［完全ガイド］Windows 10／11でUSBメモリに複数のパーティションを作成する

USBメモリに複数のパーティションを作成する理由

今日、USBメモリは私たちの日常生活になくてはならないものです。その携帯性と利便性から、重要なデータやファイルを保存するためにUSBドライブを使い続けています。時間の経過とともに、USBドライブのストレージスペースはますます大きくなり、Windows 10バージョン1703以降、USBドライブのようなリムーバブルメディア上の複数のパーティションがサポートされるようになりました。人々はUSBを最大限に活用するために、複数のパーティションを作成する傾向があります。

複数のパーティションを作成することで2つのメリットがあります：

●①OS混在環境あり：

OSが混在している環境で作業している人にとって、複数のUSBパーティションを作成することは、異なるOS間の切り替えを容易にします。例えば、Windows 10で使用しているUSBはexFATでコーディングされ、ある日Linuxベースのコンピュータを手に入れたとします。ファイルシステムに互換性がないため、新しいコンピュータでUSBのファイルにアクセスすることはできません。そこで、USBに2つのパーティションを作成し、1つをexFAT、もう1つをExt 4にすれば問題は解決します。

●②フル活用：

複数のパーティションを作成することで、USBのストレージスペースをフル活用することができます。例えば、FAT32でコーディングされたUSBドライブで作業しなければならない場合、使用できる容量は32GBしかなく、ストレージが大きい場合は文字通り無駄になってしまいます。Windows7、8、10、11のUSBドライブに複数のパーティションを作成する機能を使えば、デバイスの全領域を活用することができます。

USBメモリに複数のパーティションを作成する方法

初心者には難しいと感じるかもしれませんが、このチュートリアルでは、すべての手順を徹底的に説明します。ご心配なく、ステップバイステップでついてきてください。

方法1：Windows内蔵のディスク管理で複数のパーティションを作成する

ディスクの管理とは、Windowsに内蔵されているユーティリティツールで、ディスクパーティションを管理することができます。

ステップ 1. 「Windowsキー＋Rキー」を押し、「diskmgmt.msc」と入力し、「OK」をクリックして「ディスクの管理」を開きます。

ステップ 2. USBメモリを探し、未割り当て領域を右クリックし、表示されるメニューから「新しいシンプルボリューム」を選択します。

ステップ 3.「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」が表示され、「次へ」をクリックします。ボリュームサイズを指定し、ドライブ文字またはドライブパスを割り当て、「次へ」をクリックします。複数のパーティションを作成するので、1つのパーティションを作成するとき、未割り当て領域をすべて使い切らないでください。

ステップ 4. 「パーティションのフォーマット」画面でファイルシステムを指定して、好きなボリュームラベルを選択でき、「次へ」をクリックします。

ステップ 5. 最終確認画面で確認し、「完了」をクリックします。

ステップ 6. 未割り当て領域で同じ手順を繰り返し、2つ目のパーティションを作成します。

方法2：Diskpartコマンドで複数のパーティションを作成する

Diskpartは、コマンドを使用してディスクパーティションを管理するための良いツールでもあります。エラーは深刻なデータ損失を引き起こす可能性があるので、コマンドを入力するときに注意する必要があります。

ステップ 1. 「Windowsキー＋Rキー」を押し、「diskpart」と入力し、「Enter」キーを押してDiskpartユーティリティを開きます。

ステップ 2. DiskPartプロンプトで、以下のコマンドを入力して、各コマンドの後に「Enterキー」を押してください。

list disk（コンピュータ上のすべてのディスクを表示します。）

select disk n（ディスクを選択します。※nはUSBメモリのディスク番号を意味します。）

clean（ディスクの内容を消去します。）

create partition primary（ディスクにプライマリパーティションを作成します。サイズを決める場合は、create partition primary size=20000を入力してください。20000は20.00GBを意味します。必要に応じて数字をチェンジして、サイズを決めることができます。）

format fs=ntfs quick（「ntfs」はファイルシステムフォーマットで、「quick」フォーマットプロセスを高速化します。）

ステップ 3. Diskpartユーティリティで同じ手順を繰り返し、2つ目のパーティションを作成します。

方法3：サードパーティのフリーソフトで複数のパーティションを作成する

Diskpartは便利な機能だが、その処理には非常に時間がかかります。私の場合、終了まで30分ほど待ちました。一方、Diskpartのすべてのステップは元に戻せないので、細心の注意が必要です。

ここでは、AOMEI Partition Assistantをおすすめします。AOMEI Partition Assistantは、必要に応じて、NTFS／FAT32などのファイルシステムでプライマリ／論理パーティションを作成することができます。パーティションの移動もサポートしています。「ディスクの管理」とDiskpartで表示されたパーティションのサイズが32GB以下なら、FAT32ファイルシステムのパーティションを作成しかできません。しかし、AOMEI Partition Assistantにはそのような制限はありません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを実行します。

ステップ 2. USBメモリのパーティションを右クリックし、表示されたドロップダウンメニューから「パーティションを作成」を選択します。

ステップ 3. ポップアップウィンドウで、選択したパーティションの境界線をドラッグ、あるいはドロップしてサイズを変更します。ハンドルを長くすれば、パーティションのサイズを拡張できます。「詳細」をクリックして、新しいパーティションのパーティションラベル、パーティションタイプなどを設定できます。その後「はい」をクリックします。

ステップ 4. 結果をプレビュー後、［適用］→［続行］をクリックして保留中の操作を実行します。

ステップ 5. メイン画面で同じ手順を繰り返し、2つ目のパーティションを作成します。

まとめ

こに記事では、USBドライブに複数のパーティションを作成する3つの方法を紹介しました。それぞれの方法には特徴がありますが、3番目のAOMEI Partition Assistantが便利でおすすめします。この強力なソフトウェアはUSBに複数のパーティションを作成できるだけでなく、さらにパーティションの結合、パーティションの消去なども簡単にできます。Windows Serverを使用している場合は、AOMEI Partition Assistant Serverエディションを試すことができます。