フォーマットなしでSSDをGPTからMBRに変更する方法

フォーマットなしでSSDをMBRからGPTに変更する方法は?今回は、変更すべき理由がわかるだけでなく、GPTからMBRへの変換を行うための最強の変更ツールを紹介します。

Comnena

投稿者:Comnena/更新日:2023年05月15日

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5年前に購入したDellのノートパソコンがあります。最近、SSDにWindows 7 32bitをインストールしようと思ったのですが、失敗してしまいました。後で、パーティションスタイルがGPTであり、GPTハードディスクがWindows 7のインストールをサポートしていないことが原因であることがわかりました。

ですから、変換中にデータを失いたくないので、フォーマットなしでSSDをGPTからMBRに変更できるかどうかを知りたいのです。

-あるユーザーからの質問

なぜSSDをGPTからMBRに変更するのか?

変更する前に、まずGPTとMBRの基本的な知識が必要です。ハードディスクは、パーティションと呼ばれる複数の塊に分割されており、各パーティションにはGPTまたはMBRというパーティションスタイルがあります。Windowsは、ディスク上のデータをアクセスするために、パーティションスタイルを使用します。

GPTとMBRは異なるパーティションスタイルなので、両者の間には多くの違いが見られます。以下の通りです。

GPTはGUIDパーティションテーブルの略称であり、物理ハードディスクドライブ上のパーティションテーブルの配置に関する標準規格です。UEFIを使用するWindowsコンピュータでは、GPTのみがサポートされます。GPTは比較的新しいパーティションシステムであり、古いバージョンのオペレーティングシステムをサポートすることはできません。したがって、GPTディスクはWindows 7以前のシステム(例えば、Windows 95/98 、Windows XP、Windows 2000、Windows 2003)をサポートできませんが、Windows 8、Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Server 2016、Windows Server 2019およびWindows Server 2022などの他のすべてのWindowsオペレーティングシステムをサポートできます。GPTディスクパーティションスタイルでは、18EBのボリューム、一つのディスクに最大128個のパーティションをサポートします。
MBRはマスターブートレコードの略称であり、パーティションテーブル形式の別の種類です。BIOSを使用するWindowsコンピュータでは、GPTのみがサポートされます。MBRディスクはWindows 11を除くほとんどのバージョンと互換性があります。最大2TBのボリュームと1個のディスクに最大4つのプライマリパーティションをサポートします。

GPTとMBR

互換性の関係で、GPTからMBRに変更しなければならない場合があります。例えば、Windows 7 32-bitでコンピュータを動作させたい場合、Windows 7 32-bitはGPTではサポートされていないので、システムハードディスクはMBRパーティションスタイルにする必要があります。そうでなければ、GPTとMBRの間の変換を行う必要があります。

★ノート:
GPTのシステムディスクではUEFIブートモードが要求され、MBRのシステムディスクではレガシーブートモードが要求されます。そのため、システムが正常に起動するためには、LegacyをUEFIに、またはUEFIをLegacyに変更しなければならないこともあります。
PCをWindows 10からWindows 11にアップグレードする場合は、UEFIマザーボードを搭載したGPTハードディスクにWindows 11をインストールする必要があります。

フォーマットせずにSSDをGPTからMBRに変更する最高の方法

GPTからMBRへの変更というと、多くの人は「ディスクの管理」や「DiskPart」を思い浮かべるだろう。どちらもWindowsに組み込まれたツールであり、何よりも無料です。しかし、GPTからMBRへの変換を行うためには、「ディスクの管理」も「DiskPart」も、まずハードディスク上の既存のパーティションをすべて削除しなければならないため、すべてのデータが失われてしまいます。

では、フォーマットしたりデータを失ったりすることなく、GPTをMBRに変更するにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、強力で多機能なディスク管理ソフトウェアAOMEI Partition Assistant Professionalをお勧めします。わずか数回のクリックで、フォーマットやデータの損失なしに、SSDをGPTからMBRに変更することができます。この機能以外にも、この製品では、NTFSからFAT32への変換、プライマリパーティションから論理パーティションへの変換、ダイナミックからベーシックへの変換が可能です。

フォーマットなしでGPT SSDをMBRディスクに変更するには、この優れたソフトウェアのデモ版をダウンロードしてお試しください。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして起動し、変換したいSSDを右クリックして「MBRディスクに変換」を選択します。

MBRディスクに変換

ステップ 2. 通知内容を確認して「はい」を押します。

はいを押す

ステップ 3. メイン画面に戻り、GPTディスクがMBRに変換される結果をプレビューできます。問題なければ、ツールバーの「適用」をクリックして保留中の操作を実行します。

適用

完成するまでしばらく待ってください。

補足方法1:ディスクの管理でGPTをMBRに変更

ディスクの管理」は、Windowsに組み込まれたユーティリティで、新しいドライブの初期化、ボリュームのフォーマット、パーティションの拡張/縮小など、高度なストレージタスクを実行することができます。もちろん、GPTをMBRに、MBRをGPTに変更することもできます。

ステップ 1. スタートメニューを右クリックする(またはWinキーとXキーを同時に押す)ことで「ディスクの管理」を起動します。

ステップ 2. ターゲットディスクを右クリックし、「MBRディスクに変換」を選択します。

ステップ 3. 画面に表示されるガイドに従って、残りのステップを終了します。

MBRディスクに変換

この方法では、「MBRディスクに変換」というオプションがグレーアウトしていることに気づくかもしれません。これは、ディスクの管理では、パーティションが存在するGPTディスクを変換することができないためです。そのため、変換先のディスク上のパーティションをすべて手動で削除する必要があります。

補足方法2:DiskPartでGPTをMBRに変更

DiskPartは、コマンドラインを使ってディスク管理の操作を行う、もう一つのWindows内蔵ユーティリティです。このツールでは、GPTをMBRに変更することもできます。ただし、ディスクの管理と同様に、パーティションが存在するGPTディスクを変換できません。

手順 1. WindowsキーとRキーを同時に押し、「diskpart」と入力してENTERを押すと、DiskPartが起動します。

手順 2. 「list disk」と入力し、ENTERを押します。

手順 3. 「select disk n」と入力してENTERを押すと、変換したいGPTディスクが選択されます。

手順 4. 「clean」と入力してENTNERを押すと、ターゲットディスク上のすべてのパーティションが削除されます。

手順 5. 「convert mbr」と入力します。

DiskPartでGPTをMBRに変更

まとめ

最高のサードパーティ製ディスク管理ソフトウェアAOMEI Partition Assistant Professionalの助けを借りて、フォーマットなしでSSDをGPTからMBRに変更する方法を学習しました。ディスクマネジメントやDiskPartを使う代わりに、データを失うことなくGPTとMBRの間で変換することができます。このソフトウェアをサーバーで使用する場合は、AOMEI Partition Assistant Serverをお試しください。

Comnena
Comnena・編集者
Comnenaは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。