CドライブのデータをDドライブに移す方法|Cドライブの容量不足を解消!

Cドライブは容量がいっぱいになっているのに、Dドライブの容量はガラガラです。そんな時は「Cドライブのデータ(ファイル、フォルダー、アプリ、ゲームなど)をDドライブに移す」ことにより、一気にCドライブの空き容量を増やすことができます。今回は、Windows 11、10、8、7搭載パソコンでCドライブからDドライブへデータを移動する方法を解説します。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2024年06月21日

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CドライブからDドライブにデータを移動したい

 

Cドライブの空き容量がピンチ!Dドライブをうまく使うには?

事例①:こんにちは!去年買ったパソコンなんですけど、いろんなデータがたまって、ハードディスクのCドライブ空き領域が少なくなってきたみたいです。でも、ふだん使っていないDドライブには、けっこう空きがあります。Dドライブというものは空き領域がたくさんあるので、ここにデータを移したいのですが……。

事例②:Cドライブが容量不足になったのでDドライブへと移動させようと思うんですけど、調べてもよく分からないのでどれを移しても良いのか教えてください。Windows11です。

 

Dドライブをうまく使う

CドライブからDドライブにデータを移動するメリット

もしパソコンにDドライブがあるなら、デスクトップやマイドキュメント、そのほか自分の作成したファイルをCドライブからDドライブに移すことをお勧めします。それによって、色々なメリットが生じます。

①Cドライブは、Windows等のOSで使用するのでHDDでもSSDでも故障しやすくなります。そのため、DドライブをHDDに作ってそこにデータを保存すれば、Cドライブに障害が起きてもデータだけはすぐに救出することができます。特に、SSDの場合は障害が起きると素人ではデータの救出がほぼ不可能です。そのため、データはDドライブなどの別ドライブに移動するかバックアップを取る必要があります。

②Cドライブには、パソコンを正常に動かすために必要なシステムファイルなどが保存されています。ゆえに、Cドライブの空き容量が極端に少ないと、動作が遅くなったり固まりやすくなったりと、不安定になりがちです。そんなとき、デスクトップやマイドキュメントなどをDドライブに移動させれば、単純にCドライブの容量が空く分、動作が今より快適になる可能性があります

どんなものでもDドライブに移動できるわけではない

 

「〇〇を移動または削除したり、その名前を変更したりすると、一部のプログラムが機能しなくなる可能性があります。続行しますか?」と出るものがあり、とりあえず「いいえ」をクリックしましたが、特に容量の大きいモノを削除しようとすると上記メッセージがでてきます。

例えばProgramFilesやWindows内のファイルが主にそうなります。容量の大きいファイル(重要なファイル?)などはDへ移動し、その後Cのそのファイルを削除したりできないのでしょうか?効率よくCのファイルをDへ移動している方おりましたら具体的にアドバイス頂けないでしょうか?

--Yahoo!JAPAN知恵袋

Cドライブの空き容量が少なくなってきたときは、古いファイルなど、ふだん使わないファイルをDドライブへ移しましょう。ただ、なんでも移せばいいわけではないので、次は移してはいけないものについてもお教えします!

「Windows」フォルダー、「Program Files」/「Program Files(x86)」フォルダー:「Program Files」や「Windows」はOSに関連するものやインストールしたプログラムそのものが入っているので、むやみに移動してはいけません。というか、絶対に移動してはいけません。
「Document and Settings」フォルダー:あと、「Document and Settings」もログオンしているユーザー等の情報を管理しているフォルダーになるので、移動するとOSに不具合を起こす可能性があります。

つまり、Dドライブに移していいのは、基本的には自分が作成や保存をしたファイルやフォルダーだけです(例えば、文書や写真・画像、音楽、動画などのファイル)。最初からパソコンにあったファイルなどは、移してはダメです。

通常、Cドライブのユーザーフォルダーに保存されている「ドキュメント」や「ピクチャ」、「ミュージック」、「ビデオ」、「デスクトップ」、「ダウンロード」、「OneDrive」などのフォルダーはすべてDドライブに移すことができますが、単純にコピー・ペーストをして移動・移行することができません。

