コマンドプロンプトでGPTをMBRに変更!

コマンドプロンプトを使用してデータ損失なしでGPTをMBRに変更したいですか?この記事でその方法を紹介します。その他に、専門なディスク管理ソフトでその問題を解決する方法も紹介します。

Comnena

投稿者:Comnena/更新日:2023年05月15日

この記事を共有: instagram reddit

GPTとMBRとは?

GPTとMBRは物理ディスク上のパーティションスタイルで、それぞれの特徴を持っています。

GPTとMBR

GPT(GUID Partition Table)は、GUIDパーティションテーブルディスクの略語であり、ハードディスクドライブ上のパーティションテーブルの配置に関する標準規格です。UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)モードを使用します。GPTは、最大128個のパーティションをサポートします。
MBR(Mater Boot Record)は、マスターブートレコードの略語であり、レガシーBIOSモードを使用します。MBRは、最大4つのプライマリパーティション、または3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティションをサポートしかできません。しかし、高い互換性を持っています。

GPTとMBRは両方とも自分のモードを持っているので、その対応のモードでコンピュータを起動する必要があります。つまり、お使いのハードディスクがGPTである場合、UEFIから起動しかできません。お使いのハードディスクがMBRである場合、レガシーBIOSから起動しかできません。

GPTをMBRに変更する理由

上記の内容から、GPTという規格は、MBRより進んでいる規格です。それでは、どうしてGPTディスクをMBRディスクに変換する必要がありますか?

それは互換性に関わると思います。GPT規格はMBRより進んでいるとはいえ、互換性はまだ足りません。だから、GPTディスクは互換されない場合など、GPTディスクをMBRディスクに変換するのは必要なのかなと思います。

GPTディスクはWindows 7以前のシステム(例えば、Windows 95/98 、Windows XP、Windows 2000、Windows 2003)をサポートできませんが、Windows 8、Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Server 2016、Windows Server 2019およびWindows Server 2022などの他のすべてのWindowsオペレーティングシステムをサポートできます。一方、MBRディスクはほとんどすべてのバージョンと互換性があります。

したがって、Windows 7以前のシステムのユーザーはGPTをMBRに変換する必要があります。

コマンドプロンプトを使用してGPTをMBRに変更

ディスクまたはパーティションについての問題に困っているなら、Windowsの内蔵ツールを使用して問題を解決する人が多いです。ある程度、これは非常に便利です。Windows 11/10/8/7でGPTディスクからMBRディスクへ変更するような問題を楽に解決することができますね。では、コマンドプロンプトを使用してGPTをMBRに変更しましょう。以下は具体的な変更方法で、ご覧ください。

※注意:コマンドプロンプトを使用して、データを保持しながら、GPTをMBRに変更することを確保するため、予めデータをバックアップしてください。

Winキー+Rキーを合わせて押して、表示されるウィンドウで「cmd」と入力します。Windowsをインストールする中、GPTをMBRに変更すると、Shiftキー+F10キーを合わせて押して、コマンドプロンプトを表示します。cmdウィンドウを開いたら、次のコマンドラインを入力し、各入力後Enterキーを押します。

diskpart.exe
list disk
select disk n(nは消去するディスクの番号です)
clean
select disk n(nは変換するディスクの番号です)
convert mbr
exit

コマンドでGPTをMBRに変更

ここまで、コマンドでGPTディスクをMBRディスクに変換しました!この操作中にエラーが起こって、困っている読者様、時間かかり、バックアップが面倒だと思っている読者様、やパソコン初心者であり、コマンドに慣れていなく、間違って操作するのが怖いと思っている読者様は次の方法を使用することができます。

AOMEI Partition Assistantでデータを失わずにGPTをMBRに変換

上記からわかるように、cmdでデータの損失を避けるために、まずディスク上のデータを完全バックアップする必要があります。その後、あらゆるボリュームを削除し、GPTを変更します。かなり複雑だと思う人がいますね。したがって、この場合、問題を安全かつ効率的に解決するには、AOMEI Partition Assistant Professionalなどの専門のディスクパーティション管理ソフトウェアを使用するのが最善です。

※注意:Pro版は、Windows 11/10/8/7/XPなどのWindowsオペレーティングシステムをサポートしています。Windows Serverなら、AOMEI Partition Assistant Server版を使用します。
Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールし、起動し、メインインターフェースを表示します。変更するディスクを右クリックし、「MBRディスクに変換」を選択します。

MBRディスクへ変換

ステップ 2. GPTディスクをMBRディスクへの変換操作を確認すると、「はい」をクリックします。

GPTディスクからMBRディスクへの操作を確認

ステップ 3. 結果のプレビューが表示され、確認後、「適用」をクリックします。

MBRディスクへの変換を適用

ステップ 4. 「続行」をクリックし、プロセスが終るまで少々お待ちください。

MBRへの変換を実行

ここまでディスク管理ソフトを使用してデータ損失なしでGPTディスクをMBRディスクに変更しました!実際には、MBRに変換するだけでなく、MBRをGPTに変換することもできます。将来は役立つかもしれませんね。

追加:Windowsのインストール中にGPTをMBRに変更

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantの「ブータブルCD/USBを作成」機能を使用して、起動可能なメディアを作成します。

起動可能なメディアを作成

ステップ 2. ブータブルUSBメモリが作成された後、USBメモリをお使いのパソコンに差し込みます。PCを起動して、BIOS環境で起動デバイスの起動優先順位をUSBに設定します。また、Enterキーを押してAOMEI Partition Assistantのメインインターフェースに入ります。

※注意:詳細の手順は「クローンのターゲットディスクから起動します」という記事へ行きます。

起動デバイスの起動順位を変更

ステップ 3. 残りの手順は上記と同様です。上の手順(「AOMEI Partition Assistantでデータを失わずにGPTをMBRに変換」部分)に従ってGPTをMBRに変更することができます。

結論

要約すると、コマンドプロンプトでデータを失うことなくGPTからMBRに変換することは可能ですが、最初にデータをバックアップしてください。変換プロセス中あらゆるボリュームを削除するためです。AOMEI Partition Assistant Proを使用すると、パーティションを削除したりドライブをワイプしたりすることなく、GPTとMBRの間で直接変換できます。さらに、Windowsのインストール中にパーティションスタイルを簡単に変換することもできます。

読者様は自分の詳細な状況に応じてその対処法を選んでよろしいと思います。ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。ここまでありがとうございました。

最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!

Comnena
Comnena・編集者
Comnenaは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。