Windowsの起動時に「予期しないI/Oエラーが発生しました」というメッセージが表示されると、コンピューターが正常に起動しません。エラーの原因と具体的な修正手順をわかりやすく解説します。
コンピューターを起動すると、Windows ロゴの後に「I/O エラーが発生しました」というメッセージが表示され、Windows が起動できないことがあります。時には、0xc00000e9のようなエラーコードが表示されることもあります。他の似たようなコードも見られることがあります。
この「I/O エラー」は、Windows 10、Windows 8、Windows 7、Windows XP などのオペレーティングシステムで起こることがあります。しかし、心配しないでください。この記事では、このエラーの原因を探り、修正方法をいくつか紹介します。
よくある原因は以下の通り:
どんな原因でも、コンピューターは起動時にハードディスクのブートファイルを見つけられず、Windowsが正常に起動できません。その結果、I/Oエラーコード0xc00000e9が表示されます。
まず、CPUを開けて、ケーブルが正しく接続されているか確認してください。その後、次の方法を試してください。
I/Oエラーを修正するには5つの方法があり、順番に試すことができます。
まず、コンピュータの電源を完全に切り、すべてのハードウェアを外して再接続します。これにより、意外と問題が解決するケースがあります。これで解決しない場合は、次の手順に進んでください。
Windows 7には、「前回正常起動時の構成」という機能があります。これを使うと、最後に正常に起動したときの設定に戻すことができます。方法を見てみましょう。
ステップ 1. コンピュータの電源を入れ、画面が点灯したら「F8」または「Shift + F8」を繰り返し押します。
ステップ 2. 詳細ブート オプションで、矢印キーを使用して「前回正常起動時の構成(詳細)」を選択します。
ステップ 3. Enterキーを押し、しばらくお待ちください。コンピューターは、前回の正常な起動試行の設定を使用して再起動します。
ただし、これらの手順は Windows 7でのみ適用されます。コンピューターが Windows 8/10/11 の場合は、次の方法へ進んでください。
ステップ 1. コンピュータの電源を入れ、F10キーを押してBIOSセットアップメニューに入ります。
ステップ 2. 「+」または「-」を押して、「Load Optimal Defaults(最適なデフォルトをロード)」を選択します。または、「F9」キーを押してこの操作を直接実行することもできます。
その後、BIOS はデフォルト設定に設定されます。そして、コンピュータが正常に起動できるかどうかを確認します。起動できない場合は、他の解決策を試してください。
ステップ 1. Windowsを再起動します。電源ボタンを押し続けると、強制的にシャットダウンします。この操作を2〜4回繰り返すと、Windowsが起動オプションを開きます。
ステップ 2. 「詳細オプション」画面が表示されたら、「コマンドプロンプト」をクリックして起動します。
ステップ 3. 次に、コマンドプロンプトに次のコマンドを入力し、Enter キーを押して実行します。
■ インストールCDなしでMBRを修復
コンピュータが起動しないとき、コマンドプロンプトを使うのは面倒かもしれませんし、インストールCDがないこともあります。しかし、修復ツールが役立ちます。AOMEI Partition Assistantを使えば、壊れたMBRによる起動の問題を解決できます。直感的なインターフェイスで、簡単にMBRを修復できます。
まず、別の動いているコンピュータからAOMEI Partition Assistantをダウンロードし、起動可能なUSBを作成します。その後、そのUSBを使ってMBRを修復できます。
ステップ1. AOMEI Partition Assistantを開き、「ツール」>「ブータブルCD/USBを作成」をクリックし、指示に従って起動可能なUSBを作成します。
ステップ 2. 「予期しない I/O エラー」が発生したコンピューターに起動可能なUSBドライブを挿入し、BIOS に入り、USB をブートドライブとして設定します。
ステップ3. 次に、AOMEI Partition Assistantインターフェイスが表示されます。システムディスクを右クリックし、「MBRの再構築」を選択します。
ステップ 4. 正しい Windows システムを選択し、「OK」をクリックします。
ステップ 5. 「適用」>「続行」をクリックして、MBRの再構築操作をコミットします。
コンピュータに「予期しない I/O エラーが発生しました」という問題がある場合、CHKDSK はハードディスクをチェックして修正するのに適したコマンドです。操作するにはコマンドプロンプトを開く必要があります。コマンドプロンプトを開く方法については、方法4に戻ってください。以下は必要がある幾つかのコマンドです。
chkdsk - chkdskはボリュームの状態を表示させるだけで、何のエラーを修復しません。
chkdsk g: /f - このコマンドは「ボリューム(G:)」のエラーをチェックし、見つかったエラーを修復します。G:を他のドライブ文字に置き換えることができます。
chkdsk g: /f /r /x - /rはドライブ上の不良セクタを発見して読み取り可能な情報を回復します。/xはプロセスが始まる前にドライブのマウントを強制的に解除します。/rで幾つかのデータを回復できないので、バックアップスケジュールを設定してデータを定期的に自動バックアップするのは大切な習慣です。
これは、Windows 11/10/8/7で「予期しないI/Oエラーが発生しました」を修正する方法です。上記の5つの方法で、エラーコード0xc00000e9などのほとんどの起動問題を修正できます。