HDDデータ完全消去ソフトのおすすめ人気ランキング10選【有料・無料】
PCまたはHDDを買い替える際、古いデータの削除が必要です。データを「ゴミ箱」に入れて削除するだけではデータが残る可能性があるため、データ完全消去ソフトの利用をおすすめします。本記事では、データ消去ソフトの比較ポイント、おすすめのHDDデータ消去ソフト(有料・無料)を紹介します。ソフトの選び方も解説しているので、最適な製品を見つけるためにぜひ参考にしてください。
データ消去とは?
「データ消去」とは、パソコンのハードディスクなどからデータ(メールの内容やメールアドレス、音楽ファイル、写真、メモ帳やエクセル・ワードデータなどのこと)を完全に削除して読めなくすることを指しています。完全に削除するため、その後はデータにアクセスできなくなります。復元ソフトなどを使用してもデータを復旧することができません。
ハードディスク(HDD)を使用していた状態のまま廃棄・売却・譲渡すると、こういった記憶媒体の情報を第三者に読み取られ、悪用される恐れがあります。そのため、重要なデータや機密情報の流出を防ぐために、すべてのデータを消去する必要があります。
パソコンのハードディスクに書き込まれたデータを完全に消去するというのはそれほど簡単ではありません。「単純にデータをゴミ箱に入れて削除する」「初期状態に戻す」「HDDを初期化(フォーマット)する」といった方法ではありません。
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データ消去ソフトで消去:専用のデータ消去アプリを使えば、HDDやSSD上のデータを完全に消去できます。パソコンによってはデータ消去アプリが付属している場合がありますが、付属していない場合は購入が必要です。この方法には、データ消去に時間がかかるというデメリットがあります。また故障しているHDD、SSDのデータを消去できません(パソコンが正常に動作している場合にのみ消去が可能です)。
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磁気消去装置で消去:HDDは磁気を利用してデータを保存しているため、強い磁力を与えるとデータが消去されます。この仕組みを利用してデータ消去を行うのが磁気消去装置です。作業が一瞬で終わるため、複数のHDDのデータを消去するのに最適です。故障しているHDDのデータ消去も可能です。磁気消去装置は高価なため、専門業者に依頼してデータ消去を行うのが一般的です。磁気消去を行ったHDDは再使用できないので、売却、譲渡を目的とした消去にはおすすめできません。またHDDのデータ消去にのみ有効で、SSDやUSBメモリなど、磁気を使用しないメディアのデータは消去できないのでご注意ください。
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物理的に破壊:HDDやSSDにドリルで穴を開けたり、強い力で押しつぶしたりして、物理的に破壊することで、データを復元できない状態にします。故障しているHDDやSSDを処分する際に有効です。すでに磁気消去したHDDも、さらに破壊することでより安全な状態になります。自分で破壊するためには分解が必要で、作業に危険が伴います。また破壊が不十分な場合、一部のデータが復元できてしまう可能性があるため、専門業者に依頼することをおすすめします。
HDD消去ソフトが必要な理由
HDD消去ソフトは、ハードディスク内のデータを復元不可能なレベルまで消去するための専用ソフトウェアです。どうして専用ソフトが必要なのでしょうか?
