Hiren's BootCDを使用してディスククローンを作成する方法

Hiren's BootCDとは？

Hiren's BootCDは豊富なソフトウェアとユーティリティのリストを使ったスタートシーケンスを含むCDで、カテゴリによってグループ分けし、装置に必要なもの全てが搭載されるようにします。これらのツールは、パーティションツール、バックアップツール、クローンツール、復元ツールなど、多くのカテゴリーに分かれています。これにより各ツールをインターネットから1個ずつダウンロードする必要はありません。それらの多くは似たような機能を持っているため、重複しているように見えますが、通常は重要な違いがあったり、お互いに補足し合ったりしています。

Hiren's BootCDでディスククローンを作成する方法

 1. Hiren'sブータブルUSBを作成

Hiren's BootCD PEを使用するには、ISOファイルをダウンロードする必要があり、ディスクファイルをディスクに書き込むと、コンピュータの起動に使用することができます。ディスクから起動した後、内蔵のユーティリティを使ってディスククローンを作成することができます。次に、具体的な手順を紹介します。

ステップ 1. Hirens Boot CDを公式ホームページからダウンロードします。ISOファイルをダウンロードしたら、各バージョンのWindowsに内蔵されているWindows Disc Image Burnerを使って、ISOからCD/DVD/USBドライブに情報をコピーする必要があります。（CD/DVDドライブを搭載していないPCが多くなったことを考慮し、USBに書き込む例を紹介します。）

ステップ 2. 起動可能なUSBドライブを作成するためのシンプルで無料のツールであるRufusをダウンロードします（ISOをUSBに書き込むのに役立ちます）。そして、USBデバイスを挿入し、アプリを実行します。

ステップ 3. アプリを起動したら、file system（ファイルシステム）にFAT32（デフォルト）を選択します。

ステップ 4. フォーマットオプションにチェックを入れ、「Create a bootable disk using（ISOイメージを使って起動ディスクを作成）」の隣にあるオプションを「ISO Image（ISOイメージ）」に変更します。

ステップ 5. このボックスの隣にある小さなCDアイコンを選択し、HBCDフォルダのISOファイルの場所を参照します。

ステップ 6. 最後に、準備ができたら「Start（開始）」をクリックします。

ステップ 7. プロセスが完了したら、USBにHBCDをインストールしたことになります。

2. USBを起動ドライブに設定

さて、USBにHBCDをインストールしたところで、今度はUSBからパソコンを起動させる必要があります。具体的な操作は以下の通りです。

ステップ 1. コンピュータが起動画面を表示したら、「Esc」キーを押してBIOS設定に入ります。（コンピュータによっては、Delete、F2、F6となる場合もあります。）

ステップ 2. BIOS FEATURES SETUPに入り、Boot（起動順序）をUSBに設定します。

ステップ 3. 設定後、「ESC」キーを押してメインBIOSインターフェースに戻り、「Save」を選択して終了します。

ステップ 4. パート1で作成したブータブルUSBをUSBポートに挿入し、コンピュータを再起動すると、コンピュータは自動的にUSBブートのメインインターフェイスに入ります。

3. Hiren's Boot CDを使ったディスクをクローン

その後、Hiren's Boot CDのメインインターフェイスで起動することができます。

ステップ 1. Hirens Boot CDの「ユーティリティ」を開き、「ハードディスクツール」の中から「パーティションツール」を探し、「AOMEI Partition Assistant 7.0」というツールを表示させます。このツールを開くと、このようなインタフェースが表示されます。

ステップ 2. クローンするハードディスクを右クリックしてドロップダウンメニューから「ディスクのコピー」を選択します。ステップに従って続行してください。

追記：このバージョンは古く、あなたにもたらす体験はあまり良くないかもしれません。次は、最新版をお勧めします。

ディスククローンを作成する別の方法

AOMEI Partition Assistant Standardは、Hiren's BootCDをダウンロードした後、ISOファイルをブータブルUSBにクローンする面倒なステップを回避できるので、直接使用することをお勧めします。

AOMEI Partition Assistant Standard（Windows 11、Windows 10、Windows 8.1/8、Windows 7、Vista、XPに対応）は、完全無料のサードパーティ製ディスク管理ツールです。ディスククローン、MBRディスクからMBR SSDまたはHDDへのOS移行、パーティション結合などの機能が含まれます。操作はより簡潔で、より良い経験をもたらすことができます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。コピーするハードディスクを右クリックしてドロップダウンメニューから「ディスククローン」を選択します。

ステップ 2. ここでは「ディスクの高速クローン」を選択します。

注意事項：

「ディスクの高速クローン」は、ディスクの使用領域のみをコピーします。

「セクタ単位のクローン」は、使用済みかどうかに関係なく、ディスクの全セクタをクローンします。

ステップ 3. クローンしたいターゲットディスクを選択します。「SSDの性能を最適化」にチェックを入れて、SSDの読み書きの速度を向上させることができます。(クローン先ディスクにパーティションがある場合、それらは削除されます。重要なデータであれば、無料のAOMEI Backupper Standardでバックアップを取るとよいでしょう。)

ステップ 4. 保存先ディスクのパーティションサイズを調整することができます。

ステップ 5. 最後に、「適用」をクリックして、ハードディスクのクローン作成を開始します。

ヒント：システムディスクの場合、AOMEI Partition Assistant Standard版はMBRからMBRへのクローンをサポートします。もしMBRシステムディスクをGPTにクローンし、GPTシステムディスクをMBR/GPTにクローンする必要があれば、Professional版を利用してください。

まとめ

ここまでで、Hiren's BootCDを使ってディスククローンを作る方法について、ご理解いただけたと思います。どちらの方法も目的を達成するのに役立ちますので、お好みに合わせてお選びください。

Windows Serverユーザーの場合は、AOMEI Partition Assistant Server版を楽しめます。はい、以上です。ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは：[email protected]。ここまでありがとうございました。