「ドキュメント」フォルダー内のデータを移す方法

方法①:コピー&ペースト

Windows 10でCドライブのデータ(文書や写真・画像、音楽、動画など)をパソコン内の別のドライブ(例えば、Dドライブ)に移動するには、以下の操作手順を行ってください。

ここでは、「ピクチャ」フォルダー内の「サンプル」フォルダーを移動させる方法を例に説明しましょう。同じ方法で「ドキュメント」「ミュージック」「ビデオ」などのフォルダーの中にあるファイル/フォルダーも移動することができます。

ステップ 1. 「Windows」キーとEキーを同時に押し、Windowsエクスプローラーを開きます。

ステップ 2. 画面左側から「PC」の「ピクチャ」フォルダーをクリックします。

ピクチャ

ステップ 3. 「ピクチャ」が表示されます。Dドライブに移動したいデータ(この例では「サンプル」フォルダー)を右クリックし、右クリックメニューから「コピー」(または「切り取り」)をクリックします。

コピー

補足:
「Ctrl+C」キー(コピー)または「Ctrl+X」キー(切り取り)を押すこともできます。
複数のファイルを選択するには、「Ctrl」キーを押しながら1つずつファイルをクリックします。
連続したファイルを選択するには、最初のファイルをクリックした後に「Shift」キーを押しながら最後のファイルをクリックします。

ステップ 4. もう一度「Windows」キーとEキーを同時に押し、新規のエクスプローラーを開きます。

ステップ 5. 画面左側から「PC」をクリックし、「デバイスとドライブ」欄から「Data(D:)」をダブルクリックします。

デバイスとドライブ

ステップ 6. Dドライブ「Data(D:)」が表示されます。何も表示されていない場所を右クリックし、右クリックメニューから「貼り付け」をクリックします。

貼り付け

補足:
「Ctrl+V」キー(貼り付け)を押すこともできます。
CドライブからDドライブにデータをドラッグ&ドロップすることでも、コピーすることができます。

ドラッグ&ドロップ

Dドライブに「サンプル」フォルダーがコピーされた後、Cドライブの「ピクチャ」フォルダーから、「サンプル」フォルダーを右クリックし、右クリックメニューから「削除」をクリックします。

削除

以上で操作完了です。Cドライブのデータを、Dドライブに移動できたことを確認してください。

方法②:コマンドプロンプト

コマンドプロンプトを使うと、ファイルやフォルダーに対して作成、コピー、削除、移動などの操作もできます。この例では、Cドライブに保存されている「workfile.txt」ファイルをDドライブにコピーするという操作をコマンドプロンプトで行いましょう。次の3ステップだけで完了します。

ステップ 1. 「Windows」キーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」に「CMD」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ 2. 「copy c:\workfile.txt d:」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ 3. 「exit」と入力し、「Enter」キーを押します。

copy c:\workfile.txt d:

「ドキュメント」フォルダーを移す方法

Windows 10で個人用フォルダー(「ドキュメント」、「ビデオ」、「ピクチャ」など)の保存先を変更するには、以下の操作手順を行ってください。

ここでは、「ドキュメント」フォルダーを移動させる方法を例に説明しましょう。同じ方法でユーザーフォルダー内の「ダウンロード」「ミュージック」「ビデオ」などのフォルダーも移動することができます。

ステップ 1. 「Windows」キーとEキーを同時に押し、Windowsエクスプローラーを開きます。

ステップ 2. 画面左側から「PC」をクリックした後、画面右側から「ドキュメント」フォルダーを右クリックし、右クリックメニューから「プロパティ(R)」を選択します。

プロパティ

ステップ 3. 「ドキュメントのプロパティ」が表示されるので、「場所」タブ⇒「移動(M)」ボタンをクリックします。

補足:
移動ボタンを使用せず、テキストボックスにパス(「ドキュメントフォルダーの保存先)を直接入力し、「OK」をクリックすることもできます。
現在の「ドキュメント」フォルダーは、Cドライブのユーザーアカウント下にあることを確認することができます。
「ドキュメント」、「ビデオ」、「ピクチャ」など、プロパティを開いたときに「場所」タブがあるものは移動することができますが、「場所」タブがないものは移動することができません。

ドキュメントのプロパティ

ステップ 4. 「移動先の選択」が表示されるので、保存先に指定したいドライブ、ここではローカルディスク(D:)を、ダブルクリックします。

ローカルディスク(D:)

