Windows 11/10/8/7でSSDのパーティションサイズを変更する方法

Windows 10/11で、SSDやHDDのパーティションを変更したい場合、Windows標準の「ディスクの管理」や、より高度な機能を持つサードパーティ製ソフト(AOMEI Partition Assistantなど)を利用する方法があります。この記事では、SSDまたはHDDのパーティション変更の具体的な方法をわかりやすく説明します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2025年03月10日

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SSD/HDDのパーティション変更とは?

SSDやHDDのパーティション変更とは、既存のストレージ領域を拡張・縮小・統合・分割することを指します。

具体的には、以下のようなケースがあります。

  • Cドライブの空き容量が少なくなったので、Dドライブの一部をCドライブに追加したい
  • Dドライブを縮小し、新しいパーティションを作成したい
  • 未割り当て領域を既存のパーティションに結合したい
  • 新しいHDD/SSDを追加し、パーティションを設定したい

パーティションのサイズ変更を適切に行うことで、ストレージの利用効率を向上させ、PCの動作をスムーズにできます。

パーティション変更を行う前の注意点

パーティション変更を行う際は、以下の点に注意してください。

1. バックアップを取る

パーティションの変更は、データを削除する操作を伴う可能性があるため、事前にバックアップを取っておきましょう。

2. 未割り当て領域の位置を確認

「未割り当て領域」がどこにあるかを確認してください。 パーティションの拡張は、右隣に未割り当て領域がないとできません。縮小後の空き領域は、新しいパーティションとして作成可能です。

3. Cドライブの変更は慎重に

Cドライブ(システムパーティション)を変更する際は注意が必要です。Windowsが起動しなくなる可能性があるため、不安な場合はサードパーティ製ソフトを利用すると安全です。

AOMEI Partition AssistantでSSDのパーティションを変更

Windows 11/10/8/7では、システムやデータの整理のためにSSDのパーティションサイズを変更する必要があることがあります。しかし、Windows標準の「ディスクの管理」ツールでは、「ボリュームの拡張」がグレーアウトして実行できない場合があり、希望するサイズに変更できないことがあります。また、データを保持したままパーティションのサイズを変更するのも難しいことが多いです。

こうした問題を解決するには、AOMEI Partition Assistantを使用するのがおすすめです。このソフトを使えば、データを失うことなくSSDのパーティションサイズを変更でき、簡単な操作でストレージの最適化が可能になります。

AOMEI Partition Assistantの主な機能
OS移行
パーティション拡張
ディスククローン
MBR/GPT変換
AOMEI Partition Assistant

最高のWindowsディスクパーティションマネージャー&PCオプティマイザー

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードして起動し、調整したいSSDのパーティションを右クリックして、「ワンクリックで空き領域を調整」を選択します。

ワンクリックで空き領域を調整

注意:この機能はパーティションスペースの調整だけなので、未割り当てスペースを選択して調整することはできません。未割り当て領域があり、隣接する未割り当て領域を使ってパーティションを調整したい場合、「パーティションをリサイズ/移動」機能をご利用ください。

ステップ 2. Cドライブを選択し、ドラッグポイントをドラッグしてパーティションサイズを変更します。そして 「はい」をクリックします。

ドラッグ

ステップ 3. 「保留中の操作」を表示することで、操作をプレビューすることができます。保留されている操作を実行するには、「適用」と「続行」をクリックしてください。

適用

ステップ 4. 処理が開始され、進行状況を確認できます(Cドライブの場合は直接再起動します)。処理が完了するまで時間がかかる場合があります。

Windows標準のツールではSSDのパーティションサイズを自由に変更できない場合がありますが、AOMEI Partition Assistantを使用すれば、データを失うことなく簡単にパーティションの拡張・縮小が可能です。Windows Server 2025、2022などでディスクパーティションをリサイズする場合は、Server版に切り替えてください。SSDの空き容量不足やストレージ管理に困った際は、AOMEI Partition Assistantを活用して快適なPC環境を実現しましょう!

