Robocopyを使ってあるドライブの内容を別のドライブにコピーする

多くのユーザー、Robocopyを使用して、あるドライブの内容を別のドライブにコピーすることは難しい場合があります。ここでは、Robcopyを使用して1つのドライブから別のドライブにファイルやフォルダをコピーする方法を説明するだけでなく、Robocopyの強力な代替手段及び使い方も紹介します。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2024年06月12日

シェア: instagram reddit

Robocopyについて

Robocopyは、Windowsに付属している強力なファイルコピーユーティリティです。コマンドプロンプトを使用して、指定したドライブパスまたはサーバーパスからファイルをコピーしたり移動したりすることができます。Robocopyコマンドは、Windows VistaおよびWindows Server 2008以降のWindowsの標準機能となっています。

Robocopyは非常に強力ですが、構文は複雑であるため、コンピュータの経験がないユーザーがRobocopyを使用することは困難です。また、コンピュータのタイプによっては、実行できないコマンドもあります。この記事では、あるドライブの内容を別のドライブに自動的にコピーする方法と、そのコマンドがうまくいかないときに他のソフトウェアに置き換える方法について説明します。

Robocopyでドライブの内容を別のドライブにコピーする方法

Robocopyには多くの構文があります。ただし、ドライブ間でRobocopyを使用する場合は、選択できる構文は二つがあります。一つは、「Robocopy copyall」構文で、もう一つは、「Robocopy move」です。次に、この二つのRobocopy構文の使用例を紹介します。

✔構文例 1. robocopy C:\src D:\dst /E /COPYALL

この構文は、NTFS ACL、ファイル所有者、サブフォルダ(空のフォルダを含む)、およびすべてのファイル属性を、あるドライブから別のドライブにコピーします。

C:\src」はソースドライブ(コピー元のドライブ)です。

D:\dst」はターゲットドライブ(コピー先のドライブ)です。

/E」はすべての空のサブフォルダを含めることを選択します。

/COPYALL」は残りをキャッチし、コピーします。

具体的な操作方法は以下の通りです。

手順 1. スタートバーで「CMD」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。

手順 2. 開いた後、上記のコマンドをCMDにコピーし、実際の状況に応じてソースドライブとターゲットドライブを変更します。

Copy All

注意:図に示すように、RobocopyのCOPYALL構文を使用してファイルをCドライブからDドライブにコピーすると、パラメータが無効であるというプロンプトが表示されます。

✔構文例 2. robocopy C:\src D:\dst /MOVE

ファイルの移動は、コピーと同じように、あるディレクトリから別のディレクトリにファイルを転送します。移動操作との唯一の違いは、コピー後にソースファイルが削除されることです。「/MOVE」は、コピー後にソースからファイル/ディレクトリを削除することを意味します。

先ほどの方法と同じように、CMDでコマンドを入力し、コピー元のドライブとコピー先のドライブを変更します。

ロボコピー移動

注意:RobocopyのMOVE構文を使用する場合、パラメータが無効であることを示すプロンプトが表示されることもあります。

Robocopyの代替でドライブの内容を別のドライブにコピーする

Robocopyコマンドが必ずしも成功するとは限らないことがわかります(コンピュータによって異なります)。そのため、あるドライブから別のドライブに内容を転送する必要がある場合は、サードパーティのソフトウェアの助けに頼ることができます。

幸い、AOMEI Partition Assistant(Windows 11/10/8/7をサポート)は、あるドライブから別のドライブに内容を転送するのに役立ちます。操作が簡単で、複雑な手順を必要とせず、コンピュータの経験がないユーザーにも適しており、コンピュータの違いによる失敗もありません。

単一または複数のインストールされたプログラムを別のドライブに転送したい場合、「アプリ引っ越し」機能を利用できます。ドライブのあるパーティションを別のドライブに転送したい場合、「パーティションをクローン」機能を試すことができます。ちなみに、ディスク全体を別のディスクにクローンしたい場合は、AOMEI Partition Assistantが「ディスククローン」機能も提供します。この機能を使用すると、再インストールせずに古いハードディスク上のすべてのデータ(OSを含む)を新しいハードディスクにクローンすることができます。

他にも、次のような高度な機能を試すことができます。例えば、FAT32とNTFS間のファイルシステムの変換、MBRディスクからGPT SSD/HDDへのクローン、あるパーティションから別のパーティションへの空き領域の割り当てなどです。

