Verbatim USBメモリをFAT32形式にするには、無料のVerbatim FAT32フォーマットツール(ディスク管理、Windowsファイルエクスプローラー、DiskPart、AOMEI Partition Assistant)を使うことができます。
Verbatimは、USBメモリ、SSD(ソリッドステートドライブ)など、さまざまなデータストレージメディアを提供しています。多くの人々は、データの保存や異なるデバイス間のデータ転送にVerbatim製品を選びます。
時には、VerbatimのストレージデバイスをFAT32形式にする必要があります。
例えば、MacやLinux、古いWindowsバージョン(Windows 98、Windows XP、Windows Server 2003など)でVerbatim製品(例えばUSBメモリ)を使う場合、FAT32にフォーマットすることが求められます。また、FAT32ファイルシステムのみをサポートするPS3やXboxなどのゲーム機でVerbatimを使う際も、FAT32にフォーマットする必要があります。
フォーマットするしないと、これらのデバイスにVerbatim USBメモリが認識しない可能性があります。
Windows 11/10/8/7でVerbatimのUSBメモリをFAT32形式にフォーマットするには、Windowsの「ディスクの管理」ディスクの管理やファイルエクスプローラー、Diskpartを使います。
ヒント:重要なデータがあるか確認してください。もしあれば、フォーマットを行うとそのデータが消えてしまうので、事前にバックアップを取っておくことが大切です。
まず、Verbatim製品をFAT32にフォーマットするには、ディスクの管理で数ステップで完了します。
ステップ 1. フォーマットするUSBメモリをパソコンに接続します。
ステップ 2. 「WIN+R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」に「diskmgmt.msc」と入力して「ディスクの管理」を開きます。
ステップ 3. 対象のUSBメモリを右クリックして、ドロップダウンメニューから「フォーマット」を選択します。
ステップ 4. ファイルシステムから「FAT32」を選択して「OK」をクリックします。
ステップ 5. 警告メッセージが表示されたら「OK」をクリックします。
ステップ 6. フォーマットが完了したら「OK」をクリックします。
ファイルエクスプローラーは、基本的なフォーマットタスクを実行するための優れたツールでもあります。VerbatimをFAT32にフォーマットするには、次のステップに従います。
ステップ 1. 「コンピューター」または「PC」をダブルクリックして、エクスプローラーを開きます。
ステップ 2. エクスプローラー上でフォーマットしたいUSBメモリを右クリックして、表示されるメニューから「フォーマット」を選択します。
ステップ 3. ファイルシステム(FAT32)を選択した後、「クイックフォーマット」にチェックを入れて、「開始」をクリックします。
Diskpartはコマンドラインベースのユーティリティです。VerbatimをFAT32にフォーマットするには、次のステップに従います。
ステップ 1. 検索ボックスに「cmd」と入力してDiskpartコマンドプロンプトを開き、プログラムを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
ステップ 2. 次に、「diskpart」と入力しEnterキーを押しプログラムを起動します。
ステップ 3. そして、「list disk」と入力して、コンピューター上のすべてのディスクを表示します。
ステップ 4. 「select disk 2」と入力し、Enterキーを押します。ここで、2はUSBメモリの番号です。
ステップ 5. 「clean」と入力し、Enterキーを押します。このコマンドは選択されたディスク上のすべてのデータを削除します。
ステップ 6. 「create partition primary」と入力し、Enterキーを押し、パーティションプライマリを作成します。
ステップ 7. 「format fs = fat32 quick」または「format fs = ntfs quick」と入力し、Enterキーを押し、DiskpartコマンドプロンプトでUSBメモリフラッシュドライブをFAT32またはNTFSにフォーマットします。
最後に、以上の操作を終了するにはDiskpartコマンドプロンプト「exit」と入力します。ここまでDiskpartでUSBをフォーマットすることは既に完了しました。
これら3つのWindowsネイティブフォーマットツールは、ほとんどの場合、Verbatim USBメモリをFAT32にフォーマットできます。ただし、期待はずれになることもあります。
重要:Verbatim USBメモリが32GBを超えると、ディスクの管理やファイルエクスプローラーでこのファイルシステムを選べません。Diskpartを使うとエラーが出ます。また、ファイルシステムが壊れていると、ハードドライブが書き込み禁止になり、Windowsのフォーマットツールでフォーマットできなくなります。
WindowsのフォーマットツールでVerbatim USBメモリのフォーマットがうまくいかない場合、無料のサードパーティ製のVerbatim FAT32フォーマットツールを使うのが良いです。AOMEI Partition Assistantは、Windows 11、10、8、7の64ビットと32ビットに対応しています。
このフリーソフトを使えば、32GB以上のVerbatim USBメモリをFAT32形式に簡単にフォーマットできます。また、書き込み禁止のディスクもフォーマットでき、さらにハードドライブをRAWからFAT32に変換することも可能です。強力なVerbatim FAT32フォーマットソフトウェアを無料でダウンロードし、ステップに従ってVerbatim USBメモリをFAT32にフォーマットできます。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールします。ディスクのパーティションを見つけて、右クリックして、「パーティションをフォーマット」を選択します。
ステップ 2. ポップアップウィンドウで、ハードドライブのファイルシステムを決定します。その後、「はい」をクリックします。ご覧の通り、ここではExt2、Ext3、Ext4を選ぶことができ、WindowsでハードディスクをExt4にフォーマットすることも可能です。
ステップ 3. メインインターフェイスで、操作を確認し、「適用」>「続行」をクリックして実行します。
AOMEI Partition AssistantはWindowsの標準フォーマットツールよりも多くのファイルシステムを選べます。「NTFS to FAT32変換器」機能はNTFSをFAT32に変換できます。フォーマットやデータ損失なしでファイルシステムを変えることができる優れた機能です。
これにより、Verbatim USBメモリのサイズや状態に応じて、適切なVerbatim FAT32ツールを選ぶことができます。32GB以上であれば、AOMEI Partition Assistantのほうが適切です。USBメモリのフォーマットだけでなく、AOMEI Partition Assistantはディスクパーティション管理に役立つ他の機能も提供しています。パーティションのコピー、結合、移動などが可能です。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することをおすすめします。
アップグレードしてプロフェッショナル版を利用すれば、さらに多くの素晴らしい機能が使えます。失われたパーティションの復元、パーティションの分割、空き領域の割り当て、MBRとGPT間のディスクの変換などが含まれます。