ステップ 5. Dドライブの中が表示されるので、任意のフォルダーを選択します。

補足:
ここでは、保存先のフォルダーがない場合、ボリューム(D)内何もないところを右クリックし、「新規作成」⇒「フォルダー」の順に選択し、新しいフォルダーを作成します。
Windows 10では先にフォルダーを作成して移動させてもいいし、移動の画面でフォルダーを作成して移動させることもできます。

新規作成

ステップ 6. 指定したフォルダー名が、下部の「フォルダー:」欄に表記されていることを確認し、「フォルダーの選択」をクリックします。

フォルダー名は任意で構いませんが、今後フルパスを設定するときのために、なるべく判別しやすい名前にしておきましょう。※この例では、「data」と言う名称のフォルダを新規作成し、保存先に指定します。

フォルダ名

ステップ 7. 「ドキュメントのプロパティ」画面に戻り、前の手順で指定したフォルダー名が表記されていることを確認し、「OK」をクリックします。

この例では、Dドライブの「data」フォルダーを指定したため、「D:\data」と表記されています。

OK

ステップ 8. 「フォルダーの移動」画面から、新しい保存先への変更(移動元、移動先に誤りが無いこと)を確認し、問題なければ「はい」をクリックします。

フォルダーの移動

移動処理の完了を待ちます。フォルダーの移動と同時に保存されているすべてのデータが移動先のフォルダーへ移動されます。移動処理完了後、エクスプローラーを開き、「ドキュメント」フォルダーがDドライブに移動していることを確認します。

補足:
Dドライブに「ドキュメント」フォルダーがありますが、正確にはD→data→ドキュメントです。ドキュメントなどのフォルダーは、通常のフォルダーと違って特殊なフォルダーなので、dataという作成したフォルダーは見えないようになっています。
保存先を変更した後に、標準の保存先に戻したい場合は、対象のフォルダーのプロパティの「場所」タブ内にある「標準に戻す(R)」⇒「OK」ボタンを押します。フォルダー新規作成の確認画面が表示されるので、「はい」をクリックします。新、旧のフォルダー名を確認し、すべてのファイルのコピーが終了すると、「元の保存場所」にフォルダーを戻す処理が完了します。

標準に戻す

🔎【関連記事】Windows 10/11でドキュメントフォルダを別の場所に移動

「AppData」フォルダーを移す方法

「ドキュメント」、「ビデオ」、「ピクチャ」などのフォルダーと同じ場所に「AppData」という隠しフォルダーがあります。フォルダー名から類推されると、そこにはアプリケーションの設定ファイルがまとめて保存されています。データサイズが小さいですが、リカバリー後も設定を引き継ぐという意味では、重要なデータが収められた場所になります。

AppData

しかし、上述の方法では「AppData」フォルダーをCドライブからDドライブに移動することができません。そこで、直接レジストリを書き換えてしまう必要があります。

注:レジストリはシステムで使われている設定情報が保存されている場所なので、間違った編集を行ってしまうとパソコンの動作がおかしくなることがあるほか、最悪の場合はパソコンが起動しなくなってしまう可能性もあります。そのため、レジストリの編集を行う前にバックアップを作成し、慎重に行いましょう。

ステップ 1. 「Windows」キーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」に「regedit」(または「regedit.exe」)と入力し、「Enter」キーを押し、レジストリエディターを起動します。

regedit.exeを入力

ステップ 2. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\User Shell Foldersを参照します。

参照

実際に見てみたらわかるんですが、ここにはユーザー固有のフォルダーの場所がまとめて保存されています。つまり、ここまでに書いてきたフォルダーの設定は、このレジストリキーに収められている値のデータを書き換えているものなんです。従って、ここのデータを直接書き換えても、同じ結果が得られます。

ステップ 3. 移動したいフォルダーを右クリックし、「修正」をクリックし、「値のデータ」をDドライブ(またはDドライブのフォルダー)に書き換え、「OK」をクリックします。

値のデータ

「AppData」はここで一括して変更することができます。ただし、無用なトラブルを避けるためにも、「AppData」以下の階層は維持したまま、まとめて変更したほうがいいと思います。