💦情報漏洩を未然に防ぐために
一般的にデータを消す際は、ゴミ箱に不要なデータを入れて削除する人が多いでしょう。しかしゴミ箱内のデータを空にしても、専用の復元ツールを使えば元に戻すことができます。ディスクがやがて寿命を迎えて廃棄する際には、第三者の手にHDDが渡り、データが復元される可能性があります。
企業の機密情報が第三者の手に渡ることだけでも問題ですが、その情報が悪用される可能性もあります。情報漏洩の事実が世間に知れると、社会的信頼も失墜し、業績にも影響するでしょう。個人情報や機密情報の漏えいを防止するために、HDD消去ソフトを使用して、データを復元不可能な状態まで完全に消去する必要があります。
💿HDDを再利用可能にするために
磁気消去装置を使用するかハードディスクを物理的に破壊して、データを完全に消去する場合、HDDが使えなくなるので、第三者に売却・譲渡することができません。しかし、HDD消去ソフトを使用して、データを完全に消去した後、HDDが再利用可能であるので、売却、譲渡を目的とする場合、HDD消去ソフトが必要です。
有料ソフトと無料ソフトの違い
HDD消去ソフトには、有料製品とフリーソフトがあります。コストだけを考えれば無料ソフトを使いたくなるかもしれませんが、確実にデータを抹消するなら断然、有料ソフトがおすすめです。両者の特徴を十分に把握して選定しましょう。
🔎データ消去の性能の違い
フリーソフトは、消去の確実性に劣る傾向があります。データ削除の上書き回数が少なかったり、特定の情報しか削除できなかったりする可能性があり、わずかな情報が残るケースがあります。個人使用のパソコンで重要な情報を入れたことがないのであれば、情報が完全に消去しきれていなくても問題にならないかもしれませんが、企業として自社の情報を守りたいのであれば、コストがかかっても有料製品を使うほうが安全です。
🔎消去時間と操作性の違い
有料ソフトは、データが完全に削除されるまでの時間が短かったり、ソフト内の操作が快適だったり、無料ソフトよりも使い勝手がいいのが特徴です。無料ソフトは、消去までに時間がかかることが少なくありません。また、操作性も劣り、不便に感じることが多いでしょう。複数のパソコンをまとめて廃棄する場合など、作業効率が求められる場面では頼りないと感じてしまう可能性があります。
HDD消去ソフトの選び方
HDD消去ソフトは、どのような観点で比較・検討すればよいのでしょうか?最適な製品を選べるよう、ここでは7つの比較ポイントを紹介します。
⭕対応OSの種類とバージョン
対応しているOSやそのバージョンは、データ消去ソフトによって異なるため注意が必要です。基本的に、多くの製品はWindowsの新しいバージョンには対応しています。しかし、Mac OSには対応していなかったり、Windowsであっても古いバージョンには対応していないことがあります。
⭕消去方法のレベル
データの消去方法には、複数の方式が存在します。「復元の難しさ」によって規格が分けられ、データの上書き回数が多くなったり、書き込みが複雑になったりするほど、復元困難となり、データ抹消に時間がかかります。
👇代表的な方式は以下の通りで、下に行くほど復元が困難でデータ抹消度が高いです。
ゼロライト方式 |
データ領域をゼロで上書きするためツールによる復元は不可能 ただし残留磁気を使った装置なら復元される可能性あり |
ランダムライト方式 |
データ領域を乱数で上書き ゼロライト方式と同様でツールによる復元は不可能だが 残留機器を使った装置なら復元可能性あり |
DoD5220.22-M方式 |
ディスク領域をゼロ→0xff→乱数で上書きし、最後に書き込み検証を行う 磁気消去や物理破壊が行われるためセキュリティ性が高く 官公庁などでも利用されている |
グートマン方式 |
ディスク領域に対して乱数を4回→固定値を27回→ 乱数を4回のあわせて35回の上書きを行う方法 残留磁気装置でも復元不可能 |
情報が漏洩してもそこまで問題にならない情報であればゼロライト方式やランダムライト方式での消去で問題ないでしょう。ただし企業の秘匿情報等が含まれる機密情報に触れているPCなどではリスクがあるため、DoD5220.22-M方式やグートマン方式がおすすめです。
⭕CDブート機能
通常、PCはハードディスクにOSを読み込んで起動しますが、不具合などでハードディスクからの起動ができない場合があります。OSが起動しなくても、データを復元させることができるので注意が必要です。
データ復元のリスク対策として、「CD」からOSを読み込んでPCを起動させるのがCDブート機能です。CDブート機能を使えばOSごと情報を削除できるため、未然に情報漏洩を防ぐことができます。
ただし、最近ではCD-ROMドライブがないパソコンも少なくありません。その場合でも利用可能なUSBで同じことができる製品も存在します。必要に応じて検討しましょう。
⭕対応できるパソコンの台数
データ抹消ソフトの中には、データ消去の回数や端末の台数に制限が設けられている場合があります。
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1つのPCに対して1度のデータ消去しかできない
