Windows10/11で未割り当て領域をCドライブに結合する方法

Windows 10/11でCドライブを拡張するには、未割り当て領域がCドライブのすぐ右隣にある必要があります。未割り当て領域がDドライブの後ろにある、回復パーティションの後ろにある、または別ディスクにある場合、Windows標準の「ディスクの管理」では「ボリュームの拡張」がグレーアウトして使えません。この記事では、未割り当て領域とは何か、空き容量との違い、Windows標準機能でCドライブに結合できる条件、できない時の対処法を解説します。特に、未割り当て領域がCドライブの右隣にない場合は、AOMEI Partition Assistantでパーティションを移動・結合してCドライブを拡張する方法を詳しく紹介します。

By ひとみ    更新日 2026年09月20日

未割り当て領域とは?

未割り当て領域とは、まだパーティションとして割り当てられていないディスク上の領域です。Windowsのエクスプローラーには表示されず、そのままではファイルを保存できません。

ディスクの管理では、黒いバーで「未割り当て」と表示されます。この領域を使うには、新しいボリュームを作成するか、既存のパーティションに追加する必要があります。

未割り当て領域は、次のような場面で発生します。

● 新しいHDD/SSDを接続した直後

● 既存パーティションを削除した後

● Windowsをインストールする時に一部領域を割り当てなかった時

● HDD/SSDをクローン・換装した後、余った容量が残った時

● パーティションを縮小した後

Microsoftのサポートでも、ディスクの管理では未割り当て領域から新しいボリュームを作成したり、既存ボリュームを拡張・縮小したりできると説明されています。👉Microsoft Support - Disk Management in Windows

未割り当て領域と空き容量の違い

未割り当て領域と空き容量は似ていますが、Windows上ではまったく別の扱いです。

項目 未割り当て領域 空き容量
表示場所 ディスクの管理 エクスプローラー、ドライブのプロパティ
ファイル保存 そのままでは不可 可能
ドライブ文字 なし C:、D:など
Cドライブへ追加 条件付きで可能 そのままでは不可
例 削除後の領域、クローン後の余り Dドライブ内の未使用容量

重要なのは、Dドライブに空き容量があるだけでは、Cドライブを拡張できないという点です。Cドライブへ追加するには、未割り当て領域として存在し、さらに位置条件を満たす必要があります。

Cドライブに未割り当て領域を結合できる条件

Windows標準の「ディスクの管理」でCドライブを拡張するには、次の条件を満たす必要があります。

  • 未割り当て領域がCドライブのすぐ右隣にある

  • 未割り当て領域がCドライブと同じ物理ディスク上にある

  • CドライブがNTFSまたはReFSでフォーマットされている

  • 管理者権限で操作している

Microsoft Learnの「Extend a basic volume」でも、拡張に使う未割り当て領域は、拡張したいボリュームの直後にあり、同じディスク上にある必要があると説明されています。👉Microsoft Learn - Extend a basic volume

結合できる例

次のように、Cドライブの右隣に未割り当て領域がある場合は、ディスクの管理でCドライブを拡張できます。

Cドライブ | 未割り当て領域

結合できない例

次のように、Cドライブと未割り当て領域の間にDドライブや回復パーティションがある場合、ディスクの管理ではCドライブを直接拡張できません。

Cドライブ | Dドライブ | 未割り当て領域
Cドライブ | 回復パーティション | 未割り当て領域

この場合、未割り当て領域をCドライブの右隣へ移動するか、パーティション構成を調整できるツールを使う必要があります。

方法1. ディスクの管理で未割り当て領域をCドライブに結合する

未割り当て領域がCドライブのすぐ右隣にある場合は、Windows標準の「ディスクの管理」でCドライブを拡張できます。追加ソフトを使わずに済むため、条件が合うならこの方法が最もシンプルです。

1. 「スタート」を右クリックします。

2. 「ディスクの管理」を選択します。

3. Cドライブの右隣に未割り当て領域があるか確認します。

4. Cドライブを右クリックします。

5. 「ボリュームの拡張」を選択します。

6. ウィザードで追加する容量を指定します。

7. 「完了」をクリックします。

この方法が使えない場合

次のような場合、「ボリュームの拡張」がグレーアウトします。

未割り当て領域がCドライブの右隣にない

Cドライブと未割り当て領域の間にDドライブがある

回復パーティションが間にある

未割り当て領域が別の物理ディスク上にある

CドライブがNTFS/ReFS以外である

この場合、ディスクの管理だけで無理に進めるのではなく、次の方法を検討してください。

(☞゚ヮ゚)☞関連記事:Windows 11/10/8/7でCドライブを拡張できない

方法2. AOMEI Partition Assistant Standardで未割り当て領域を移動してCドライブに追加する

未割り当て領域がCドライブの右隣にない場合は、強力なディスクパーティション管理フリーソフトAOMEI Partition Assistant Standardでパーティションを移動し、未割り当て領域をCドライブの隣に配置してから拡張できます。

