MBR?GPT?どちらが3TBのHDDをサポートしているか?
この投稿では、3TBのハードドライブをMBRまたはGPTを設定してディスク容量を増やす方法を学ぶだけでなく、安全にMBRをGPTディスクに変換する方法も学ぶことができます。
3TBのHDDについて
テクノロジーの発展に伴い、ディスクが大きくなると、コンピューターがディスク領域不足の警告から保護されます。最近では、3TBのハードドライブが非常に一般的です。Seagate Desktop 3TB HDD、Western Digital Caviar Green 3TB、Hitachi Deskstar 7K3000 3TBなどの3TBハードドライブを入手したい場合、それをコンピューターに入れると、コンピューターはMBRフォーマットとGPTフォーマットのどちらが必要かを尋ねます。
どうやって選択するか?その理由は何か?
Microsoftからの公式情報に基づくと、新しいシステムWindows11を正常に実行するには、GPTディスクとUEFIが必要です。
Windows11にアップグレードする場合は、GPTディスクが必要になる場合があります。
また、MBRは古いパーティション分割方法ですが、MBRディスクには2TBの制限があります。例えば、その容量がちょうど2.2TBであるため、MBRでフォーマットされたHDDの容量も2.2TBまでとなります。一方、GPTは新しい方法であり、GPTにはこのような制限がなくて、ハードディスク上に理論的に無制限のパーティションを作成できます。ハードディスクごとに4つのプライマリパーティションを制限するMBRとは異なり、理論的にはGPTパーティションの数に制限はありません。また、GPTにはMBRディスク以外にも多くの利点があります。
したがって、上記の情報に基づいて、Windowsが3TBハードドライブの全領域を認識するためには、新しいハードドライブをコンピューターに接続した後、最初にMBR形式ではなくGPT形式を選択する必要があることがわかります。
どうやってMBRをGPTに変換するか?
ただし、間違えてパーティションスタイルをMBR形式にフォーマットし、またはOSをインストールする時に、3TBのハードドライブをGPTとしてフォーマットするのを忘れる場合はどうなりますか?その結果、Windowsシステムは約2TBのスペースしか認識できず、約750GBの未割り当て領域を取得できます。では、3TBのハードドライブを最大限に活用したい場合、この状況をどのように変えるのでしょうか?OSを再インストールしたくない場合は、心配しないでください。この問題を解決するには3つの方法があります。
方法1.Windows「ディスクの管理」ツールを使用してGPTに変換する
ステップ 1. 「コンピューター」を右クリックし、「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を順に選択します。
ステップ 2. 対象ディスクにパーティションがある場合、「GPTディスクに変換」機能はグレーで表示されるので、まずはGPTに変換したいMBRディスク上の既存ボリュームを、全部削除してください。
- 補足:✎...
- 該当のディスクに重要なデータがある場合、別のところにコピーしておいたほうがいいです。
- 過去にシステムドライブとして利用したストレージなどには、通常の操作で削除できない隠しパーティションが存在する場合があるため、HDDを初期化してからGPT変換するのに注意してください。
ステップ 3. 3TBのHDDが未割り当てと表示された後、それを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択してからMBRディスクが正常にGPTディスクに変換されます。
ステップ 4. GPT変換が終了した後、「新しいシンプルボリューム」をクリックし、3TBのHDD(GPT形式)上に新しいパーティションを作成することができます。
この方法はMBRディスク上のデータを失う必要があります。その他、前もってデータのバックアップを取るとか、全てのボリュームを削除するとか、新しいパーティションを作成するとか、色々な手順があり、時間と手間がかかります。
方法2.Diskpartを使用してGPTに変換する
ステップ 1. 「Windows+R」を同時に押し、「diskpart」と入力して、「Enter」をクリックして「Diskpart」を開きます。
ステップ 2. 次のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後にEnterキーを押します。
list disk(すべてのディスクが表示されます。)
select disk n(「n」はGPTに変換したいMBRディスクの番号です。)
detail disk (指定したディスクにある全てのボリュームが表示されます。)
Select volume x(「x」はMBRディスクにある1つのボリュームの番号です。)
delete volume(この2つのコマンドを繰り返し、MBRディスクにある全てのボリュームをひとつずつ削除します。)
select disk
convert gpt(選択するディスクをGPTに変換します。)
exit
この方法では、MBRとGPTの間の変換を実現できますが、データが失われる可能性があります。
以上の2つの方法は、どちらもデータを失う可能性があります。ここでは、データを保持しながらMBRからGPTに変換する方法がないでしょうか?次はデータ損失なしでMBRをGPTに変換する方法を紹介しましょう。
方法3.第三者のソフトを使用してデータ損失なしでGPTに変換する
Diskpartはデータの損失を引き起こすため、多くのユーザーはデータを保護するために、第三者のソフトを利用たいと考えています。ここでは、AOMEI Partition Assistant Professionalというソフトを紹介します。
AOMEI Partition Assistantは、強力な機能「GPTディスクに変換」により、データを失うことなくディスクをMBRからGPTに変換できます。ユーザーはパーティションを削除する必要がなく、変換によってOSが損傷することはありません。
AOMEI PA製品についてAOMEI PA Pro版のほか、Windows Server 2022、2019、2016、2012(R2)向けServer版、台数無制限のコンピューターで使用可能なUnlimited版と、クライアントに有償技術サービスを提供するIT専門家や技術者向けTechnician版もあります。必要に応じて最適なバージョンを選択してください。異なるバージョンの比較Proデモ版購入(❀おまけ付き!)前に無料体験可能!デモ版は動作確認の目的でのみ使用!
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードして起動します。メインインターフェイスで変換するディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。
ステップ 2. ポップアップする2つのウィンドウで「はい」をクリックします。
ステップ 3. 保留中の操作一覧で変換をプレビューできます。「適用」>「続行」をクリックして、プロセスが完了するのを待ってください。
Windowsを正常に起動するには、BIOSに入ってUEFIをLegacyブートモードまたはLegacyをUEFIに変更する必要があります。
まとめ
簡潔で明確な操作インターフェースにより、変換を簡単かつ安全に完了できます。プロのディスクおよびパーティションマネージャーとして、AOMEI Partition Assistantは、何百万ものWindowsユーザーの多くのディスクおよびドライブの問題を解決してきました。インストールされたプログラムを再インストールせずに移動したり、SSDまたはHDDを安全に消去したり、Windows11を安全にインストールしたりすることもできます。
そのAOMEI Partition Assistant Server版は、Windows Serverユーザー向けに設計されています。Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022に対応できます。