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データ消去は何度もできるが端末は1つだけ
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台数制限はないがデータ消去は1回のみ
当然、1つのソフトで複数回、複数台のデータを削除できる方がお得です。自社で削除したいパソコンの台数や、削除する頻度などを事前に確認し、利用スタイルに適した製品を選びましょう。
⭕外付けメディアの消去
必ずしも削除したいデータが「パソコンの中だけ」にあるとは限りません。外付けSSDやUSBメモリなど外付け機器にデータが入っている場合もあるでしょう。
外付け機器も、通常の削除を行っただけでは復元の可能性があります。そのため、データ抹消ソフト内に「外付け機器のデータ削除機能」があるかを確認しましょう。ソフトによって削除対応している外付け機器の種類は異なるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。
⭕スケジューリング機能
データの消去は、パソコンの廃棄時にまとめて行うとは限りません。セキュリティ性向上のため、日常的に特定のデータを削除したい場合もあるでしょう。
そのようなときは、スケジューリング機能が役立ちます。これは、事前にスケジュールを設定しておけば、設定した日時に対象のデータを削除する機能です。毎回手動で削除していると消し忘れるリスクがありますが、スケジューリング機能を使えば自動削除されるため安心です。
⭕全データの消去と部分消去
消去可能な範囲は製品によって異なります。OSを含めてすべてのデータを完全消去するツールもあれば、特定のフォルダ内にあるファイルのみを削除する製品もあります。
パソコンを廃棄するために導入するなら、完全消去機能を備えた製品がよいでしょう。一方、特定の機密情報だけを消してパソコンを使い続けたいなら、部分消去機能が必要です。
【有料】おすすめのデータ消去ソフト5選
まずは、特におすすめしたい有料のデータ消去ソフトを5つご紹介します。
▶AOMEI Partition Assistant Professional
AOMEI Partition Assistant Professionalは、不要なデータを復元できないように確実に消去するために、様々なツール(「ハードディスクを消去」「パーティションを消去」「SSDの完全消去」「ファイルを破壊」)を提供しています。AOMEI Partition Assistant Professionalはデータ消去ソフトだけでなく、強力なディスクパーティション管理ソフトでもあります。データを失うことなく、パーティションのサイズ変更/移動/作成/削除/分割/結合/クローン、MBRとGPT間でのディスク変換などを行うこともできます。
購入ページ | https://partition.aomei.jp/purchase.html |
対応OS | Windows11、10、8.1/8、7 |
料金(税込) | 無料体験あり 年間更新版:7,568円 無期限版:8,668円 |
データ消去の回数・台数 | 回数は無制限、1ライセンスが2台のPCで使用可能 |
外付け機器のデータ削除 | ◯ |
CDブート機能 | ◯ |
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簡単な操作でデータの完全削除が可能となります。パソコン初心者にもおすすめです。
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OSが起動しなくても、ブータブルCD/USBを作成してデータの完全消去を実行することができます。
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内蔵ハードディスク(SSD)だけでなく、外付けHDD(SSD)やUSBメモリなど外付け機器の消去にも対応します。
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複数の消去方法(「全セクタにゼロを書き込む」「セクタにランダムデータを書き込む」「DoD 5220.22-M」「Gutmann」)をサポートします。
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「全データ消去」と「部分消去」両方をサポートします。HDDやSSDのデータを完全に消去するために「ハードディスクを消去」や「SSDの完全消去」、特定のパーティションやフォルダ内のデータのみ削除するために「パーティションを消去」や「ファイルを破壊」を使うことができます。
👉AOMEI Partition Assistant Professionalを使用してHDDを消去する手順は次の通りです。
手順 1. AOMEI Partition Assistant Professionalのデモ版をダウンロード、インストール、起動します。
✔デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。
✔HDDに大切なデータがあれば、事前にディスククローン(バックアップ)を作成することができます。