たとえば、次のような構成です。

Cドライブ | Dドライブ | 未割り当て領域

この場合、Dドライブを右側へ移動すると、未割り当て領域をCドライブの右隣にできます。

Cドライブ | 未割り当て領域 | Dドライブ

その後、Cドライブを拡張すれば、未割り当て領域をCドライブに追加できます。

AOMEI Partition Assistant Standard
無料のWindowsディスクパーティション管理ソフト
  • ディスク&パーティション管理:データを消さずに、サイズ変更・移動・拡張・縮小・結合ができます。空き容量をムダなく活用できます。
  • OS移行&ディスクコピー:Windows OSをSSDまたはHDDに移行したり、システムやデータディスクを簡単にクローン。PCの買い替えやバックアップに最適です。
  • 効率的なディスク変換:MBRとGPTの相互変換、ベーシックディスクとダイナミックディスクの切り替え、NTFSとFAT32間のファイルシステム変換を安全に行えます。
  • ディスク容量を増やす:不要なファイルを正確にクリーンアップ。特に「Cドライブの容量不足」の解消や、OSドライブの整理に役立ちます。
  • データの安全な消去:専用アルゴリズムでディスクやパーティションを完全消去。復元できない形で安全に削除します。

1. AOMEI Partition Assistant Standardを起動します。

2. ディスク一覧でCドライブ、Dドライブ、未割り当て領域の位置を確認します。

3. Cドライブと未割り当て領域の間にあるDドライブを右クリックします。 「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。

4. Dドライブ全体を右へドラッグし、未割り当て領域をCドライブの右隣へ移動します。

5. Cドライブを右クリックし、「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。

6. Cドライブの右端をドラッグして未割り当て領域を取り込みます。

7. メイン画面で変更後の構成を確認します。

8. 「適用」をクリックして操作を実行します。

未割り当て領域がCドライブのすぐ左側にある場合は、「パーティションをリサイズ/移動」を使用して、未割り当て領域をCドライブに直接結合することができます。
この方法が向いているケース
Cドライブと未割り当て領域の間にDドライブがある
未割り当て領域が右隣にないため、ディスクの管理で拡張できない
Dドライブを削除したくない
Cドライブ容量不足をデータを残したまま解消したい

パーティション移動はディスク上の構成を大きく変える操作です。作業前に重要なデータをバックアップし、ノートPCではACアダプターを接続してください。

方法3. AOMEI Partition Assistant Standardで未割り当て領域をCドライブに直接結合する

未割り当て領域の位置調整が面倒な場合は、「パーティションを結合」機能を使って、未割り当て領域をCドライブに追加する方法もあります。ディスク構成によっては、移動と拡張を分けて行うより簡単です。

1. AOMEI Partition Assistant Standardを起動します。

2. Cドライブを右クリックします。

3. 「詳細処理」から「パーティションを結合」を選択します。

4. Cドライブに追加したい未割り当て領域にチェックを入れます。

5. 結合後の結果を確認します。

6. 「はい」をクリックします。

7. メイン画面で保留中の操作を確認します。

8. 「適用」をクリックして実行します。

同じ「結合」という言葉でも、Dドライブの空き容量をそのままCドライブに足すこととは違います。Dドライブ内の空き容量は、まだDドライブに属する領域です。Cドライブに追加したい場合は、Dドライブを縮小して未割り当て領域を作るか、「空き領域を割り当てる」機能を使う必要があります。

(☞゚ヮ゚)☞関連記事:データを失わずにDドライブをCドライブに結合する方法

方法4. DiskpartでCドライブを拡張する

Diskpartでも、未割り当て領域を使ってCドライブを拡張できます。ただし、Diskpartにもディスクの管理と同じ制限があります。未割り当て領域は、対象ボリュームの直後にあり、同じディスク上になければなりません。

MicrosoftのDiskpart資料でも、基本ディスクでは空き領域が同じディスク上で、対象パーティションの直後にある必要があると説明されています。👉Microsoft Learn - Diskpart extend

コマンド例

管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。

diskpart
list volume
select volume 2
extend
exit

select volume 2 の番号は例です。実際には、自分のPCでCドライブに該当するボリューム番号を指定してください。

Diskpartは番号指定を間違えると別の領域に操作する危険があります。初心者やCドライブ操作に不安がある場合は、画面で構成を確認できる方法を選んだほうが安全です。

「ボリュームの拡張」がグレーアウトする原因と対処法

Cドライブに未割り当て領域を結合したいのに、「ボリュームの拡張」が押せない場合は、次の原因を確認してください。

原因 状態 対処法
未割り当て領域が右隣にない Cと未割り当ての間にDや回復パーティションがある パーティションを移動する
未割り当て領域が別ディスクにある Cはディスク0、未割り当てはディスク1 通常の拡張では不可
Dドライブの空き容量を使おうとしている Dの空き容量は未割り当てではない Dを縮小する、または空き領域割り当てを使う
CドライブがNTFS/ReFS以外 標準機能で拡張できない場合がある バックアップ後にファイルシステムを確認
回復パーティションが間にある Cの右隣に小さな回復領域がある 削除は慎重に。移動を検討
管理者権限がない 操作が選べない、失敗する 管理者権限で開く

回復パーティションが邪魔な場合、安易に削除しないでください。Windowsの回復環境に関係する領域のため、削除するとトラブル時の修復機能に影響する可能性があります。

未割り当て領域がない場合はどうする?

