【徹底解説】パソコンのデータを全てUSBに移す方法

USBメモリで安全・簡単にデータ移行!パソコンのデータをUSBに移すメリット、注意点、トラブル解決法まで徹底解説します。

投稿者 @カオル 2025年01月06日 @カオル 最後の更新 2025年01月06日

突然のトラブルで大切なデータを失ったらどうしますか?写真や動画、仕事の資料など、失ってしまうと取り返しのつかないデータは少なくありません。そこで役立つのがUSBメモリです。USBメモリを活用すれば、簡単にパソコン内のデータを全て移し、安全に保管することができます。

本記事では、初心者でも分かりやすく、パソコンのデータを全てUSBに移す具体的な手順を徹底解説します。ぜひ最後までご覧ください!

パソコンのデータをUSBに移すメリット

なぜパソコンのデータをUSBに移すべきか?このセクションでは、USBメモリを使うことで得られる具体的なメリットをご紹介します。

1. データのバックアップが手軽にできる

パソコンの故障やウイルスから守るために重要な方法です。USBメモリは小さくて持ち運びやすく、緊急時にもすぐに使えます。クラウドサービスが使えない場所でも利用可能です。

2. 持ち運びが楽で便利

USBメモリは軽くてコンパクトなので、カバンやポケットに入れやすいです。外出先でもデータをすぐに使えるため、プレゼン資料や仕事のファイルを持ち歩くのに最適です。

3. 大きなデータも保存できる

写真や動画、音楽などの大きなデータをまとめて保存できます(64GB〜1TBのUSBメモリが一般的です)。特に、ストリーミングやクラウドが使えない場所ではとても便利です。

4. データのセキュリティを強化できる

オフラインでデータを保存できるため、クラウドのセキュリティリスクを避けられます。暗号化機能があるUSBメモリを使うことで、他人からのアクセスを防げます。

5. データの整理が簡単にできる

パソコンのデータをUSBメモリに移すことで、ストレージの空き容量を増やせます。古いデータを外部に移動させることで、パソコンの動作が速くなります。

USBメモリの選び方と準備

USBメモリを使ってパソコンのデータを移行するためには、最適なUSBメモリを選ぶことが重要です。また、データをスムーズかつ安全に移行するためには、事前の準備も欠かせません。以下では、容量の選び方、速度の確認、フォーマット設定など、USBメモリの選定と準備について詳しく解説します。

1. 容量の選び方

まず、移行したいデータの量に合わせてUSBメモリの容量を選びましょう。

データ量の目安:

  • 写真や動画が多い場合:高画質の写真や動画は1ファイルで数MBから数GBになるため、64GB以上をおすすめします。
  • ドキュメントが中心の場合:WordやExcelのファイルだけなら、16GBから32GBで十分です。
  • すべてのデータを移行する場合:パソコン全体のバックアップを考えるなら、128GB以上または1TBのUSBメモリが必要です。

おすすめの容量選び:

データ量の1.5倍から2倍の容量を選ぶと、将来の利用にも対応できます。

2. 転送速度の確認(USB規格)

USBメモリにはいくつかの規格があり、転送速度が異なります。特に大量のデータを移すとき、速度の違いが作業時間に大きく影響します。

USB規格の種類と特徴:

  • USB 2.0:最大転送速度は480Mbps。価格は安いが、速度が遅く、大容量データの移行には向いていません。
  • USB 3.0/3.1:最大転送速度は5Gbpsから10Gbps。大容量データを素早く移すことができます。
  • USB 3.2/4.0:最新の規格で、最大40Gbpsの転送が可能です。超高速ですが、価格が高く、必要な場面は限られています。

ポイント:

USB 3.0以上を選ぶと、スムーズにデータを移行できます。

パソコンも対応している必要があるので、USBポートの規格を事前に確認してください。

3. フォーマットの確認と設定

USBメモリは多くの場合、初めから使えますが、時にはフォーマット(初期化)が必要です。特に大きなデータを扱ったり、異なるOSで使う場合は、適切なファイルシステムを選ぶことが大切です。

ファイルシステムの種類:

  • FAT32:ほとんどのデバイスに対応していますが、1ファイルのサイズは4GBまでです。
  • exFAT:4GBを超えるファイルサイズに対応し、WindowsとMacの両方で使えます。
  • NTFS:Windows専用で機能が豊富ですが、Macでは読み取りのみです。

📍関連記事:ファイルシステム入門:種類、機能、構造から変更方法まで完全ガイド

おすすめのフォーマット設定:

大きなファイルを扱う場合:exFATが最適です。

Windows専用の場合:NTFSを選ぶと効率的です。

Windowsでのフォーマット手順:

ステップ 1. USBメモリをパソコンに差し込みます。

ステップ 2. 「コンピューター」または「PC」をダブルクリックして、エクスプローラーを開きます。

ステップ 3. エクスプローラーでフォーマットしたいUSBメモリを右クリックし、メニューから「フォーマット」を選びます。

ステップ 4. ファイルシステム(例としてFAT32)を選び、「クイックフォーマット」にチェックを入れて「開始」をクリックします。

注意:「クイックフォーマット」にチェックを入れると、フォーマットが早く終わりますが、不良セクターのチェックは行いません。ディスクを確認したい場合は、チェックを外してください。

📍関連記事:USBメモリをFAT32へフォーマットする方法TOP4

4. 購入時のチェックポイント

信頼できるメーカーを選ぶ(SanDisk、Samsung、Kingstonなど)