✔SSDを消去する場合、専用のSSDデータ消去ツール「SSDの完全消去」を使用してください。
手順 2. 消去したいハードディスクを右クリックし、「ハードディスクを消去」を選択します。
手順 3. ポップアップウィンドウで必要に応じてデータ消去方式を1つ指定します。
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全セクタにゼロを書き込む:すべてのセクタをゼロで上書きします。個人で使うハードディスクの消去によく使われています。安全かつ迅速です。
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セクタにランダムデータを書き込む:ハードディスクをランダムデータで上書きします。一番目の方式よりも安全です。
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DoD 5220.22-M:DoD基準が初めて「米国国家産業保全プログラム運用マニ ュアル」で公開されました。「ゼロの書き込み」と「ランダムデータの書き込み」よりはるかに安全で、Guttmanより速いです。組織やデータサニタイゼーションプロバイダーによく使用されます。
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Gutmann:ハードディスクを35回以上上書きします。最も安全な方法ですが、一番時間がかかります。
手順 4. データ消去を実行するには、ツールバーの「適用」⇒「続行」をクリックします。
▶完璧・データ消去3
フロントライン株式会社が提供する「完璧・データ消去3」は、ファイルやフォルダ単位でデータを消去するツールです。単発での削除のみならずスケジュール消去機能も搭載され、自動かつ定期的に特定のデータを消すことで、手動での消し忘れを防止します。デスクトップ上に焼却炉アイコンを設置し、そこにドラッグアンドドロップをするだけでデータを削除することも可能です。
購入ページ | http://www.fli.co.jp/store_dl_fli/buy/8181.html |
対応OS | Windows10、8、7、Vista、XP |
料金(税込) | 無料体験なし パッケージ版:2,200円 ダウンロード版:1,760円 |
データ消去の回数・台数 | 回数は無制限、1台ごとにライセンスが必要 |
外付け機器のデータ削除 | ◯ |
CDブート機能 | × |
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簡単な操作でデータの完全削除が可能
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スケジュール消去機能で定期的なデータ消去を実施
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外付け機器ではUSBメモリのデータ削除に対応
▶ターミネータ10plus
AOSデータ株式会社が提供する「ターミネータ10plusデータ完全抹消BIOS/UEFI版」は、パソコン廃棄時用のデータ抹消ソフトです。仮にOSが起動しなくても、CDブート機能によって完全抹消が可能です。パソコンやハードディスクだけでなく、サーバやNAS、さらにはSDカードやUSBメモリなどのデータを削除します。WindowsPE版とDOS版の2種類があり、DOS版では最低2MBの低スペックPCのデータも削除できるため、古いパソコンでも心配不要です。法人は、最大3台のPCまでデータ削除に対応しています。
購入ページ | https://terminator.finaldata.jp/tm |
対応OS | Windows11、10、8、7、Vista、XP Windows Server 2012、2008、2003 |
料金(税込) | 無料体験なし パッケージ版:5,478円 ダウンロード版:4,169円 |
データ消去の回数・台数 | 最大35回、台数は個人用が無制限、法人用は3台 |
外付け機器のデータ削除 | ◯ |
CDブート機能 | ◯ |
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OSを含む全てのデータを丸ごと削除
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低スペックのPCにも対応
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法人はPC3台までデータ削除が可能
▶ディスクシュレッダー7
パーソナルメディア株式会社が提供する「ディスクシュレッダー7」は、HDD・SSDのデータ消去ソフトです。外付けHDD・SSDにも対応しています。マウス不要で、キーボードのわずかなボタンだけ(シンプルな操作)で削除作業が行えるのが特徴です。ハードディスクに読み込んでから使うソフトも多い中、同ソフトではDVD-ROMやUSBを使って削除作業を実施するため、インストールも不要です。1つのライセンスで消去可能な回数・台数に制限がなく、リーズナブルに利用できます。ディスクシュレッダーシリーズは、一般的な企業に加え、金融機関や自治体、主要観光庁、教育機関など、幅広い組織に対する導入実績を誇ります。