デモ版をダウンロードして試してみて、どのように動作するかを確認してください。

無料ダウンロード Win 11/10/8.1/8/7
安全かつ快適

方法1. 「アプリ引っ越し」でプログラムを別のドライブに転送

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行します。上部にある「空間を解放」>「アプリ引っ越し」をクリックします。

アプリ引っ越し

ステップ 2. ポンプアップウィンドウで、「アプリを移動」を選択します。

2つのオプション

ステップ 3. すべてのパーティションが表示されます。パーティションごとに移行可能なインストール済みアプリの数や容量なども表示されます。移動するプログラムがあるパーティションを選択して「次へ」をクリックします。

パーティションの選択

ステップ 4. この画面で、選択したパーティション上のすべての移行可能なアプリが表示されるので、移動したいアプリにチェックマークを付け、ターゲットファイルを移動する場所を選択します。次に「移行」をクリックします(ヒント:新しいファイル用に十分なスペースのあるディスクを選択する必要があります)。

アプリの選択

ステップ 5. 移行中に実行中のアプリを強制終了するという警告メッセージが表示されます。問題なければ「はい」をクリックして操作を実行します。

移行警告

移動が完了したら、「完了」をクリックして、メインインターフェイスに戻ります。

方法2. 「パーティションをクローン」でパーティションを別のドライブに転送

重要な内容があるパーティションを別のドライブをコピーするために、AOMEI Partition Assistantは、「パーティションの高速クローン」と「セクタ単位のクローン」という2つのクローン方法を提供します。前者はパーティションの使用済みスペースのみをターゲットドライブにクローンし、プロセス全体が高速になります。後者はパーティションの各セクターをターゲットドライブにクローンし、プロセス全体がより多くの時間がかかります。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、メイン画面でクローンを作成するパーティションを右クリックし、「パーティションをクローン」を選択します。

パーティションクローン

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、ソースパーティションのデータを保存するターゲットパーティション(未割り当て領域)を選択して、「次へ」をクリックします。

クローン先のパーティション

ステップ 3. 次に、確認画面に移動して、ソースパーティションとターゲットパーティションを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして、続行します。

確認

ここでは「4Kアライメント」オプションがあります。パーティションをSSD(ソリッドステートドライブ)にクローンする場合、このチェックボックスにチェックを入れて、SSDの読み書き速度を向上させることができます。また、SSDの寿命を延ばすこともできます。
「セクタ単位のクローン」が使用、未使用にかかわらず、全ての領域をそのままコピーします。かなり長い時間がかかります。「セクタ単位のクローン」を選択する場合、未割り当て領域はソースパーティションと等しいか、それよりも大きくなければなりません。また、ターゲットパーティションのサイズを調整することができません。
「設定」をクリックしてターゲットパーティションのサイズを調整することができます。調整後、「保存」をクリックします。

設定

ステップ 4. 「適用」をクリックして、「保留中の操作一覧」でパーティションのクローン操作をプレビューすることができます。保留中の操作を実行するには、「続行」をクリックしてください。

適用

方法3. 「ディスククローン」でディスク全体を別のディスクにクローン

再インストールせずに、ディスク全体(プログラム、ビデオ、画像、ドキュメント、音楽などを含む)を新しいハードディスクにクローンする場合は、「ディスククローン」機能をお勧めします。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、表示されたメインインターフェースでコピーしたいディスクを右クリックして、「ディスククローン」をクリックします。

ディスクをクローン

ステップ 2. クローン先のディスクを選択し、「次へ」をクリックします。

クローン先のディスクを選択

ステップ 3. 「設定」をクリックし、USBドライブのパーティションを編集することができます。編集が終わったら、「次へ」をクリックしてください。

ディスクのレイアウトを編集

ステップ 4. 問題がなければ「確認」ボタンをクリックします。クローンすると、クローン先のディスク上のすべてのデータが消去されます。クローン先のディスクに重要なデータがある場合は、事前にバックアップを作成してください。

確認

ステップ 5. ツールバーの「適用」をクリックし、「続行」をクリックます。

適用

まとめ

上記の2つのRobocopyの例から見て、Robocopyを使用してあるドライブの内容を別のドライブにコピーすることは制限があり、100%成功しないことをすでにご存知だと思います。そこで、Robocopyの強力な代替であるAOMEI Partition Assistantを紹介します。AOMEI Partition Assistantは「無効なパラメータ」エラーが発生しなくて、内容をあるドライブから別のドライブに安全かつ迅速に移動できます。Windows Serverでこれらの操作を実行したい場合、AOMEI Partition Assistant Serverを使用してください。

もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、以下のコメント欄に入力するか、または[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。