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Windows標準の「ディスクの管理」でSSDのパーティションを変更

Windowsには、「ディスクの管理」という標準ツールがあり、これを使ってSSD/HDDのパーティションを変更できます。右隣に未割り当て領域がある場合、CドライブやDドライブを拡張できます。もし「ボリュームの拡張」がグレーアウトしている場合、サードパーティ製ソフトを使う必要があります。

SSDのパーティションを縮小する

「ボリュームの縮小」は、対象のパーティションがNTFSおよびRAWではない場合や、縮小する領域がない場合には「ボリュームの縮小」はグレー表示されます。    

ステップ 1. 「Win + X」キーを押し、「ディスクの管理」を選択します。

ステップ 2. 縮小したいSSDのパーティションを右クリックし、「ボリュームの縮小」を選択します。

ボリュームを縮小

ステップ 3. 縮小したいサイズを入力し、「縮小」をクリックします。

縮小する領域のサイズ

SSDのパーティションを拡張する

ステップ 1. 「Windows+R」を押し、「diskmgmt.msc」と入力して「Enter」キーを押して「ディスクの管理」を開きます。

名前

ステップ 2. 拡張したいパーティションを右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択します。

ボリュームを拡張

ステップ 3. すると、「ボリュームの拡張ウィザード」が表示されます。ウィザードの指示に従ってボリュームを拡張します。

拡張ウィザード

コマンドプロンプト(diskpart)でSSDのパーティションを変更

コンピュータの経験を持つベテランユーザーの場合は、「DiskPart」を使用してWindows 11でディスクパーティションのサイズを変更することもできます。「Diskpart」を使用してパーティションを拡張するには、未割り当て領域が対象のパーティションの右側にあり、隣接している必要があります。また、パーティションはNTFSまたはFAT32である必要があります。

▶ パーティションの拡張

ステップ 1. 「Windows+R」キーを押し、「diskpart」と入力し、「Enter」キーを押して「Diskpart」を開きます。

ステップ 2. 「list volume」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ 3. 「select volume x」と入力し、「Enter」キーを押します(「x」は対象のパーティションを示します)。

ステップ 4. 「extend size=xxxx」と入力し、「Enter」キーを押します(「xxxx」は追加するストレージ容量を指します)。

拡張ディスクパート

▶ パーティションの縮小

ステップ 1. 「Windows+R」キーを押し、「diskpart」と入力し、「Enter」キーを押して「Diskpart」を開きます。

ステップ 2. 「list volume」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ 3. 「select volume x」と入力し、「Enter」キーを押します(「x」は対象のパーティションを示します)。

ステップ 4. 「shrink desired=xxxx」と入力し、「Enter」キーを押します(「xxxx」は縮小するストレージ容量を指します)。

縮小ディスクパート

まとめ

この記事では、Windows 11/10/8/7におけるSSDのパーティションサイズを変更する方法について説明しています。パーティションのサイズ変更は、AOMEI Partition Assistantなどのサードパーティ製ソフトウェア、「ディスクの管理」、コマンドプロンプトを利用することができます。

「ディスクの管理」ツールでは、パーティションの縮小や拡張を行うことができますが、未割り当て領域の位置やパーティションの種類によっては制限がある場合があります。一方、AOMEI Partition Assistantを使用すると、データを保持したまま柔軟にパーティションのサイズ変更が可能であり、未割り当て領域の位置に関係なく操作を行うことができます。これらの方法を活用することで、SSDのパーティションサイズを適切に調整し、ストレージの効率的な利用が期待できます。

よくある質問(FAQ)

1. SSDのパーティションサイズを変更することは可能ですか?

はい、SSDのパーティションサイズを変更することは可能です。Windowsの「ディスクの管理」ツールやサードパーティ製のパーティション管理ソフトを使用することで、パーティションの縮小、拡張、作成、削除ができます。ただし、「ディスクの管理」で拡張する場合は未割り当て領域が必要になります。

2. SSDのCドライブを拡張するにはどうすればよいですか?

Cドライブを拡張するには、隣接する未割り当て領域が必要です。Windowsの「ディスクの管理」で右クリックして「ボリュームの拡張」を選択できます。ただし、未割り当て領域がCドライブの右側にない場合は、サードパーティ製のパーティション管理ソフトを使用することで移動・拡張が可能です。

3. SSDのシステムパーティションを変更する際の注意点は?

システムパーティション(Cドライブなど)を変更する際は、慎重に操作する必要があります。誤って削除したり、適切にサイズ変更できなかった場合、Windowsが起動しなくなる可能性があります。システム領域を変更する場合は、起動可能なUSBメディアを用意しておくと、トラブル時に復旧しやすくなります。

4. SSDのパーティションサイズ変更後、PCが起動しなくなった場合の対処法は?

パーティション変更後にPCが起動しなくなった場合、以下の手順を試してください。

  • Windowsの回復モードを起動する – Windowsの修復ツールを使って「スタートアップ修復」を実行。
  • 「bootrec」コマンドを実行 – コマンドプロンプトから bootrec /fixmbr や bootrec /rebuildbcd を実行。
  • システムの復元を試す – 以前の状態に戻せる場合があります。
  • クローンやバックアップから復元 – 事前にバックアップを取っていれば、復元することで問題を解決できます。
ひとみ
ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。