外付けHDDがフォーマットされていません │ 原因と対処法
突然、外付けHDDにアクセスできなくなりました。その際、「フォーマットされていません」とエラーメッセージが表示されます。外付けHDDの記憶装置でこのエラーを引き起こす原因はいろいろあります。この記事では、このエラーが発生する原因と解決方法をご紹介します。
外付けハードドライブをフォーマットできない
1TBのSeagate外付けドライブを持っていますが、プラグを差し込むと、「フォーマットされていません」というエラーが表示されます。Seagate外付けドライブはフォーマットできないので、NTFSパーティションを作成できません。どうしてこのエラーが発生しますか?このエラーを修正する方法がありますか?助けてください!
- あるユーザーからの質問
実際、多くのユーザーは、外付けHDD/SSD、マイクロSDカード、USBフラッシュドライブ、ペンドライブなどをフォーマットしようとすると、外付けハードドライブをフォーマットされないという問題に遭遇しました。「Windowsはフォーマットを完了できませんでした」または「フォーマットを正常に完了できませんでした」というエラーメッセージが表示される場合があります。
なぜ外付けHDDをフォーマットされていませんか?
一般的に、外付けハードドライブのフォーマットの失敗は、次の要因によって引き起こされる可能性があります。
✸マルウェアまたはウイルス感染
✸不良セクタ
✸DLL、SYSまたはEXEファイルが見つからないか破損している
✸破損したハードディスクパーティション
✸ドライブのフォーマットが正しくない
✸互換性のない/古いハードウェアドライバーまたはBIOS
そのため、様々な外付けハードドライブがフォーマットされていない問題に遭遇するかもしれません。たとえば、「Xドライブのディスクは、フォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」、「ドライブX:を使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」、「X:にアクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」、「X:にアクセスできません。このボリュームは認識可能なファイルシステムではありません。」など。
これらの場合は、どうやって解決しますか?ご心配なく、以下の内容を読み続けてください。
5つの対処法:外付けHDDがフォーマットされていません
この記事では、seagate、WD、または他のブランドの外付けハードディスクのフォーマットができない問題を解決するいくつかの効果的な方法をご提供します。
対処法1:USBケーブルを接続し直す/別のパソコンにプラグインしてみる
「外付けHDDがフォーマットされていません」という問題に遭った時は、まず、USBケーブルを接続し直す、あるいは別のパソコンにプラグインしてみてください。
外付けHDDとPCの接続に問題があり、フォーマットが失敗する場合が考えられます。
まずは接続に使用しているUSBケーブルを、一度接続し直してからフォーマットを試して下さい。また、接続しているUSBポートに問題があるケースも考えられます。PCの別のUSBポートに接続して再度フォーマットできないか試して下さい。USBの再接続、接続ポートの変更で正常にフォーマットができれば問題ありません。
パソコンが複数台ある時は、別のパソコンに接続してフォーマットができないか試してみて下さい。別のパソコンで初期化が正常に行える場合、使用していたパソコン側に問題があると考えられます。別のパソコンでもファーマットができない場合は、外付けHDD自体に問題があることが考えられます。
対処法2:マルウェア・ウイルスの有無を確認する
外付けHDDがマルウェアやウイルスに感染しているとフォーマットができないことがあります。
外付けHDDをウィルススキャンするには、Windowsに標準搭載されているセキュリティ対策ソフト「Windowsセキュリティ」を使って、ウイルス
・スパイウェア・マルウェアなどの悪意あるソフトウェアをスキャンできます。手順は、次のとおりです。手順 1. スタートをクリックし、メニュー
から「Windowsセキュリティ」を選択します。手順 2. Windowsセキュリティ画面で、「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。
手順 3. 右ペインで
「クイックスキャン」をクリックします。
すると、このようにクイックスキャンがはじまります。
対処法3:CMDを使用して外付けHDDを強制的にフォーマットする
手順 1. フォーマットが必要な外付けハードドライブ(HDD/SSD、USBドライブまたはその他のデバイス)をPCに接続します。
手順 2. 「Win+R」を押して、「ファイル名を指定して実行」に「cmd」と入力し、「Enter」を押してコマンドプロンプトを起動します。
手順 3. 「diskpart」と入力してEnterキーを押します。
手順 4.「list disk」と入力し、Enterキーを押して、コンピューター上のすべてのディスクを表示します。
手順 5. 「list disk 1」と入力し、Enterキーを押します(1は外付けハードドライブのドライブ文字です)。
手順 6. 「clean」と入
力してEnterキーを押します。手順 7. 「create partition primary」と入力してEnterキーを押します。
手順 8. 「format fs=fat32 quick」または「format fs=ntfs quick」と入力し、Enterキーを押して、ドライブをFAT32またはNTFSファイルシステムにリセットします。
