/クラスタサイズを4Kから64Kに変更するだけでなく、再フォーマットせずにNTFSとFAT32の間でファイルシステムを変換したり、パーティションを削除せずにMBRとGPTの間でディスクを変換、パーティションIDを変更したりすることができます。

また、SSDを使用している場合、パフォーマンスを最適化するための4Kパーティションアライメントをサポートしたり、ポータブルなWindows 10 To Go USBを作成したりすることができます。