[Windows 10]スタートアップ修復でPCを修復できませんでした

スタートアップ修復が失敗した際の具体的な対処法を詳しく解説します。PCが正常に起動しない場合の原因とその解決策をステップバイステップで紹介。初心者でも理解しやすいよう、詳細な手順と役立つツールを用いたトラブルシューティング方法を提供します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年07月31日

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スタートアップ修復が機能しない原因は?

スタートアップ修復はWindowsネイティブのツールで、Windowsの正常な起動を妨げる可能性のある特定のシステム問題の修復を支援します。たとえば、オペレーティング システムのロードに使用されるファイルシステムの破損や欠落を修正できます。

しかし、一部の人は「自動修復でPCを修復できませんでした」というエラーに遭って、イライラします。

エラー

このブルースクリーン(通称:青い死の画面)が表示されると、オペレーティングシステム(OS)に何らかの異常が発生したという意味で、パソコンが正常に起動できなくなり、データにアクセスできなくなります。

主な理由として、「コンピュータに接続されているデバイスに問題のある」、「破損したファイルシステム」、「起動ドライブの不良セクタ」、「破損したMBRまたはBCDファイル」などが挙げられます。次に、このエラーを修正する方法をご紹介します。

「自動修復でPCを修復できませんでした」エラーの解決策

以下のコンテンツでは、スタートアップ修復が機能しない問題を解決する方法を詳しく説明します。問題が解決するまで、1つずつ試してみてください。

修正1:すべての外付けデバイスを外す

コンピュータにストレージデバイスを接続すると、USBフラッシュドライブなどの外付けハードドライブがシステムブートパーティションとして認識されることがあります。

この場合、スタートアップ修復ツールは実際のブートパーティションではなく、USBドライブをチェックすることになり、エラーが出ることがあります。まずはデバイスを外してコンピュータを再起動し、問題が解消されるか確認してください。もし解決しない場合は、次の手順に進んでください。

修正2:スタートアップ修復をもう一回実行する

ステップ 1. エラー画面で、「詳細オプション」をクリックします。

ステップ 2. 「トラブルシューティング」の中から「スタートアップ修復」を選択します。その後、修復が完了するのを待ちます。

スタートアップ修復

修復できない場合は、次のコンテンツをご覧下さい。

修正3:SFCを実行してシステムファイルをチェックする

一般的に、不良セクタがこのスタートアップ修復オフラインエラーの根本原因である可能性があります。そのため、コマンドプロンプト(chkdsk.exe)を使って不良セクタをチェックし、修正することで、問題を解決することができます:

ステップ 1. 「詳細オプション」ウィンドウで、「コマンドプロンプト」をクリックします。

コマンドプロンプト

ステップ 2. 新しい「コマンドプロンプト」ウィンドウで、「sfc /scannow」と入力し、「Enter」キーを押します。sfc /scannowコマンドは保護されているシステムファイルをすべてスキャンし、破損したファイルをキャッシュされたコピーに置き換えます。

ステップ 3. その後、「exit」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ 4. PCを再起動し、エラーが存在するかどうかを確認します。

修正4:DISMコマンドを使用してWindows 10を修復する

sfc /scannowコマンドが役に立たない場合は、破損したWindows 10イメージをスキャンして修正するように設計された別のWindowsコマンドラインツールDISMを試すことができます。

ステップ 1. 「詳細オプション」ウィンドウで、「コマンドプロンプト」をクリックします。

ステップ 2. 新しい「コマンドプロンプト」ウィンドウでコマンドを入力します。

DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth(Windowsイメージの破損をチェックする)

DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth(Windowsイメージの破損をスキャンする)

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth(破損したWindowsイメージを修復する)

コマンド

修正5:BCDを再構築する

ステップ 1. 「詳細オプション」ウィンドウで、「コマンドプロンプト」をクリックします。

ステップ 2. 「bootrec /rebuildbcd」と入力して、「Enter」キーを押します。次のコマンドを実行して、BCDを再構築します。

bcdedit /export c:\bcdbackup(BCDストアをエクスポートしてバックアップを作成します。)

attrib c:\boot\bcd -h -r -s(BCDファイルの隠し属性、読み取り専用属性、およびシステム属性を削除・解除します。)

ren c:\boot\bcd bcd.old(BCDファイルの名前を変更します。)

bootrec /rebuildbcd(新しいBCDファイルを作成します。)

ステップ 3. これでBCDの再構築は完了です。そして、次のメッセージが表示されたら、「Y」(はい)を入力して「Enter」キーを押します。

ステップ 4. 「操作は正常に完了しました」が表示されたら、コマンドプロンプトを終了し、お使いのPCを再起動します。

コマンドを実行してMBRを修復または再構築するのが複雑すぎると思われる場合は、このAOMEI Partition Assistantをおすすめします。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

注意:USBフラッシュドライブ(最低16GB)を準備してください。通常のWindows 10コンピュータは、お使いのオペレーティングシステム(32ビットまたは64ビット)と同じオペレーティングシステムです。

ステップ 1. USBドライブを通常のWindows 10 PCに挿入します。AOMEI Partition Assistantを実行します。メインウィンドウの右上隅にある「ツール」で、「ブータブルCD/USBを作成」を選択してください。「次へ」をクリックしてください。

ブータブルCD/USBを作成

ステップ 2. 「USBブートデバイス」を選択し、「続行」をクリックしてWindows 10ブート可能メディアを作成します。

USBブートデバイス

ステップ 3. 次に、このブータブルメディアから破損したWindows 10 PCを起動すると、AOMEI Partition Assistantソフトがデスクトップに表示され、実行するだけです。

ステップ 4. システムハードディスクを選択し、ドロップダウンメニューから「MBRを再構築」を選択します。

MBRを再構築

ステップ 5. Windows 10のMBRタイプを選択します。

MBRタイプ

ステップ 6. WindowsのBCDファイルを修復するには、ウィンドウの上部にある「適用」をクリックします。

まとめ

5つの効果的な修正により、「自動修復でPCを修復できませんでした」エラーを取り除くことができると思います。AOMEI Partition AssistantはWindowsベースのコンピュータのために設計され、パーティション/ディスクをクローン、OSをSSDへ移行、ボリュームを削除せずにMBRとGPTを変換、フォルダやインストール済みプログラムを移動するなどの便利な機能を提供します。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。