修正済み:予期しないI/Oエラーが発生しました

Windowsの起動時に「予期しないI/Oエラーが発生しました」というメッセージが表示されると、コンピューターが正常に起動しません。エラーの原因と具体的な修正手順をわかりやすく解説します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年08月26日

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I/Oエラーが発生しました

コンピューターを起動すると、Windows ロゴの後に「I/O エラーが発生しました」というメッセージが表示され、Windows が起動できないことがあります。時には、0xc00000e9のようなエラーコードが表示されることもあります。他の似たようなコードも見られることがあります。

I/Oエラー

この「I/O エラー」は、Windows 10、Windows 8、Windows 7、Windows XP などのオペレーティングシステムで起こることがあります。しかし、心配しないでください。この記事では、このエラーの原因を探り、修正方法をいくつか紹介します。

I/Oエラーが発生した原因

よくある原因は以下の通り:

  • 障害のあるハードウェア
  • コンピュータウイルス感染
  • MBRの破損
  • I/Oポートの損傷
  • システムファイルの破損
  • Windows Updateによる問題

どんな原因でも、コンピューターは起動時にハードディスクのブートファイルを見つけられず、Windowsが正常に起動できません。その結果、I/Oエラーコード0xc00000e9が表示されます。

まず、CPUを開けて、ケーブルが正しく接続されているか確認してください。その後、次の方法を試してください。

I/Oエラーを修正する方法

I/Oエラーを修正するには5つの方法があり、順番に試すことができます。

方法1. すべてのハードウェアを外して再接続する

まず、コンピュータの電源を完全に切り、すべてのハードウェアを外して再接続します。これにより、意外と問題が解決するケースがあります。これで解決しない場合は、次の手順に進んでください。

方法2. 「前回正常起動時の構成」で起動する(Windows 7の場合)

Windows 7には、「前回正常起動時の構成」という機能があります。これを使うと、最後に正常に起動したときの設定に戻すことができます。方法を見てみましょう。

ステップ 1. コンピュータの電源を入れ、画面が点灯したら「F8」または「Shift + F8」を繰り返し押します。

ステップ 2. 詳細ブート オプションで、矢印キーを使用して「前回正常起動時の構成(詳細)」を選択します。

前回正常起動時の構成

ステップ 3. Enterキーを押し、しばらくお待ちください。コンピューターは、前回の正常な起動試行の設定を使用して再起動します。

ただし、これらの手順は Windows 7でのみ適用されます。コンピューターが Windows 8/10/11 の場合は、次の方法へ進んでください。

方法 3. BIOSをデフォルトに設定する

ステップ 1. コンピュータの電源を入れ、F10キーを押してBIOSセットアップメニューに入ります。

ステップ 2. 「+」または「-」を押して、「Load Optimal Defaults(最適なデフォルトをロード)」を選択します。または、「F9」キーを押してこの操作を直接実行することもできます。

BIOS設定

その後、BIOS はデフォルト設定に設定されます。そして、コンピュータが正常に起動できるかどうかを確認します。起動できない場合は、他の解決策を試してください。

方法 4. MBRを再構築する

ステップ 1. Windowsを再起動します。電源ボタンを押し続けると、強制的にシャットダウンします。この操作を2〜4回繰り返すと、Windowsが起動オプションを開きます。

ステップ 2. 「詳細オプション」画面が表示されたら、「コマンドプロンプト」をクリックして起動します。

コマンドプロンプト

ステップ 3. 次に、コマンドプロンプトに次のコマンドを入力し、Enter キーを押して実行します。

  • bootrec.exe /fixmbr
  • bootrec.exe /fixboot
  • bootrec.exe /scanos
  • bootrec.exe /rebuildbcd

FixMbr

■ インストールCDなしでMBRを修復

コンピュータが起動しないとき、コマンドプロンプトを使うのは面倒かもしれませんし、インストールCDがないこともあります。しかし、修復ツールが役立ちます。AOMEI Partition Assistantを使えば、壊れたMBRによる起動の問題を解決できます。直感的なインターフェイスで、簡単にMBRを修復できます。

まず、別の動いているコンピュータからAOMEI Partition Assistantをダウンロードし、起動可能なUSBを作成します。その後、そのUSBを使ってMBRを修復できます。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ1. AOMEI Partition Assistantを開き、「ツール」>「ブータブルCD/USBを作成」をクリックし、指示に従って起動可能なUSBを作成します。

ウィザード

ステップ 2. 「予期しない I/O エラー」が発生したコンピューターに起動可能なUSBドライブを挿入し、BIOS に入り、USB をブートドライブとして設定します。

ステップ3. 次に、AOMEI Partition Assistantインターフェイスが表示されます。システムディスクを右クリックし、「MBRの再構築」を選択します。

MBRを再構築

ステップ 4. 正しい Windows システムを選択し、「OK」をクリックします。

バージョン

ステップ 5. 「適用」>「続行」をクリックして、MBRの再構築操作をコミットします。

方法 5. CHKDSKユーティリティを使用する

コンピュータに「予期しない I/O エラーが発生しました」という問題がある場合、CHKDSK はハードディスクをチェックして修正するのに適したコマンドです。操作するにはコマンドプロンプトを開く必要があります。コマンドプロンプトを開く方法については、方法4に戻ってください。以下は必要がある幾つかのコマンドです。

chkdsk - chkdskはボリュームの状態を表示させるだけで、何のエラーを修復しません。

chkdsk g: /f - このコマンドは「ボリューム(G:)」のエラーをチェックし、見つかったエラーを修復します。G:を他のドライブ文字に置き換えることができます。

chkdsk g: /f /r /x - /rはドライブ上の不良セクタを発見して読み取り可能な情報を回復します。/xはプロセスが始まる前にドライブのマウントを強制的に解除します。/rで幾つかのデータを回復できないので、バックアップスケジュールを設定してデータを定期的に自動バックアップするのは大切な習慣です。

chkdsk-g-f

終了コードについての説明:
0 - エラーは見つかりませんでした。
1 - エラーは見つかり、そして修正されました。
2 - ディスククリーンアップが実行されました(例えば、ガベージコレクション)。或いは、/fを指定していないのでクリーンアップが実行されません。
3 - ディスクをチェックできなく、エラーを修復しません。或いは/fが指定されないのでエラーが修復されません。

まとめ

これは、Windows 11/10/8/7で「予期しないI/Oエラーが発生しました」を修正する方法です。上記の5つの方法で、エラーコード0xc00000e9などのほとんどの起動問題を修正できます。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。