手順 9. 「assign letter F:」と入力してEnterキーを押します(必要に応じてFを他の文字に置き換えることができます)。
手順 10. 最後に、「exit」と入力し、Enterキーを押してプロセスを完了します。
対処法4:無料のパーティションマネージャで外付けHDDを強制フォーマットする
それでもDiskPartを使用して外付けハードドライブをフォーマットできない場合は、AOMEI Partition Assistant Standardを試すことをお勧めします。Windowsに付属しているフォーマットツールと比較すると、より強力な機能があり、次の利点があります。
★大容量ハードドライブ(32GB以上)をFAT32ファイルシステムとしてフォーマットできます。
★Windows環境でハードディスクをExt4/Ext3/Ext2へフォーマットできます。
★内蔵ハードディスクをexFATに簡単にフォーマットできます。
★RAW、書き込み禁止、破損したハードドライブを強制的にフォーマットできます。
したがって、外付けハードドライブをFAT32またはNTFSとしてフォーマットできない場合は、無料かつ強力なAOMEI Partition Assistant Standardをダウンロードして、3回クリックするだけで外付けハードドライブを強制的にフォーマットできます。
手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行します。コンピューター上のすべてのディスクがメインインターフェイスに表示されます。フォーマットできない外付けHDDを右クリックし、「パーティションをフォーマット」をクリックします。
手順 2. 次に、フォーマットパーティションウィンドウがポップアップ表示され、パーティションラベル、ファイルシステム、それにクラスタサイズなどを設定できます。そして「はい」をクリックします。
手順 3. メインインターフェースに戻り、左上隅で「適用」をクリックし操作を実行します。
通常、これらの3つの手順により、外付けハードドライブがフォーマットされるはずです。
対処法5:外付けHDDの不良セクタをチェックする
不良セクタとはハードディスクまたはフラッシュメモリなどの記憶媒体において、何らかの障害によって利用できなくなったセクタです。HDDを長期間使用していると不良セクタは必ず出ます。したがって、フォーマットが失敗する場合は、不良セクタの管理システムのエラーが考えられます。
そのため、外付けHDDの不良セクタをチェックして、管理システムを修復することで正常にフォーマットできる可能性があります。
Windowsで不良セクタをチェックするには、二つの方法があります。
CHKDSKを実行する
CHKDSKはHDDのエラーとその上の不良セクタをスキャンします。その中の「chkdsk /f」コマンドはシステムで見つかった問題を自動で修正します。
手順 1. 検索ボックスに「CHKDSK」と入力して右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
手順 2. コマンドプロンプトで、「CHKDSK c: /f」(*は、スキャンして修復する特定のドライブのドライブ文字を表します)と入力して、Enterキーを押します。
手順 3. CHKDSKの実行が完了すると「exit」と入力して、コマンドプロンプトを終了します。再度フォーマットができないか試して下さい。
多くのユーザーは、CHKDSKを使用してこの問題を修正したいと考えています。ただし、CHKDSKを実行すると、次のエラーが発生する場合があります:「ファイルシステムの種類がRAWです。CHKDSKはRAWドライブでは使用できません」
サードパーティ製のツールを使用する
CHKDSKはHDDエラーをチェックできますが、一部のユーザーは、マンドを誤って使用すると、データを失う危険性があります。その他、CHKDSKを実行するとき、上述のエラが発生することがあります。こういう時、専門的なサードパーティ製のツールを使ってHDDエラーをチェックする必要があります。
ここでは、無料のAOMEI Partition Assistant Standardを使用することもできます。このソフトの「パーティションをチェック」機能を使用すると、Windowsで不良セクタを確認して修復することができます。パソコン初心者までも簡単に操作しやすいし、安全です。
手順 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールし、起動します。メイン画面で、チェックしたいパーティション(不良セクタがあるドライブ)を右クリックし、「詳細処理」⇒「パーティションをチェック」を選択します。
手順 2. エラーをチェックする方式を選択し、「はい」をクリックします。
手順 3. ポップアップウィンドウで「開始」ボタンをクリックして不良セクタのチェックを実行します。
最後
この記事では、「外付けHDDがフォーマットされていません」という問題の対処法を詳しく紹介しました。適切な方法を選択してください。
AOMEI Partition Assistantは、外付けハードドライブがフォーマットできないという問題を簡単に解決できる優れたフォーマットツールです。 AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードして、より高度な機能(例えば、ボリュームを削除せずにMBRとGPTの間で変換し、空き領域を割り当てて、MBRディスクをGPTにクローンするなど)を実行して、ディスクパーティションの管理のパフォーマンスを向上ことができます。
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