Windowsでローカルユーザーアカウントを削除する方法

Windows 10/11では、不要になったローカルユーザーアカウントを簡単に削除できます。しかし、方法を間違えると、大切なファイルや設定がすべて消える可能性があります。この記事では、ローカルユーザーアカウントを安全・確実に削除する方法を、初心者でもわかるように丁寧に説明します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2025年11月10日

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ローカルアカウントを削除する前の注意点

ローカルアカウントを削除する前に、いくつかの大事なことを確認する必要があります。

まず、削除するアカウントに保存されているデスクトップのファイルや「ドキュメント」や「ピクチャ」フォルダーの個人データは、削除と同時に全部消えてしまいます。 だから、必要なデータは外付けドライブやクラウドストレージにバックアップしておくことが大切です。

それに、複数のアカウントがある場合は、削除するアカウントに「管理者権限」があるかどうかを確認してください。 標準ユーザー権限のままだと、他のアカウントを削除することはできません。

管理者アカウントを削除したい場合の注意点
  • 管理者アカウントを削除する時は、もっと気をつける必要があります。 PCに管理者権限を持つアカウントが1つだけの状態でそれを削除すると、システムの設定やインストールなど大事な操作が全くできなくなります。 だから、削除する前に必ず別の管理者アカウントを作って、そっちに権限を移しておきましょう。 それに、削除する時は、今ログインしているアカウント以外のアカウントを削除しなければなりません。 自分がログインしているアカウントは削除できないので注意してください。

Windows 10/11でローカルアカウントを削除する方法

ローカルアカウントは、Windowsの標準機能またはツールを使って削除できます。ここでは代表的な4つの方法を紹介します。

方法1. 設定からローカルアカウントを削除する

設定からローカルアカウントを削除する方法は最も簡単で、数クリックで操作が完了します。ただし、削除操作を行うアカウントが管理者権限を持っている必要があります。

ステップ 1. 「設定」アプリを開き、「アカウント」を選択します。

ステップ 2. 左側のメニューから「家族とその他のユーザー」を選択します。

家族とその他のユーザー

ステップ 3. 削除したいユーザーを選択し、「削除」をクリックします。

削除

ステップ 4. 確認画面で「アカウントとデータを削除」をクリックして確定します。

方法2. コントロールパネルからローカルアカウントを削除する

コントロールパネルからローカルアカウントを削除する方法では、アカウント削除時にユーザーデータを保持するか削除するかを選べる点が特徴です。ファイルを残したい場合は「ファイルを保持」を選ぶと、削除後にデスクトップ上にユーザーデータが保存されます。

ステップ 1. 「Windows+R」キーを押し、「control」と入力してEnterキーを押します。

ステップ 2. 「ユーザーアカウント」>「ユーザーアカウント」>「別のアカウントの管理」をクリックします。

別のアカウントの管理

ステップ 3. 削除したいアカウントを選択し、「アカウントの削除」をクリックします。

アカウントの削除

ステップ 4. 「ファイルを削除」または「ファイルを保持」を選択して削除を完了します。

方法3. コマンドプロンプトでローカルアカウントを削除する

上級者やシステム管理者にとって便利なのが、コマンドプロンプトを使う方法です。この方法は素早く確実に削除できますが、入力ミスをすると想定外のアカウントが削除される可能性があるため、慎重に実行する必要があります。

ステップ 1. スタートメニューから「cmd」と検索し、右クリックで「管理者として実行」を選択します。

ステップ 2. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。

net user ユーザー名 /delete

ステップ 3. 「コマンドは正常に完了しました」と表示されたら、削除完了です。

方法4. サードパーティツールでローカルアカウントを削除する

システム設定やコマンド操作に不慣れな方には、AOMEI Partition Assistantのようなサードパーティツールを使うのがおすすめです。このツールには「ユーザーとグループ」機能があり、直感的な操作でアカウントの追加・削除・変更を行うことができます。

また、HomeエディションなどでGUI操作が制限されている環境でも、AOMEI Partition Assistantを使えば直感的なインターフェースでユーザーとグループを管理できます。複雑なコマンド入力や設定変更を行う必要がなく、初心者でも安全にローカルアカウントを削除できるのが大きな特徴です。特に企業や学校などで複数のアカウントを一括管理したい場合に便利です。