ここで、注意点があります。レジストリの操作でこれらフォルダーの場所を変更した場合は、Windowsの設定が変更されるだけで、実際のフォルダーは移動されません。つまり、対象のフォルダーを移動先にコピー⇒レジストリのデータを変更⇒再起動という操作が必要です。

ページングファイルを移す方法

ページングファイルというのは、仮想メモリで使われているファイルのことです。通常はシステム管理とされ、「Cドライブ」のルートに、「pagefile.sys」という物理メモリと同じサイズのファイルが置かれます。

動作速度の面から考えると、ページングファイルはシステムパーティションにあったほうがいいのかもしれませんが、 最近ではページングファイルの重要性が以前ほど高くないと考えられるので、 スペースに余裕のあるドライブに移動してしまったほうがいいと思います。

ステップ 1. 「コンピューター」の右クリックメニューから「プロパティ」をクリックします。

ステップ 2. 「システムの詳細設定」(Vista以降)⇒「詳細設定」タブ内「パフォーマンス」の「設定」をクリックします。

「パフォーマンス」の「設定」

ステップ 3. 「詳細設定」タブ内「仮想メモリ」の「変更」をクリックします。

変更

ステップ 4. 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する(A)」のチェックを外します。

ステップ 5. 「Cドライブ」は「ページングファイルなし」を選択し、「設定」をクリックします。

ステップ 6. 「Dドライブ」は「カスタムサイズ」(不安なら「システム管理サイズ」)を選択し、「初期サイズ」「最大サイズ」共に2048MB(適当)にして「設定」⇒「OK」をクリックします。

ページングファイルなし

「Cドライブ」のページングファイルを無効にし、新たに「Dドライブ」にページングファイルの設定を行うということです。結果的に、「Cドライブ」から「Dドライブ」にページングファイルを移動することになります。設定は、再起動後に反映されます。

ゲームのデータなどを移す方法

パソコンでゲームをしている、やろうと思っている人におすすめなのが、ゲームのデータをDドライブに保存することです。CドライブをSSDにして、HDDをDドライブとして使い、そちらにゲームデータを保存するとSSDの容量節約になります。ゲーム等のアプリケーションによりますが、セーブデータの読み込み先を指定できるものであれば、移動が可能です。

セーブデータだけではなく、アプリケーションやゲームのプログラム本体をDドライブに移動させたい場合、どのようにすればよいのでしょうか?

注:CドライブがSSD、DドライブがHDDの場合、アプリやゲームがSSDの恩恵を受けられず、起動が遅くなったりするケースがあるようです。

基本的には、アプリやゲーム本体のプログラムを他のドライブに移動するのは不可能です。ただし、再インストールすることで結果的に移動が可能です。どういうことかというと、ゲームのインストール用フォルダーをDドライブに作成するということです。

【ゲームなどのプログラムデータをCドライブからDドライブに保存する方法】
Dドライブに「program Files」というフォルダーを作成する
Dドライブに「Program Files(x86)」というフォルダーを作成する
Cドライブに入っている移動したいゲーム等のアプリケーションを一度アンインストールする
Dドライブに再度移動したいゲーム等のアプリケーションをインストールする

インストール済みのアプリを移す方法

アプリや環境によっては、保存先をDドライブに移動できないこともあります。

ステップ 1. ステップ「スタート」ボタンを右クリックし、表示されるメニューから「アプリと機能」をクリックします。

ステップ 2. 画面をスクロールし、保存先を変更するアプリをクリックします。

ステップ 3. 「移動」ボタンをクリックします。

移動

補足:
「移動」ボタンが表示されない場合や、「移動」ボタンをクリックできない場合は、そのアプリをDドライブに移動できません。
「移動」ボタンをクリックした後、「(アプリ名)を移動できませんでした。このアプリの発行元は、別の場所への移動を許可していません」メッセージが表示された場合は、そのアプリをDドライブに移動できません。

