コマンドプロンプトの使い方完全ガイド!初心者向け基本知識と活用法を徹底解説

基本的なコマンドの使い方や、初心者が覚えておくべきポイントを徹底解説!シンプルでわかりやすいステップを踏んで、PC操作をよりスムーズに。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年10月11日

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コマンドプロンプトとは?

コマンドプロンプト(Command Prompt、CMDとも呼ぶ)は、Windowsオペレーティングシステムで使われるコマンドラインインターフェース(CLI)の一種です。ユーザーがテキストベースのコマンドを入力して、コンピュータに対して直接操作を指示するためのツールです。

コマンド プロンプト

📍主な特徴は以下の通りです:

  • ユーザー入力のコマンド実行:コマンドを入力し、それに応じたタスクを実行できます。例として、ファイルのコピーや削除、ディレクトリの移動などがあります。
  • バッチファイルの実行:一連のコマンドを記述したバッチファイル(.bat)を作成し、自動で複数の操作を実行させることができます。
  • システム管理タスク:環境変数の設定、ネットワーク設定の確認、ディスクの管理など、さまざまなシステム管理タスクをコマンドで実行可能です。
  • 他のプログラムとの連携:プログラムを起動したり、スクリプトを実行したり、システムと連携した自動化処理を行うことができます。

コマンドプロンプトの開き方は?

方法1:スタートメニューを開き、或いは検索ボックスに「cmd」や「コマンドプロンプト」と検索して実行します。

検索ボックスに「cmd」と入力

方法2:Winキー+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、cmdと入力してEnterを押すことでも起動できます。

ファイル名を指定して実行

コマンドプロンプトにできることは?

コマンドプロンプトは、さまざまなタスクを実行することができます。以下に、コマンドプロンプトでできる主なことを挙げます。

1. ファイルやフォルダの操作

ファイルの表示:dir コマンドで、現在のディレクトリ内のファイルやフォルダを一覧表示できます。

例:dir C:\Users\Documents

フォルダの移動:cd コマンドでディレクトリを移動します。

例:cd C:\Users\Documents

ファイルのコピー:copy コマンドでファイルをコピーします。

例:copy file1.txt C:\backup\file1.txt

ファイルの移動:move コマンドでファイルを移動します。

例:move file1.txt C:\Documents

ファイルの削除:del コマンドでファイルを削除します。

例:del file1.txt

フォルダの作成・削除:mkdir で新しいフォルダを作成し、rmdir でフォルダを削除できます。

例:mkdir NewFolder, rmdir OldFolder

2. システム情報の確認

IPアドレスの確認:ipconfig コマンドで、ネットワークの設定情報(IPアドレスなど)を表示します。

例:ipconfig

プロセスの確認:tasklist コマンドで、現在実行中のプロセスを一覧表示します。

例:tasklist

ネットワークの接続確認:ping コマンドで、特定のIPアドレスやドメインに接続できるか確認します。

例:ping google.com

ディスクの状態確認:chkdsk コマンドで、ディスクの状態やエラーを確認します。

例:chkdsk g: /f /r /x(/rはドライブ上の不良セクタを発見して読み取り可能な情報を回復します。/xはプロセスが始まる前にドライブのマウントを強制的に解除します。/rで幾つかのデータを回復できないので、バックアップスケジュールを設定してデータを定期的に自動バックアップするのは大切な習慣です。chkdskについてもっと詳しい情報はこちらへ:Microsoft Learn

chkdsk g: /f /r /x

3. システム設定の変更

環境変数の確認・設定:set コマンドで、システムの環境変数を確認したり、新しい環境変数を設定できます。

例:set PATH

ネットワーク設定の変更:netsh コマンドで、ネットワーク設定を変更したり、ルールを設定できます。

例:netsh interface ip set address "Local Area Connection" static 192.168.1.100 255.255.255.0 192.168.1.1

4. プログラムやスクリプトの実行

プログラムの起動:コマンドラインからアプリケーションを直接起動できます。ファイルパスやプログラム名を入力するだけで起動可能です。

例:notepad, calc

バッチスクリプトの実行:バッチファイル(.bat)を実行して、複数のコマンドを自動化できます。

例:script.bat

5. システム管理とトラブルシューティング

システムファイルの整合性チェック:sfc /scannow コマンドで、システムファイルの整合性をチェックし、破損しているファイルを修復します。

例:sfc /scannow

「sfc /scannow」と入力

サービスの管理:net start や net stop コマンドを使用して、Windowsサービスを起動したり停止したりできます。

例:net start w32time(Windows Time サービスの開始)

ユーザーアカウントの管理:net user コマンドでユーザーアカウントを作成したり、削除したりできます。

例:net user username /add

システムシャットダウン・再起動:shutdown コマンドでシステムのシャットダウンや再起動が可能です。

例:shutdown /r(再起動)

6. ネットワーク操作

ネットワークの確認:netstat コマンドでネットワークの接続状態やポートの使用状況を確認できます。

例:netstat -an

例:netstat -an

共有フォルダの管理:net share コマンドで共有フォルダを設定、管理します。

例:net share Documents=C:\Documents

7. ディスクの管理

ディスクのフォーマット:format コマンドでドライブをフォーマットします。

例:format D: /FS:NTFS

ディスクのパーティション操作:diskpart コマンドでディスクのパーティションを管理します。

例:select disk 3

選択

コマンドプロンプトの利点と欠点は?

利点:高速で軽量な操作、システムの詳細な管理、自動化やスクリプトの利用、ネットワーク管理やリモート操作に最適

欠点:学習コストが高い、エラーの処理が難しい、誤操作のリスクが高い、ユーザーフレンドリーではないインターフェース

システムに対する直接的な変更を行うため、誤ってコマンドを入力するとシステムに重大なダメージを与える可能性があります。例えば、del コマンドを誤って重要なファイルに対して実行した場合、そのファイルが即座に削除され、復元が困難になることがあります。

ここでコマンドプロンプトを補うできるAOMEI Partition Assistantを勧めします。AOMEI Partition Assistantは直感的なインターフェースで、すべての操作は「適用」をクリックする前に保留中の状態で、キャンセルするか、やり直すことができます

AOMEI Partition Assistantはディスク・パーティションを管理できるオールインワンソフト。不要なファイルを削除、システムを最適化、パーティションをリサイズ/移動/拡張/縮小/結合できるだけでなく、Cドライブの空き容量を開放し、さらにSSDへのOS移行もできます。

ここでは例として、AOMEI Partition Assistantを使ってパーティションをフォーマットします。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールして起動します。

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ステップ 2. パーティションを右クリックして、「パーティションをフォーマット」を選択します。

フォーマット

ステップ 3. ポップアップウィンドウで、パーティションラベル、ファイルシステムなどを設定することができます。「はい」をクリックして変更を確認します。

ファイルシステムなどを設定

ステップ 3. メイン画面に戻り、仮想結果をビューすることができます。問題なければ「適用」 をクリックし操作を実行します。

ヒントここで問題があればキャンセルできます。

適用

まとめ

コマンドプロンプトは、特にシステム管理者や開発者にとって、Windowsの設定や管理、トラブルシューティングなどに不可欠なツールです。誤操作のリスクが高いため、それを補うできるAOMEI Partition Assistantも使用できます。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。