レビューや評価を確認して、信頼性の高い製品を選ぶ

コストパフォーマンスを考慮し、容量・速度・耐久性のバランスを取る

パソコンのデータをUSBに移す手順

パソコンからUSBメモリにデータを移すのは簡単そうに見えますが、手順を正しく理解しておくことで、作業ミスやデータ紛失を防げます。ここでは、Windowsの操作方法を詳しく解説し、データ移行をスムーズに進めるコツや注意点をお伝えします。

AOMEI Partition Assistantは、ディスクやパーティションのクローン作成に適したフリーソフトの一つです。このソフトを使えば、ディスク全体や特定のパーティションを別のストレージデバイスに簡単にコピーできます。また、USBフラッシュドライブが元のディスクより小さい場合でも、大きなハードディスクを小さなハードディスクにクローンする「ディスクの高速クローン」機能も備えています。

このソフトは使いやすいインターフェイスを持ち、さまざまなオプションがあるため、クローン作成が簡単に行えます。数ステップでクローン作成を完了できます。

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安全かつ高速

ステップ 1. USBをPCに接続します。AOMEI Partition Assistantをインストールして起動し、「クローン」タブを選択して「ディスクをクローン」をクリックします。

ステップ 2. クローンしたいハードディスクをソースディスクとして選び、「次へ」をクリックします。

ステップ 3. ターゲットディスク(USB)を選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ 4. 確認画面でクローン元とクローン先のディスクを確認します。問題がなければ「確認」ボタンを押して進みます。

「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。

ステップ 5. ツールバーの「適用」をクリックし、「続行」を選択します。完了したら、次に手順を繰り返してディスクを一個つづ移動してくだい。

データ移行時のポイント

USBメモリを抜かない:移行中にUSBを外すと、ファイルが壊れることがあります。

容量を確認:USBメモリの空き容量をチェックし、必要ならデータを整理しましょう。

フォルダを使う:データを整理してフォルダに分けると、後で必要なファイルを見つけやすくなります。

データ移行時の注意点とトラブル解決

パソコンのデータをUSBメモリに移行する際、いくつか注意すべき点と予期せぬトラブルが発生することがあります。これらを事前に把握し、対処法を知っておくことで、データ損失や作業中断を防げます。ここでは、具体的な注意点と、よくあるトラブルの解決方法を詳しく解説します。

1. データ移行時の注意点

① コピー中にUSBを取り外さない

注意点:コピー中にUSBメモリを抜いてしまうと、ファイルが破損するだけでなく、USBメモリ自体の故障にもつながる可能性があります。

② USBメモリの空き容量を確認

注意点:USBメモリの空き容量が不足していると、データ移行が途中で止まり、作業が失敗します。

③ データの種類に応じたフォルダ分け

注意点:データが多すぎると、USBメモリ内でどこに何があるか分からなくなります。

④ ファイルシステムの適合性を確認

注意点:USBメモリのフォーマット形式(FAT32、exFAT、NTFS)がデータ移行に適していない場合、コピーできないことがあります。

2. よくあるトラブルと解決方法

① USBメモリが認識されない

USBポートの接触不良やドライバの問題、またはUSBメモリ自体の故障が考えられます。この場合、別のUSBポートに差し替えてみるか、他のパソコンに接続してみてください。

② コピーが途中で止まる

ファイルサイズが大きすぎる、USBメモリの容量が不足している、またはUSBメモリに問題があるかもしれません。この場合、USBメモリの空き容量を確認し、不要なデータを削除してください。

③ ファイルがコピー後に壊れる

コピー中に中断があったり、USBメモリの寿命が尽きている、またはウイルスに感染している可能性があります。この場合、ウイルススキャンを行い、USBメモリやパソコンの安全性を確認してください。

④ コピー速度が遅い

USBメモリが古い規格(USB 2.0)であったり、パソコンのポートがUSB 3.0に対応していない、または多くの小さいファイルをコピーしていることが原因かもしれません。この場合、USB 3.0対応のポートとメモリを使用してください。

データ移行後のUSBメモリ活用法

データを移行するためだけでなく、USBメモリにはさまざまな活用方法があります。ここでは、移行後のUSBメモリを最大限に活用するためのアイデアや方法を詳しくご紹介します。

1. データのバックアップとして活用

USBメモリは、日常的なデータバックアップに最適です。特に、重要な書類や写真を安全に保管するのに便利です。

具体的な活用方法:

週1回のバックアップルーチンを設定。

ドキュメントや写真を専用フォルダに整理して保存。

大容量が必要な場合は、256GB以上のUSBメモリを活用。

2. ポータブルアプリケーションの導入

USBメモリにポータブル版のソフトウェアをインストールして持ち運ぶことで、どのパソコンでも自分の環境で作業ができます。

USBメモリを持ち歩く利点:

利便性:作業環境をどこでも再現可能。

安全性:個人データをUSBメモリ内に保存するため、パソコンに痕跡を残さない。

具体的な活用方法:持ち歩けるWindows 10 To Go USBの作成

3. 暗号化USBとして活用

データを暗号化することで、セキュリティを強化。

具体的な活用方法:USBメモリを暗号化する方法

まとめ

USBメモリへのデータ移行は、バックアップや引っ越し作業を安全・便利に行う鍵となります。本記事では、準備からトラブル対策までを解説。AOMEI Partition Assistantを活用し、安心してデータを守りましょう。効率的なデータ管理の第一歩を始めてください!