ステップ 4. 「下三角」ボタンをクリックして移動先のドライブを選択します。「移動」ボタンをクリックします。

下三角

【おまけ】共通の対処法

方法①:第三者ソフト「AOMEI Partition Assistant Professional」

ファイルやフォルダーであろうと、アプリケーションやプログラムであろうと、この方法を使用することができます。AOMEI Partition Assistant Professionalという汎用性が高いサードパーティ製データお引っ越しアプリを使えば、Windows 11、10、8、7で文書や写真、音楽、動画などのファイル、「ドキュメント」や「ダウンロード」、「OneDrive」などのフォルダーだけでなく、プログラムやアプリケーションを1つのドライブから別のドライブに移動することが可能です。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロード、インストール、実行し、「空間を解放」タブ⇒「アプリ引っ越し」をクリックします。

アプリ引っ越し

ステップ 2. 「アプリを移動」と「フォルダーを移動」2つのオプションがあります。この例では「フォルダーを移動」を選択します。

フォルダーを移動

ステップ 3. そうでない場合は、パーティションを拡張すると便利です。「フォルダーを追加」をクリックし、移行したいフォルダーを選択します。そして、Dドライブ(またはDドライブ内のフォルダー)を移行先として選択し、「移行」をクリックします。

移動先にフォルダーを保存するのに十分な空き容量があることを確認してください。

フォルダを選択

ステップ 4. 「移行中に動作しているプログラムや開いているドキュメントを強制終了することがある」という警告メッセージが表示されます。問題なければ「OK」をクリックして操作を実行します。

ポップアップメッセージが表示

ステップ 5. しばらく待ち、「完了」をクリックすると移動が完了します。

方法②:Windows標準ツール「移動先」

自分が作成や保存をしたファイルやフォルダーであろうと、ユーザーフォルダーであろうと、この方法を使用することができます。この例では、「ピクチャ」フォルダーの中にある2012年に撮影した写真のフォルダー「2012」を、Dドライブに移してみます。

Dドライブに移動するときは、Dドライブの中にすぐ「2012」フォルダーを移動させるのではなく、「D」ドライブに「写真」フォルダーを作成し、その中に「2012」フォルダーを移動させましょう。そうすると、次に「2013」など別のフォルダーを移動するときも、きれいに整理できるようになります。

ステップ 1. 「2012」フォルダーをクリック・選択し、「ホーム」タブ⇒「移動先」⇒「場所の選択」をクリックします。

場所の選択

ステップ 2. 「ローカルディスク(D:)」をクリックし、「新しいフォルダーの作成」をクリックし、フォルダーが作成されたら「写真」と名前を入力します。

新しいフォルダーの作成

ステップ 3. 「写真」フォルダーをクリックした状態で「移動」をクリックすると、移動が行われます。

移動先

Dドライブの「写真」フォルダーを開くと、「2012」フォルダーが移動していることが確認できます。「ピクチャ」フォルダーの中に「2012」がなくなっていることも確認しておきましょう。

フォルダーを「ピクチャ」ライブラリに追加する方法

Dドライブにファイルを移すと、取り出すのがちょっと面倒になってしまうのが難点です。でも「ライブラリ」に追加すればOKです。ライブラリからCドライブのファイルもDドライブのファイルも、両方すぐに開けるようになりますよ。

「ライブラリ」は、「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」フォルダー以外にあるファイルも、まとめてドキュメント(文書)、ピクチャ(画像、写真)、ビデオ(動画)、ミュージック(音楽)として扱うための機能です。例えば、Dドライブに移した写真のフォルダーを「ピクチャ」ライブラリに追加しておけば、Windowsストアアプリの「フォト」で、移した写真も見られるようになりますよ。

ここでは、先ほど作成した「写真」フォルダーを「ピクチャ」ライブラリに追加します。これによって、「写真」フォルダーの中にある「2012」フォルダーも「ピクチャ」ライブラリに含まれるようになります。

ステップ 1. 画面の左側の何もないところを右クリックし、右クリックメニューから「ライブラリの表示」をクリックすると、「ライブラリ」が表示されます。

ライブラリの表示

ステップ 2. Dドライブを開いて「写真」フォルダーを右クリックし、「ライブラリに追加」⇒「ピクチャ」をクリックします。

ライブラリに追加

エクスプローラーの左側にある「ライブラリ」⇒「ピクチャ」を開く(三角形のアイコンをクリックして、中にあるフォルダーを表示する)と、「ピクチャ」「パブリックのピクチャ」に加えて「写真」が表示されます。

「ピクチャ」を開く

Windowsストアアプリの「フォト」を起動すると、「ピクチャ」ライブラリに追加したDドライブの「写真」フォルダーの中にある写真も表示されます。

「ピクチャ」だけでなく「ビデオ」や「ミュージック」のライブラリも利用すれば、容量に余裕があるDドライブに写真、動画、音楽などのファイルを保存して、簡単に利用できるようになります。

CドライブからDドライブへデータ移動に関するFAQ

Q1:CドライブのデータをDドライブに移すとは何ですか?