購入ページ | http://www.disksh.com/ds/products_new.html |
対応OS | Windows、Intel Mac |
料金(税込) | 無料体験あり スタンダード【USBメモリ版】・【DVD-ROM版】:39,600円 |
データ消去の回数・台数 | 回数、台数ともに無制限 |
外付け機器のデータ削除 | ◯ |
CDブート機能 | 要問い合わせ |
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マウス不要でデータ抹消が可能
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DVD-ROMやUSBを用いるため、インストール不要
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データの消去回数・台数制限なし
▶HD革命/Eraser Ver.7
株式会社アーク情報システムが提供する「HD革命/Eraser Ver.7パソコン完全抹消&ファイル抹消」は、10段階の抹消方式に対応したデータ消去ソフトです。0 (ゼロ)や乱数での抹消をはじめ米国陸軍方式や米国防省方式、グートマン方式などさまざまな多彩な抹消方式を採用しています。わかりやすいウィザード形式で操作でき、データを消したいドライブやディスクを選ぶだけで使えます。起動しているWindowsOSごと消すことが可能です。BIOS抹消機能を使えば、起動不可能なパソコンやCDドライブがないパソコンでも、復元不可能な状態までデータを抹消できます。
購入ページ | http://sp-ecs.net/ark/index.php?main_page=index&cPath= 166&zenid=9fsjvvbj4v183r26pifff2k2q7 |
対応OS | Windows10 Fall Creators Update、8.1 Update、7 SP1 |
料金(税込) | 無料体験なし ダウンロード版:3,300円 【ファイル抹消】ダウンロード版:4,400円 |
データ消去の回数・台数 | データ消去:最大10回まで 台数:個人は無制限、法人は3台まで |
外付け機器のデータ削除 | ◯ |
CDブート機能 | × |
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10段階のデータ抹消方式を選べる(最大10回まで繰り返し削除が可能)
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PCを丸ごと(PC本体)、HDD/SDD単位、ディスク単位など単位ごとにデータを抹消できる
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個人は台数無制限、法人は3台のPCまで
▶そのほかの有料データ消去ソフト
データ完全消去マスター 7(日本語に対応):スケジュール消去機能をはじめ、検索削除機能、消去履歴を辿れるログ機能、ゴミ箱の完全削除機能など多種多様な機能が搭載されています。消したいファイル・フォルダだけを選択でき、復活不可能なレベルまで完全に抹消します。データ消去はDo Dと呼ばれる米国防総省方式を採用し、0-255までの乱数を使い、あわせて3度の上書きを行います。データ削除はPC2台まで可能です。
完全ハードディスク抹消18(日本語に対応):1クリックでハードディスク内のデータを完全に削除できるソフトです。Windows 7以前の古いPCにも対応し、32MB以下のメモリであれば削除可能です。外付け機器にも幅広く対応しています。外付けHDDやSSD、USB、SDカードまで多岐に渡ります。
そのほか、D-REF4、ドライブイレイサー、電子データシュレッダー2〖1ライセンス版(永続版)〗、Blancco Drive Eraserなど、色々な有料データ消去ソフトがあります。
【無料】おすすめのデータ消去ソフト5選
次は、導入コストを抑えたい方向けに無料のデータ消去ソフトも5つご紹介します。
▶DiskRefresher4 SE
株式会社アイ・オー・データ機器(PC周辺機器メーカー)が提供する「DiskRefresher4 SE」は、デバイス丸ごとのデータ消去に加え、ファイル単位での消去も可能な無料データ消去ソフトです。SSDやハードディスクはもちろん、外付けHDD/SDDをはじめUSBメモリ、SDカードなどにも対応しています。無料版のDiskRefresher4 SEでは、ゼロや乱数での上書きやSSD方式が利用可能です。企業の重要情報の削除だとやや懸念が残りますが、個人利用では十分なデータ抹消ができるでしょう。※ちなみに、証明書の発行機能や消去履歴管理機能などは、有償版の「DiskRefresher4商品版」でなければ利用できません。
公式ページ | https://www.iodata.jp/ssp/soft/data/back/dr4.htm |
対応OS | Windows 11、10、8.1 |
料金(税込) | 無料(※有償版あり) 提供形態:ダウンロード版 |
