Win 11/10で起動可能なUSBスティックを作成する - とても簡単です

この記事では、CMDまたは強力なソフトウェアを使用してWindows 11/10で起動可能なUSBスティックを作成する方法について説明します。

投稿者 @ひとみ 2025年06月09日 @ひとみ 最後の更新 2025年06月09日

起動可能なUSBドライブとは何ですか?なぜ必要なのですか?

起動可能なUSBスティックとは、オペレーティングシステムを含んだ外付けドライブであり、コンピューターやノートパソコンを起動するために使用できます。多くのユーザーは、以下の3つの目的でWindows上で起動可能なUSBドライブを作成しようと考えています。

◆ Windows PCを修復する:ウイルス感染、重大なシステムエラー、ハードディスクの故障などによりPCが正常に起動できない場合でも、起動可能なUSBスティックを使えば、安全にPCを再起動して修復を行うことができます。
◆ オペレーティングシステムのクリーンインストール:USBスティックを使って、オペレーティングシステムをクリーンインストールすることが可能です。これは、CDやDVDからインストールするよりもはるかに高速で簡単です。
◆ 使い慣れた環境を持ち運ぶ:起動可能なUSBスティックを使えば、ポータブルなWindows環境をどこにでも持ち運べます。新しいPCなど他のマシンでも、インストールせずにいつもの環境をそのまま利用できます。

起動可能なUSBドライブを作成するためのツールを選択する

起動可能なUSBドライブを作成するためのツールやソフトは多く存在します。以下のポイントを参考に選びましょう。

  • 互換性:使用するツールが、すべてのWindowsバージョンに対応しているか確認しましょう。
  • 使いやすさ:初心者でも簡単に扱えるインターフェースであることが大切です。
  • 機能:必要な機能が揃っているか(例:Windows 10のブータブルUSBを作成する機能など)。
  • サポート体制:トラブル発生時にしっかりとした技術サポートが受けられるかどうかも重要です。

USBスティックを起動可能にする方法

前述のように、起動可能なWindows USBドライブはさまざまな状況で使用できるため、Windowsで起動可能なUSBドライブを作成するプロセスも多少異なります。でも心配しないでください。この記事では、上記の3つの目的に応じて、Windows 7、8、10、11で起動可能なUSBドライブを簡単に作成する方法を説明します。

パート1. OSのインストール用にUSBスティックを起動可能にする

まず、Windows OSをインストールするためのUSBスティックを作成する方法を説明します。

★注意事項
32ビット版のOSを使用する場合は4GB以上、64ビット版の場合は8GB以上のUSB容量が必要です。
この作業ではUSBスティックが完全にフォーマットされるため、大切なデータは事前にバックアップしてください。

ステップ 1. スタートメニューから「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を管理者として実行します。

ステップ 2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを順番に入力し、それぞれEnterキーを押します:

  • diskpart
  • list disk
  • select disk #
  • clean
  • create partition primary
  • select partition 1
  • format fs=ntfs quick
  • active
  • exit
※UEFI対応のUSBを作成する場合は「format fs=fat32 quick」と入力してください。

ステップ 3. コマンドプロンプトはまだ閉じないでください。

ステップ 4. 次にWindowsのインストールDVDをパソコンに挿入します。 エクスプローラーを開いて、DVDドライブの文字(例:D:)とUSBドライブの文字(例:H:)を確認します。

ステップ 5. コマンドプロンプトに戻り、「D: CD BOOT」と入力し(DVDドライブ文字を D: に置き換えます)、Enterキーを押します。もう一度「CD BOOT」と入力してEnterキーを押します。

BOOTSECT.EXE /NT60 H:」(USBスティックの文字を H: に置き換えます)と入力し、Enterキーを押します。

ステップ 6. 最後に、エクスプローラーを使ってDVDのすべてのファイルをUSBドライブにコピーします。これでUSBスティックからOSのインストールが可能になります。

パート2. Windows修復用の起動可能なUSBドライブを作成する

ハードディスク障害などでWindowsが起動しない場合は、Windows修復用の起動可能なUSBドライブが役立ちます。ここでは、AOMEI Partition Assistantを使った方法をご紹介します。

このソフトは、起動用USBドライブの作成だけでなく、ブート修復MBRの再構築、不良セクタチェックと修復など、起動の問題を解決するための関連機能も提供されます。

今、このソフトウェアをダウンロードして、Windowsを修復するための起動可能なUSBスティックを作成する方法をご紹介します。

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注:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。※保証:❶24時間メールサポートを提供します。❷90日以内無条件で返品・返金致します。

ステップ 1. USBドライブを動作中のWindowsコンピュータに接続し、AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして実行します。メインインタフェースの右上隅にある「ツール」をクリックして、「ブータブルCD/USBを作成」ボタンをクリックします。ポップアップウインドウに「次へ」をクリックします。

ステップ 2. 「USBブートデバイス」のドロップダウンメニューにUSBドライブを選択して「続行」をクリックします。

ステップ 3. 次に、USBがフォーマットされるため、重要なデータをバックアップしてくださいと表示されます。完了したら、「はい」をクリックしてください。

ステップ 4. そして、「はい」をクリックした後、WinPEブータブルUSBの作成が開始します。数分がかかるので、少々お待ちください。

注意:ブータブルUSBドライブには、プリインストールされたAOMEI Partition Assistantが含まれています。

ステップ 5. プロセスが完了したら、起動に問題があるコンピューターに起動可能なUSBドライブを挿入します。ブート順序を変更して、コンピューターを起動可能なUSBドライブから起動します。

