外付けHDDで「以前のバージョン」機能を活用する方法

外付けHDDで「以前のバージョン」機能を使って、消えたファイルを簡単に復元する方法を解説!この記事では、設定手順から注意点まで、初心者にもわかりやすく説明します。

カオル

更新者: カオル / 2024年09月09日

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外付けHDDは「以前のバージョン」機能をできますか?

結論からして、外付けハードドライブにも「以前のバージョン」機能を利用することは可能ですが、いくつかの条件があります

Windowsの「以前のバージョン」機能は、通常システムが管理する復元ポイントやファイル履歴を利用して、ファイルやフォルダーの過去の状態を復元するためのものです。

「以前のバージョン」機能の条件:
1. ファイル履歴の設定が必要:外付けHDDで「以前のバージョン」機能を使うには、まずファイル履歴を有効にし、バックアップ先としてその外付けHDDを指定している必要があります。ファイル履歴が有効な場合、定期的に外付けHDDの内容がバックアップされ、その過去のバージョンが復元可能になります。
2. システム保護が有効でないと機能しない:「以前のバージョン」機能は、通常システムドライブ(Cドライブ)や特定のローカルドライブに対して有効です。外付けHDDにもシステム保護機能を設定することで、復元ポイントの作成が可能になり、以前のバージョンを使えることがありますが、デフォルトでは無効です。

外付けHDDで「以前のバージョン」機能を利用する方法

1. ファイル履歴を利用する

ファイル履歴を設定して、外付けハードドライブをバックアップの保存先として指定します。これにより、外付けHDD上のファイルが自動的に保存され、過去のバージョンを復元できます。

設定方法:

手順 1. コントロール パネル>システムとセキュリティ>ファイル履歴>「ドライブの使用を停止」ボタンをクリックします。

手順 2. 「バックアップ」に戻り、ドライブの追加>ドライブを選んでください>外付けHDDをクリックします。

手順 3. 「ファイルのバックアップを自動的に実行」が、「オン」に設定されていることを確認します。

HDDのデータを復元する方法:

手順 1. コントロール パネル>システムとセキュリティ>ファイル履歴>「個人用ファイルの復元」でファイルまたはそれを含むフォルダを探します。

個人用ファイルの復元

手順 2. 緑色の復元ボタンをクリックします。

2. バックアップと復元(Windows 7)を使う

外付けHDDのファイルを「以前のバージョン」として復元するには、定期的にバックアップを取ることが推奨されます。「バックアップと復元」機能を使って、システム全体や特定のファイルを外付けHDDにバックアップすることができます。

設定方法:

手順 1. コントロール パネル>システムとセキュリティ>バックアップと復元(Windows 7)>「バックアップの設定」から外付けHDDを選択し、「自動選択(推奨)」を選んで、「バックアップ設定の確認」で詳細の頻度の設定をします。

手順 2. 今すぐにバックアップしたい場合は、「今すぐバックアップ」をクリックします。

HDDのデータを復元する方法:

手順 1. コントロール パネル>システムとセキュリティ>バックアップと復元(Windows 7)>ファイルの復元>「ファイルの参照」をクリックして、復元したいファイルを選択し、保存先を選択します。

ファイルの参照

手順 2. 最後は「復元」をクリックします。

ヒント外付けHDDが常に接続されていないと、ファイル履歴やバックアップと復元機能は利用できないことが多いです。 設定をしていないと、過去の状態を復元することはできません。事前の設定が重要です。 このように、適切な設定をしていれば、外付けハードドライブでも「以前のバージョン」機能を利用することが可能です。

おまけ:外付けHDDから消えたデータを復元する方法

外付けハードドライブからデータが失われるのは、物理的な損傷、ファイルシステムの破損、不適切な取り外し、ウイルスやマルウェアの攻撃、電源供給が不安定、ソフトウェアエラーやシステムクラッシュ、寿命や劣化、セクタの破損などなど、さまざまな要因によって引き起こされます。

データが失われたのに、「以前のバージョン」機能の事前の設定をしていません。この場合は、データ復旧ソフトウェアや専門業者の利用を検討することが推奨されます。こんな時は、AOMEI FastRecoveryにような専門のデータ復元ソフトが役に立ちます。

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内蔵・外付けHDD/SSD、SDカード、USBドライブなど、様々なストレージデバイスに対応します。
ストレージデバイスのクイックスキャンとディープスキャンをサポートします。スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。
直感的で使いやすいUIを提供しています。
Windows 7、8、10、11、およびWindows Serverのすべてのバージョンに対応しています。

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3ステップでデータ復旧:

ステップ 1. 場所の選択

AOMEI FastRecoveryをインストールして起動します。データが失われたHDDを選択(ここではドライブCを例に)し、「スキャン」をクリックします。

スキャンをクリック

ステップ 2. スキャンの実行・ファイルの選択

「クイックスキャン」で消したデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。復元したいファイルを選択し、プレビューすることができ、「復旧」をクリックします。

プレビューと復旧

ステップ 3. 保存先の選択

「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。

フォルダーを選択

まとめ

この記事では、外付けHDDで「以前のバージョン」機能を利用する方法、ファイル損失の一般的な原因と、外付けHDDから削除されたファイルを復元する方法について説明します。この問題にまだ苦労している場合は、AOMEI FastRecoveryにような専門のデータ復元ソフトを試してみることを検討してください。さらに、データ損失を防ぐために適切な対策を講じることも同様に重要です。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。