Diskpartの「clean all」コマンドでSSDを完全消去する方法【簡単ガイド】
SSDを初期化したいけど方法が分からない?Diskpartの「clean all」コマンドを使えば、SSDを完全に消去することができます。この記事では、初心者でも安心して操作できる具体的なステップを紹介。
SSDドライブのデータを消去する必要があるのいつ?
SSD(ソリッドステートドライブ)は、高速な読み書きができるため、多くのコンピューターユーザーに好まれています。しかし、以下のような理由でSSDドライブのデータを消去することが必要になることがあります。
例えば、個人情報を守るため、新しいデータのために空き容量を作るため、SSDの性能を向上させるため、または再利用するためです。
Diskpartの「clean all(意味:すべてをクリーンアップ)」は何をするの?
SSDをきれいにしたい場合、DiskPartのcleanまたはclean allコマンドを使えます。どちらもディスクを消去しますが、少し違いがあります。
- 「clean」コマンドは、SSDのすべてのパーティションを削除しますが、データは削除されたとマークされるだけで、ドライブはゼロにはなりません。このデータは復元ソフトで取り戻せます。
- 「clean all」コマンドは、ドライブの内容を完全に消去します。各セクターにゼロを書き込み、データを完全に消去します。この場合、削除されたデータは一般的なツールでは復元できません。
ステップバイステップ:SSDで「clean all」コマンドを使う方法
DiskPartのclean allコマンドを使うと、SSDのすべてのデータをクリーンアップします。以下に、その手順を説明します。
- 続ける前に:
- 「ディスクの管理」を開いて、削除したいSSDのディスク番号を確認し、正しいディスクを選んでいるか確認してください。 重要なデータがある場合は、無料のバックアップソフトを使って別のハードドライブにバックアップを取っておきましょう。
手順 1. タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果に「コマンドプロンプト」を右クリックしてポップアップメニューから「管理者として実行」をクリックします。
手順 2. コマンドプロンプトのウインドウに「diskpart」と入力してEnterを押します。
手順 3. 「list disk」と入力してEnterを押します。PCに接続しているディスクがリストアップされます。
手順 4. 「select disk m」と入力してEnterを押します。(「m」はSSDのディスク番号を表します。)
手順 5. 「clean all」と入力してEnterを押します。
手順 6. 消去プロセスが終わったら、「exit」を入力し、Enterを押してコマンドプロンプトのウインドウを閉じます。
SSDのDiskpart「clean」と「clean all」コマンドに関するよくある質問
Q:Diskpartの「clean all」にはどれくらいの時間がかかりますか?
A:消去したSSDの容量は64GBですが、調べてみると消去にかかった時間は「約1時間」でした。※この時間は私の環境でテストした結果です。パソコンの性能や使用状況によって、消去時間は変わることがありますので、参考程度にしてください。
Q:SSDドライブでclean allコマンドを使用しても安全ですか?
A:各セクターに0を書き込むことでSSDの寿命が短くなる可能性があるため、ソリッドステートドライブで「clean all」を頻繁に行うのは避けた方が良いです。
Q:SSDがディスクリストでオフラインになっている場合はどうなりますか?
A:ディスクリストでSSDのステータスがオフラインの場合、ディスクを選択した後に、すべてのクリーンコマンドの前にディスクオンラインコマンド(online disk)を実行する必要があります。
GUIツール:SSDをより安全に消去する
WindowsのコマンドプロンプトでSSDの消去が終わらない場合や、時間がかかると感じた場合は、AOMEI Partition Assistantを試してみてください。このGUIツールは、専門家だけでなく初心者にも使いやすい設計です。
Diskpartの「clean all」コマンドと比べて、「SSDの完全消去」機能は、SSDの寿命やパフォーマンスに影響を与えずにデータを消去できます。ただし、この機能は現在、Windows 7のコンピューターでのみ利用可能ですので、手順を実行する前にターゲットSSDをWindows 7のPCに接続してください。
手順 1. 消去プロセスがうまくいくように、USBポート経由でSSDを接続しないでください。
手順 2. AOMEI Partition Assistantを開いて、メイン インターフェイスの上部にある「消去」をクリックし、「SSDの完全消去」を選択します。
手順 3. 完全消去の知らせをよく読んだあと「次へ」をクリックします。
手順 4. そして消去したいSSDを選択して「次へ」をクリックします。
手順 5. 間違えたSSDを消去しないように、SSDの識別情報を再度確認してください。下の画面からSSDはフリーズ状態であることを知っています。このロックを解除できない場合、SATAケーブルを抜き、そして挿入することができます。
手順 6. SSDを再接続した後、SSDの完全消去を再試行してください。完全消去はほぼすぐに完了しました。
完了した後、SSDは1つの未割り当て領域として表示されます。この完全消去はSSDから全てのデータを完全に消去できます。削除された全てのデータは回復できません。
SSDドライブを簡単かつ安全にクリーニングできるだけでなく、AOMEI Partition AssistantはWindows 11/10/8/7のドライブパーティション管理に役立つ多くの便利な機能も提供しています。
▸SSDパーティションの調整により、データの読み書き速度が向上します。
▸オペレーティングシステムをハードドライブからSSDまたはHDDに移行できます。
▸SSD、HDD、SDカード、USBフラッシュドライブから削除されたパーティションを復元します。
▸SSDはHDDとデータの書き込み方法が違うため、同じ方法でデータを消去することができません。HDDの消去方法も提供します。
▸パーティションを削除せずに、ブートディスクをMBRからGPT、またはその逆に変換できます。
まとめ
この記事では、SSDでDiskPartの「clean all」を行う方法を紹介し、SSDドライブを安全にクリーンアップするためのより良い選択肢を見つけました。自分のニーズに合った方法を選べるようになります。AOMEI Partition Assistantを使えば、ディスクパーティションをより簡単に管理できます。この多機能プログラムを無制限のWindows PCやサーバーにインストールしたい方には、無制限版が最適です。