★ほかの便利な機能
パーティションの分割・結合・拡張:ローカルアカウントを新しく作成すると、ユーザーデータの保存先が増えることがあります。AOMEI Partition Assistantを使えば、ワンクリックで空き領域を調整し、他のドライブから未使用領域を割り当てたり、パーティションを結合したりして、簡単に容量を確保できます。
ディスククローン・OS移行:新しいローカルアカウントを設定した後、システム全体を別のディスクに移行したい場合も、数クリックでディスククローンを作成できます。HDDからSSDへの移行にも対応しています。
MBRとGPTの変換:Windows 11にアップグレードするために、ディスク形式をMBRからGPTへ変換したいときにも便利です。データを保持したまま安全に変換が行えます。
ディスクエラーチェックと最適化:ローカルアカウントが作成できない原因の一つにディスクエラーがあります。AOMEI Partition Assistantの診断機能を使えば、ディスク状態をチェック・修復し、安定したシステム環境を保つことができます。
仮想ディスクの作成:ユーザーごとに独立したデータ領域を用意したい場合、仮想ディスクを作成して個別の作業スペースを提供することも可能です。
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注:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。※保証:❶24時間メールサポートを提供します。❷90日以内無条件で返品・返金致します。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。「ツール」メインタブをクリックして、「ユーザーとグループ」を選択します。

ユーザーとグループ

ステップ 2. 削除したいユーザーアカウントを探し、管理用の3点ボタンをクリックして、「削除」オプションを選択します。

ユーザー管理オプション

ステップ 3. ユーザーアカウントを削除すると識別子も削除されるというポップアップウィンドウが表示されます。確認して「はい」をクリックすると、アカウントが直接削除されます。

ユーザーを削除

まとめ

ローカルアカウントを削除することは、PCをきれいにするために役立ちますが、データを間違って失う危険もあります。 削除する前にバックアップを取ること、管理者権限を確認すること、そして削除後にシステム管理が問題なくできるようにしておくことが重要です。 コマンドや設定に不安がある場合は、AOMEI Partition Assistantのようなツールを使うことで、安全に削除作業を終えることができます。 慎重に準備をして、正しい手順を踏むことで、不要なアカウントをスムーズに整理し、快適なWindows環境を保ちましょう。

よくある質問

1. ローカルアカウントを削除するとどうなる?

ローカルアカウントを削除すると、そのアカウントに関連する個人設定やデータ、アプリの設定がすべて失われます。 つまり、そのユーザーとしてログインしていたときに使っていた壁紙やショートカット、ブラウザの設定なども完全に消えてしまうということです。

PCに保存されていた個人用ファイルも同時に消えるので、同じユーザー名で新しいアカウントを作っても、以前のデータを取り戻すことはできません。 共有PCなどで不要になったアカウントを整理するために削除するのは問題ありませんが、削除する前には必ず必要な情報のバックアップを取るようにしましょう。

2. Windows Serverのローカルユーザーを削除するには?

Windows Server 上で「ローカルユーザーとグループ」を開きます。 「lusrmgr.msc」と入力し、「OK」 をクリックすることで開けます。 フォルダ「ユーザー」をクリックし、削除したいユーザーを右クリックし、「削除」をクリックします。

3. Windows11でMicrosoft アカウントを削除したいのですが?

Windows 11でMicrosoftアカウントのユーザーアカウントを削除するには、「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」から該当するアカウントを選択し、「削除」をクリックします。この操作で、そのPCからそのアカウントが削除されます。Microsoftアカウント自体を完全に削除する場合は、Microsoftのウェブサイトから手続きを行う必要がありますが、関連するデータやサービスはすべて失われるため注意が必要です。

ひとみ
ひとみ・編集者
こんにちは、2023年に入社したひとみです。子供の頃からパソコンに触れるのが好きで、身近な人の「これどうしたらいいの?」という質問に答えているうちに、自然とIT関連の知識を深めてきました。今は、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などを中心に記事を書いています。私の記事は、日常的にパソコンを使う中で「困った」「どうしたらいいの?」と悩んだときに役立つことを目指しています。