データ消去の回数・台数 | データ消去:1回のみ 台数制限:無制限 |
外付け機器のデータ削除 | ◯ |
CDブート機能 | × |
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外付けデータ機器のデータ抹消に特化
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ゼロや乱数での上書きなど個人利用では十分な削除方式
▶DBAN
DBANは、個人または家庭での使用を目的したデータ消去ツールです。HDDに保存されているデータは可能ですが、SSDの検出や消去はできません。無料で使用することができますが、ドライブ全体でデータを完全に消去することは難しいようです。データ消去方式は、Quick Erase(上書き回数1回)・RCMP TSSIT OPS-II(カナダ王室山岳警察方式)・DoD Short(米国国防総省方式の簡易版)・DoD 5220.22-M(米国国防総省方式)・Gutmann方式・PRNGストリーム方式です。自動モードと対話モードがあり、自動モードでデータを削除すると、進捗状況がパーセントで表示されます。
起動ディスクからデータを消去する仕組みで、システムドライブやUSB接続のドライブなどを間違って選択すると、データの復元は難しくなるので注意してください。上級者向けのソフトだと言えるでしょう。
提供会社 | blzncco |
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製品URL | https://dban.org/ |
対応言語 | 英語 |
データ消去レベル | ●6つのデータ消去法に対応 ●ファイル消去 |
対応OS | Windows OS |
▶ディスク消去ユーティリティ
外付けHDDやUSBメモリ、SDカードなどをドライブ全体で完全消去することができます。消去したいドライブと消去方式を選択するだけの簡単操作です。消去方式はゼロを書き込む方式とランダムなデータを書き込む方式、米国家安全保障局(NSA)推奨方式の3つです。つぢ製作所のホームページではダウンロードできません。ベクターからダウンロードしてください。口コミも掲載されているので参考になるでしょう。
米国家安全保障局(NSA)推奨方式を選択して消去すると時間がかかってしまいます。また、途中でエラーが出て止まってしまう可能性もあるようです。使用する際は注意してください。
提供会社 | つぢ製作所 |
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製品URL | http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se500811.html |
対応言語 | 日本語 |
データ消去レベル | ●3種類の消去方法に対応 |
対応OS | Windows OS |
▶Disk FreeSpace Cleaner
Disk FreeSpace Cleanerは、ディスク内の空き領域を上書消去する無料ツールです。これによって、ごみ箱から削除したファイルに対しても復元不可の状態にすることができます。また、空き領域への消去実行はドライブごとに指定することができるため、USBメモリや外付けHDDに対しも完全消去が行えます。上書き回数は1回か3回のどちらかを選択して実行しますが、より確実な消去を行いたい人は3回を選ぶようにしましょう。
パソコンだけではなく、不要なUSBメモリや外付けHDDの処分に困っている人はぜひ活用してみてください。
提供会社 | Starfish |
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製品URL | https://www.soft222.com/disk-freespace-cleaner/ |
対応言語 | 日本語 |
データ消去レベル | ●上書き1回もしくは3回 ●HDDの空き領域の上書消去 |
対応OS | Windows OS |
▶FileHammer
FileHammerは、消去したいファイルを詳細まで条件(ルール)設定をして完全消去できる無料ツールです。条件設定においては、ファイル名はもちろん、拡張子やファイルサイズなど多岐に渡ります。バイナリ(1バイト単位)指定をすることで、取りこぼしなく削除できるため使っても良いといえるでしょう。重複検知といった機能も搭載されているので、容量を確保するために不要ファイルを探したい人にもおすすめできます。
個人でデータ消去を行う際、ファイルやフォルダを探し、そこから指定して消去するのは手間と感じる人もいることでしょう。FileHammerであれば、ルール設定をすれば簡単に不要ファイルを消去できるので、効率性を重視したい人は要チェックです。
提供会社 | mebiusbox software |
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製品URL | http://mebiusbox.github.io/ |
対応言語 | 日本語 |
データ消去レベル | ●ルール設定による上書消去 ●ファイル削除 |