その後、AOMEI Partition Assistantを開いて、次のような問題を修正できます。「MBRの再構築」機能や「ブート修復」を選択できます。

または、「詳細」の「パーティションをチェック」を選択して、パーティションに不良セクタがあるかどうかを確認し、必要に応じて修復することもできます。これら3つの機能は、Windowsの起動エラーを修復するために最もよく使用されます。

パート3. ポータブルWindowsデバイス用のUSBスティックを起動可能にする

上記の2つの目的に加えて、ポータブルWindows起動可能なUSBスティックを作成したいユーザーもいます。このタスクのために、AOMEI Partition Assistantには、「Windows To Go Creator」機能も搭載されており、ポータブルWindows環境の作成が可能です。これは、Microsoftの公式「Windows To Go」よりも柔軟性が高く、以下のような特長があります。

認定/非認定のUSBスティックの両方に対応します。
Home、Pro、Enterprise、Educationなど、Windows 11/10/8/7のあらゆるエディションに対応します。
Windows ISOファイルの有無にかかわらず、ポータブルWindows 11/10/8/7 USBフラッシュ ドライブを作成できます。
ほとんどの場合、32GBではなく13GBのUSBスティックで動作します。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロード、インストール、起動します。ツールバーの「ツール」タブをクリックし、ドロップダウンメニューから「Windows To Go Creator」をクリックして開きます。

ステップ 2. Windows向けかMac向けか選択します。一般的に「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選びます。

ステップ 3. Windows 10 To Go USBの作成方法に2つの選択があります。

①インストールディスク/ISOでWindows To Goを作成

ISOファイルまたはインストールディスクからイメージファイルを選択して、Windows 10をUSBドライブにインストール・展開します。選択したWindowsバージョン・エディションに制限がありません。すべてのWindows ISOファイルが利用可能です。

②現在のシステムでWindows To Goを作成

もし、現在動かしているPCと同じWindowsをインストールしたいなら、「現在のシステムでWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。

それはWindowsとアプリケーションをUSBドライブに丸ごとコピー(クローン)します。すべてのデータはもれなくそのままUSBドライブに移行され、USBドライブから起動できるようにします。内蔵HDD・SSDにそっくりな「Windows To Goワークスペース」を作成します。初期化と設定などが要りません。

ステップ 4. Windows 10インストール先のUSBドライブを選択します。選択したUSBメモリに制限がありません。任意のUSBメモリが選択可能です。USB接続であれば、外付けHDDやSSDでも構いません。

ステップ 5. 「データが完全に消去される」という警告メッセージが表示されます。事前にバックアップを取っておいた場合、「はい」をクリックして作業を開始します。完了までさほど時間はかかりません。

AOMEI Partition AssistantでWindows To GoワークスペースをUSBドライブに作成した後、USBドライブを別のパソコンに接続して、BIOS設定で起動デバイスの優先順位を変更します。つまり、USBドライブからパソコンをブートするように設定します。そして、会社のPCで自宅のPCと同じWindows環境を使用することができます。

USBスティックからどうやって起動するのですか?

USB スティックから起動するには、ブートマネージャーまたはBIOSでブート順序を設定する必要があります。

ステップ 1. USBを挿入したまま、コンピュータの電源を入れます。

ステップ 2. 初期起動画面が表示されたら、BIOSキー(F2、F3、F4、F7、F8、BIOSを作成したメーカーにより異なる)をタップします。

ステップ 3. BIOSセットアップが起動します。そして、矢印キーで「Boot」タブを選択します。

ステップ 4. 「Change boot order」を選択し、USBをブートシーケンスの最初のものに移動します。

ステップ 5. 変更を保存して終了すると、USBからPCが起動します。

結論

本記事では、Windows 11/10/8/7で使用できる、起動可能なUSBドライブの作成方法を目的別に紹介しました。ニーズに合った方法を選び、必要なツールを活用してください。なお、サーバー向けの起動ディスクが必要な場合は、AOMEI Partition Assistant Serverの利用を検討してください。

起動可能なメディアを作成するための他の2つのツール

1. Rufus

Rufusは、USBメモリから起動可能なディスクを作成できるツールです。WindowsやLinuxのISO、MS-DOS、DDイメージに対応し、FAT、FAT32、UDF、NTFSなどをサポートします。ただし、ある程度の技術知識が必要なため、初心者にはやや難しいかもしれません。

2. UUByte ISO Editor

UUByte ISO EditorはmacOSでWindows用の起動可能USBを作成したい場合に便利なツールです。ISOの作成・編集・抽出・USB書き込みなど、5つの機能を提供し、WindowsとmacOSの両方に対応しています。

よくある質問

Q:どのUSBスティックでも起動可能にできますか?

はい。GPT(UEFI)またはMBR(BIOS)形式の適切なブートパーティションが作成されていれば、どのUSBスティックでもブート可能です。なお、ブートパーティションは、ブートに使用するISOファイルよりも大きく、USB 3.0対応のドライブの使用が推奨されます。

Q:USBスティックにOSをインストールできますか?

はい。インストールメディア(USBドライブまたはDVD)を使用して、Windowsの新しいコピーをインストールしたり、クリーン インストールを実行したり、Windowsを再インストールしたりできます。

Q:一部のUSBスティックが起動できないのはなぜですか?

多くのUSBスティックはNTFSでフォーマットされていますが、FAT32でない場合、一部のPCでは認識されず起動できません。起動しない場合はFAT32でのフォーマットを確認してください。