A1:CドライブのデータをDドライブに移すとは、Cドライブ上のファイルやフォルダーをDドライブにコピーまたは移動するプロセスを指します。これは主にディスクスペースの管理やデータのバックアップに使用されます。

Q2:なぜCドライブからデータをDドライブに移す必要がありますか?

A2:Cドライブは通常、オペレーティングシステムとプログラムファイルを格納するために使用され、Dドライブはデータやファイルの保存に適しています。Cドライブのディスクスペースが不足する場合や、データのバックアップを取る必要がある場合に、Dドライブにデータを移すことが一般的です。

Q3:CドライブからDドライブにデータを移す一般的な手順は何ですか?

A3:データをCドライブからDドライブに移すためには、以下の手順を実行します:

Dドライブに移したいファイルやフォルダーを選択します。
右クリックし、「切り取り」または「コピー」を選択します。
Dドライブの適切な場所に移動し、右クリックして「貼り付け」を選択します。

Q4:CドライブからDドライブにデータを移す際の注意事項はありますか?

A4:はい、注意すべきことがあります。まず、重要なデータを移す前にバックアップを取ることをお勧めします。また、システムファイルやプログラムファイルをD ドライブに移すことは避けるべきです。操作に慎重に取り組み、誤って重要なファイルを削除しないようにしましょう。

Q5:データの移動が完了したら、CドライブとDドライブの容量を確認する方法はありますか?

A5:はい、容量を確認する方法はあります。Windowsの場合、エクスプローラーで各ドライブを右クリックし、プロパティを選択すると、使用可能な容量と使用済み容量が表示されます。

Q6:移動したデータがDドライブで正しく動作しない場合、どのように対処すればよいですか?

A6:移動したデータが問題を引き起こす場合、それを元の場所に戻すことができます。また、データが正しく動作しない場合、対応するプログラムやアプリケーションを再インストールすることが必要かもしれません。

Q7:データを自動的にDドライブに保存する方法はありますか?

A7:はい、データを自動的にDドライブに保存する方法もあります。これは、ファイルの保存場所を変更するか、ライブラリの設定を変更することで実現できます。

Q8:CドライブからDドライブにデータを移す際、特定のファイルタイプやフォルダーを対象にする方法はありますか?

A8:はい、特定のファイルタイプやフォルダーを対象にすることができます。移動するファイルやフォルダーを選択する際、必要な項目のみを選択することができます。

まとめ

今回は、Cドライブの空き容量を増やすために、データ(自分が作成や保存をしたファイルやフォルダー、個人用フォルダー内のファイルやフォルダー、個人用フォルダー、「AppData」のような隠しフォルダー、ページングファイル、インストール済みのアプリ、ゲームなど)をDドライブへ移動するほぼすべての方法についてご紹介しました。

注意点:
「Cドライブ」から「Dドライブ」に移動した場合、バックアップの保存先の設定などを変更する必要が出てくることもあります。
WindowsなどのOS、システム関係のデータを移動させると、動かなくなるソフトもあり、パソコンが動作しなくなる可能性もあるので、システムに関わるデータやよくわからないデータについては移動させないようにするか、または移動際には、十分に気をつけていただきますようお願いいたします。
データの移動は万が一のことを考えて、事前にCドライブのバックアップや復元ポイントを作成しておきましょう。

CドライブからDドライブに移動しようとするデータの種類により、上の方法から最も適切なものを1つ選んでください。もちろん、共通の対処法も提供しています。

AOMEI Partition Assistant ProfessionalはCドライブのフォルダーやアプリケーションをDドライブに移すだけでなく、Cドライブの空き容量を増やすために「パーティションを拡張」「パーティションをリサイズ/移動」「重複ファイルファインダー」「大容量ファイルを削除」「PCクリーナー」などの機能を利用することもできます。

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。