BitLocker To Goの使い方:USBメモリを安全に暗号化する方法
BitLocker To Goは、Windowsの暗号化機能「BitLocker」の一部で、USBメモリや外付けドライブを暗号化するために使用されます。この機能を使えば、データを安全に保護し、紛失や盗難時にも第三者がアクセスできないようにできます。この記事では、BitLocker To Goの使い方を詳しく解説します。
BitLocker To Goとは?
BitLocker To Goは、Microsoftが提供するデータ保護ツールで、USBメモリや外付けハードドライブなどのリムーバブルデバイスを暗号化するための機能です。この機能はWindowsのProやEnterpriseエディションに搭載されており、デバイスに保存されているデータを保護するために使用されます。暗号化により、デバイスを紛失したり盗難にあったりしても、第三者がデータにアクセスするのを防ぐことができます。特に機密情報を扱う場面や外部デバイスを頻繁に使用する場合に、データセキュリティを強化するための重要なツールとして利用されています。
外出先や異なるデバイス間でデータを持ち運ぶ際、USBメモリのセキュリティは非常に重要です。BitLocker To Goを使えば、パスワードで保護された安全なUSBメモリを簡単に作成できます。この記事では、BitLocker To Goを使用してUSBメモリを暗号化する方法、暗号化したUSBメモリのロック解除方法、BitLocker To Goを無効化する方法などBitLocker To Goの使い方を詳しく説明します。
BitLocker To GoでUSBメモリを安全に暗号化する方法
このパートでは、BitLocker To Goを使用してUSBメモリを暗号化する方法をステップごとに詳しく解説します。
1. BitLocker To Goを使用する準備
BitLocker To Goを使用するには、以下の準備が必要です。
- ▶必要なシステム要件
- BitLocker To Goを利用するには、以下のシステム条件を満たしている必要があります:
- 対応OS:Windows 10 Pro、Enterprise、またはそれ以上のバージョン
- ハードウェア要件:TPM(Trusted Platform Module)が不要な場合でも利用可能
- ▶準備すべきUSBメモリの条件
- 容量:十分な空き容量があることを確認してください。
- フォーマット形式:NTFSまたはFAT32が推奨されます。
- ▶事前確認事項
- BitLocker To Goを有効化するには管理者権限が必要です。
- 暗号化後のUSBメモリは、互換性のないデバイスでは利用が制限される場合があります。
- データバックアップを事前に実施しておくことが推奨されます。
2. BitLocker To Goを有効にする方法
上記の条件を確認したら、BitLocker To Goを使用してUSBメモリを安全に暗号化できます。
ステップ 1. 暗号化したいUSBメモリをパソコンに接続します。
ステップ 2. ファイルエクスプローラを開き、対象のUSBメモリを右クリックして「BitLockerを有効にする」を選択します。
ステップ 3. パスワードで保護するか、スマートカードを使用するかを選びます。パスワードを設定する場合、強力なパスワードを設定してください。
ステップ 4. 回復キーを印刷、ファイルとして保存、またはMicrosoftアカウントに保存します。*このキーはデバイスを解除できなくなった場合に必要です。
ステップ 5. ドライブ全体を暗号化するか、新しいデータのみを暗号化するかを選択します。
ステップ 6. 暗号化が開始されると、進行状況が表示されます。暗号化が完了するまでデバイスを取り外さないでください。
3. 暗号化したUSBメモリのロック解除方法
暗号化したUSBメモリを利用するには、ロックを解除する必要があります。
ステップ 1. 暗号化されたUSBメモリをパソコンに接続します。
ステップ 2. USBメモリのアイコンをダブルクリックし、パスワード入力画面が表示され、設定したパスワードを入力します。
ステップ 3. パスワードを忘れた場合は、回復キーを使用してロックを解除できます。
ステップ 4. 頻繁に使用するパソコンの場合、「このPCで自動的にロック解除する」オプションを選択すると便利です。
4. BitLocker To Goを無効にする方法
もしもBitLocker To Goを使用しなくなった場合、BitLockerを無効にする手順に従ってください。
ステップ 1. 暗号化されたUSBメモリをパソコンに接続します。検索ボックスに「コントロールパネル」と入力し、トップの結果を選択します。
ステップ 2. 「システムとセキュリティ」→「BitLockerドライブの暗号化」をクリックします。
ステップ 3. 対象のUSBメモリの「BitLockerを無効にする」をクリックします。
ステップ 4. 暗号化解除には時間がかかる場合があります。プロセスが完了するまでデバイスを取り外さないでください。
Windows 11/10 HomeでBitLocker To Goを利用する方法
BitLocker To Goは、Windows Homeエディションには含まれていないことを前述しました。Windows 11/10/8/7 Homeを使用している場合は、サードパーティーのBitLockerソフトウェアを利用する必要があります。
ここでは、Windows 11/10/8/8.1/7全バージョンに対応し、Homeエディションを含む機能豊富なBitLocker代替ソフトウェアであるAOMEI Partition Assistantをご紹介します。
このソフトウェアは、ホームユーザー向けにBitLocker To Go機能を提供するだけでなく、高度な機能も備えています。回復キーのバックアップ、ロック・アンロック、BitLockerのパスワード変更など、効果的なBitLocker管理をサポートします。
Windows 11/10 Home向けのBitLocker To Goをダウンロードして試してみましょう。Windows Serverユーザーは、Windows Serverユーザー向けのServer版をダウンロードできます。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして開きます。画面上部の「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。
ステップ 2. すべてのドライブ(オペレーティングシステムドライブ、固定データドライブ、リムーバブルドライブなど)が表示されたら、暗号化したいドライブを見つけ、「BitLockerを有効化」をクリックします。
ステップ 3. ドライブを暗号化するためのパスワードを二回入力し、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 回復キーをバックアップする方法「ファイルに保存」または「回復キーを印刷」を選択します。
ステップ 5. 次に、「次へ」ボタンをクリックして暗号化プロセスを開始します。現在のシステムドライブを暗号化する場合、パソコンを再起動して「Windows PE」(Windowsプレインストール環境)から起動する必要があります。プログラムは該当PC上にWindows PEを自動的に作成します。
ステップ 6. 暗号化プロセスが完了したら、「完了」をクリックします。
まとめ
BitLocker To Goを利用すれば、USBメモリを簡単かつ安全に暗号化できます。この記事では、BitLocker To Goの使い方を詳しく解説しました。その手順は、USBメモリをPCに接続し、コントロールパネルの「BitLockerドライブの暗号化」から該当のドライブを選び、暗号化を有効化するだけです。
BitLocker To GoがWindows Homeには利用できないとしても、AOMEI Partition Assistantを使用すればリムーバブルストレージディスクを暗号化して保護することができます。さらに、暗号化されたパーティションのサイズ変更をデータを失うことなく行ったり、パスワードなしで暗号化されたハードドライブをフォーマットしたり、BitLockerで暗号化されたハードドライブをクローンしたりすることも可能です。