Cドライブ容量不足なのに未割り当て領域がない場合は、次の方法を検討します。

Dドライブを縮小して未割り当て領域を作る

Dドライブに空き容量が多い場合、Dドライブを縮小して未割り当て領域を作成できます。ただし、作成された未割り当て領域がCドライブの右隣にできるとは限りません。必要に応じて、パーティションの移動が必要です。

Dドライブの空き容量をCドライブへ割り当てる

AOMEI Partition Assistantの「空き領域を割り当てる」機能を使えば、Dドライブの空き容量の一部をCドライブへ移せる場合があります。Dドライブを丸ごと削除したくない場合に向いています。

不要ファイルやアプリを整理する

一時ファイル、Windows Updateの残り、大容量ファイル、不要なアプリ、ダウンロードフォルダーなどを整理すると、Cドライブの空き容量を増やせることがあります。ただし、根本的にCドライブが小さい場合は、パーティションサイズの調整が必要です。

作業前の安全チェックリスト

CドライブはWindowsの起動に関わる重要な領域です。未割り当て領域を結合する前に、次の項目を確認してください。

  • 重要なデータをバックアップした
  • Cドライブと未割り当て領域が同じ物理ディスク上にある
  • BitLocker回復キーを確認した
  • ノートPCならACアダプターを接続した
  • ディスクにエラーがないか確認した
  • 操作対象のディスク番号とドライブ文字を確認した
  • 回復パーティションを削除しない方針を決めた

BitLockerを使っているPCでは、ディスク構成変更後に回復キーを求められる場合があります。Microsoftは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアの変更がBitLocker回復キー要求につながることがあると説明しています。👉Microsoft Support - BitLocker overview

よくある質問

Q1. 未割り当て領域があるのにCドライブを拡張できないのはなぜですか?

未割り当て領域がCドライブのすぐ右隣にないためです。Windowsのディスクの管理では、拡張したいボリュームの直後にある未割り当て領域しか追加できません。間にDドライブや回復パーティションがある場合は、移動や専用ツールが必要です。

Q2. 未割り当て領域をCドライブの右隣に移動できますか?

Windows標準機能では未割り当て領域を移動できません。AOMEI Partition Assistantのようなパーティション管理ソフトを使えば、間にあるDドライブなどを移動して、未割り当て領域をCドライブの右隣に配置できる場合があります。

Q3. Dドライブの空き容量をCドライブに直接追加できますか?

Windows標準機能ではできません。Dドライブの空き容量はDドライブに属しているため、そのままCドライブへ追加できません。Dドライブを縮小して未割り当て領域を作るか、空き領域を割り当てる機能を使う必要があります。

Q4. 未割り当て領域が別のディスクにある場合、Cドライブに結合できますか?

通常の基本ディスクではできません。Cドライブがディスク0にあり、未割り当て領域がディスク1にある場合、それらは別の物理ディスクです。Cドライブを安全に拡張するには、同じディスク内の領域を使う必要があります。

Q5. 回復パーティションが間にある場合、削除してもいいですか?

安易に削除しないほうが安全です。回復パーティションはWindowsの修復や初期化に使われることがあります。Cドライブ拡張の妨げになっている場合でも、削除前にバックアップや回復メディアを準備し、移動できるかを検討してください。

Q6. 未割り当て領域をCドライブに結合するとデータは消えますか?

未割り当て領域自体にはデータがありませんが、Cドライブや隣接パーティションの位置を変更する作業にはリスクがあります。停電、ディスク障害、操作ミスに備えて、重要なデータは事前にバックアップしてから作業してください。

まとめ

未割り当て領域をCドライブに結合するには、未割り当て領域の位置が重要です。Cドライブの右隣にある場合は、Windowsのディスクの管理で拡張できます。右隣にない場合は、標準機能では「ボリュームの拡張」がグレーアウトします。

この記事のポイントは次の通りです。

  • 未割り当て領域は、まだパーティションとして割り当てられていない領域
  • Dドライブの空き容量は未割り当て領域ではない
  • ディスクの管理でCドライブを拡張するには、右隣に未割り当て領域が必要
  • 未割り当て領域が離れている場合は、パーティション移動や結合が必要 回復パーティションの削除は慎重に判断する
  • Cドライブ操作前には必ずバックアップを取る

Cドライブ容量不足を解消したい場合は、まずディスクの管理で未割り当て領域の位置を確認してください。右隣にない場合は、AOMEI Partition Assistantでパーティションを移動・結合し、Cドライブへ安全に追加しましょう。

AOMEI Partition Assistant

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ひとみ · この記事を書いた人
こんにちは、2023年に入社したひとみです。子供の頃からパソコンに触れるのが好きで、身近な人の「これどうしたらいいの?」という質問に答えているうちに、自然とIT関連の知識を深めてきました。今は、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などを中心に記事を書いています。私の記事は、日常的にパソコンを使う中で「困った」「どうしたらいいの?」と悩んだときに役立つことを目指しています。
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