対応OS | Windows OS |
▶そのほかのデータ消去フリーソフト
Eraser(英語のみ対応):Windows OSに対応した削除ツールで、特定フォルダやファイルを完全に削除できます。また、タスク登録機能もあるので、スケジュール設定をしてとくと、定期的に削除を行うことも可能です。消去方式はグートマン方式や擬似乱数方式など13種用意されていますが、上書き回数が増えれば完了までの時間も長くなります。特定フォルダをゴミ箱代わりにして、スケジュール設定をしておくことで完全消去の手間が省けるため、効率よく作業を行いたい人は要チェックのツールといえるでしょう。
Disk Wipe(英語のみ対応):ディスクを初期化した後、全体に乱数などの上書き処理をして完全にデータを消去するソフトです。1回だけの上書きや乱数で1回上書き、米国国防省準拠方式(3回上書き)、グートマン方式(35回の上書き)など重要度に応じて7種類のデータ消去法に対応しています。データ消去法によって消去するスピードも異なります。グートマン方式(きわめて低速)、上書き1回・乱数で1回上書き(高速) などです。ディスクが完全に消去されたら、画面の下のメッセージ欄に「Completed.」と表示されます。
そのほか、File Shredder、SD Card Formatter、WipeFile、Blank And Secure、BitKiller、KillDisk、CCleaner、CBL Data Shredder、Remo Drive Wipeなど、色々なデータ消去フリーソフトがあります。
【追加】コマンドプロンプトでHDDデータを完全消去
HDDを破棄したり他人にあげるとき、HDDの中身を完全に消去したいかもしれません。HDDを初期化・フォーマットする(特に「クイックフォーマット」にチェックを入れる)場合、AOMEI Partition Assistantなどの復元ソフトを使って消去済みのファイルを復元することができます。次は、コマンドプロンプトでHDDの中身の完全消去(=ゼロフィル)をやってみます。
ゼロフィルとは、HDDの全領域に0を書き込んでデータを消すことです。
手順 1. Windowsキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「名前」入力ボックスに「cmd」と入力し、Shiftキー+Ctrlキーを押しながら「OK」ボタンをクリックします。「ユーザーアカウント制御」(UAC)のダイアログが表示されたら、「はい」ボタンをクリックしてコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
手順 2. 今回は、Dドライブとして認識されているHDDに対してformatコマンドで0フィル+2回の乱数上書きを実行してみるため、「format D: /fs:NTFS /p:2」と入力してEnterキーを押します。
「D」は、フォーマットするドライブのドライブ文字です。
「/FS」で、フォーマット時に適用するファイルシステムの種類を指定します(この例では、HDDをNTFSでフォーマットします)。
「/P」で、ゼロフィル後に更に乱数を書き込む回数を指定します。「/P:1」で1回、「/P:2」で2回の乱数書き込みを行い、「/P:0」はゼロ書き込みなので指定する意味はありません。
手順 3. 「フォーマットしますか」のダイアログが表示されたら、「y」と入力してEnterキーを押します。フォーマットを実行中…完了までひたすら待ちます。
手順 4. 「exit」と入力してEnterキーを押します。コマンドプロンプトを終了します。
これにゼロフィル+乱数フィルx2回で、HDDの全領域に3回の書き込みを行う命令を実行してしまいました。
HDD消去ソフトに関するよくある質問
HDD消去ソフトとは何ですか?
なぜHDD消去ソフトを使用する必要がありますか?
HDD消去ソフトはどのように動作しますか?
HDD消去フリーソフトはありますか?
HDD消去ソフトを使用すると、HDDが完全に使用不能になりますか?
SSDにもHDD消去ソフトを使用できますか?
HDD消去ソフトの使用にどれくらいの時間がかかりますか?
データ消去の証明書を発行するHDD消去ソフトはありますか?
HDD消去ソフトの使用は初心者でも簡単にできますか?
データ消去後に復元を試みる方法はありますか?
まとめ
データの取り扱いに対する社会の目は、年々厳しくなっています。ゴミ箱に入れて消すだけでは、企業がデータを扱う方法として適切とはいえません。専用のデータ消去ソフトを利用し、復旧不可能な状態にする必要があります。本記事では、おすすめのHDD消去ソフト(有料・無料)をご紹介しました。
ハードディスクのデータを完全消去したいなら、有料ソフトがおすすめです。ソフトによって対応OSや、外付け機器のデータ削除やCDブート機能の有無が異なるため、購入前に比較検討しましょう。Windows Serverでデータ抹消を「正確性」で選ぶなら、信頼性と実用性の高いAOMEI Partition Assistant Serverをおすすめします。
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