概要

多くのユーザーは、画像や動画ファイルなど、さまざまなデータをWindowsのパソコンに格納・保存するでしょう。時間の経過とともに、重複したファイル（同一ファイル、類似ファイルなど、重複しているファイル）が複数の場所にあるかもしれません。不要なファイルが多過ぎると、パソコンの容量が不足になってしまうことやコンピューターの動作が遅くなってしまうことがあります。データのバックアップにも多くの時間がかかります。このような場合、コンピューター上の重複ファイルを見つけて削除する必要があります。

「重複ファイルファインダー」は、AOMEI Partition Assistantにある重複ファイル検索ツールです。Windows7以降のOSがインストールされたコンピューターで重複ファイルを速やかに検索して削除することができます。ストレージの空き容量を増やし、パソコンの動きを早くするのに非常に役立ちます。

AOMEI Partition Assistantで重複ファイルを見つける方法

事前準備

• WindowsコンピューターにAOMEI Partition Assistantをダウンロードしてインストールします。
• 重複ファイルを探したいドライブがコンピューターに接続、Windowsによって認識されることを確認します。

ストレージ領域を最適化するために、AOMEI Partition Assistantの「重複ファイルファインダー」機能を使用したい場合は、Professional、Server、またはそれ以上のバージョンにアップグレードしてください。

重複ファイルを検索する手順をステップ・バイ・ステップで詳解

1. AOMEI Partition Assistantを起動し、ツールバーの「空間を解放」タブをクリックし、「重複ファイルファインダー」を選択します。

2. このコンピューター上のすべてのドライブやパーティションがデフォルトで表示されます。

👉「＋」ボタンをクリックして「スキャン範囲」にスキャンしたいフォルダーを手動で追加することができます。

👉「－」ボタンをクリックして、スキャンしたくないパーティションを削除することができます。

🔐パーティションをロックまたはロック解除することもできます。パーティションがロックされている場合、プログラムはそれをスキャンし、その上の重複ファイルを表示させますが、ロックされたパーティション上の重複ファイルを削除することはできません。

📁この画面下の「すべて」タブで除外するファイル形式を指定して、特定の拡張子のファイルをスキャンの対象から外すことができます。また「ピクチャ」「ビデオ」「オーディオ」「ドキュメント」「アーカイブ ファイル」に対して、含めるファイル形式を指定して、特定の拡張子のファイルのみをスキャンすることができます。

⚙「詳細設定」をクリックして、スキャンルールを個別に設定することもできます。例えば、指定した「作成日時」や「更新日時」で検索したり、スキャンできる最小ファイルサイズを変更したり、スキャン時システムファイル／プログラムファイル／隠しフォルダーをスキップしたり、ファイル比較方法を選択することができます。

🔎ヒント：

設定の変更を保存する場合、「はい」をクリックします。設定が保存されていない場合、プログラムはデフォルトのスキャンルールに従って、スキャンします。

「同じファイル拡張子」チェックボックスにチェックを入れると、同一の拡張子を持つファイルのみを対象に検索します。

3. 「スキャン」をクリックして、重複ファイルの検索を開始します。

4. スキャンが完了したあと、設定した条件を満たす重複ファイルがすべて表示されます。「プレビュー」をクリックして、重複ファイルの詳細情報を確認することができます。

AOMEI Partition Assistantで重複ファイルを削除する方法

重複ファイルがすべて表示されたら、不要なファイルを手動で選択するか、「スマート選択」で選択することができます。その後、「設定」をクリックして、重複ファイルを削除する方法を選択・変更することができます。

手動選択で重複ファイルを削除

1. 削除したい重複ファイルを手動で選択します。

🎯重要：通常、グループごとに少なくとも1つのファイルを保持することをお勧めします。グループ内のすべてのファイルを選択した場合、「グループ全体を削除してもよろしいですか？」というメッセージが表示されます。確認したら、「OK」をクリックします。

2. 「設定」をクリックして、適切な削除方法を選択するか、「個人用設定」をカスタマイズすることができます。設定の変更を保存するために、「はい」をクリックします。ここでは「ゴミ箱に移動」を例に取りましょう。

3つの削除方法

直接削除：選択した重複ファイルはゴミ箱などへ移動せず、直接完全にパソコンから削除されます。

ゴミ箱に移動（デフォルト設定）：選択した重複ファイルはコンピューターのゴミ箱に移動されます。ゴミ箱からファイルを復元することができます。

指定したフォルダに移動：選択した重複ファイルは指定した場所に移動されます。重複ファイルを保存する場所を指定・設定することができます。

個人用設定（「スマート選択」用、手動選択の場合このオプションを設定する必要はない）

最後／最初の変更：「スマート選択」をクリックすると、最後／最初に変更したファイルが選択されます（最後の変更がデフォルト設定されます）。

最後／最初の作成：「スマート選択」をクリックすると、最後／最初に作成したファイルが選択されます（最後の作成がデフォルト設定されます）。

グループ内で最も長い／短いファイル名：「スマート選択」をクリックすると、グループ内で最長／最短の名前を持つファイルが選択されます（最も長いがデフォルト設定されます）。

グループ内で最も長い／短いファイルパス：「スマート選択」をクリックすると、グループ内で最長／最短のパスのファイルが選択されます（最も長いがデフォルト設定されます）。

一致するファイル名／ファイルパス：一致させたいファイル名／ファイルパスを「一致オプション」欄に入力します。入力したファイル名／ファイルパスと一致する場合のみ、「スマート選択」で選択されます。

3. 「ゴミ箱に移動」ボタンをクリックして、手動で選択した重複ファイルを削除します。

4. 削除が完了したあと、詳細情報を確認することができます。

🔊ヒント：削除した重複ファイルはゴミ箱に移動されるため、コンピューターのゴミ箱から、削除したファイルを見つけたり、「元に戻す」で復元することができます。

スマート選択で重複ファイルを削除

「スマート選択」は「設定」に基づいています。

1. 「設定」では、削除方法を変更・選択するか、「個人用設定」をカスタマイズすることができます。設定の変更を保存するには、「はい」をクリックします。ここでは「指定したフォルダに移動」を例に取りましょう（「D:\」を保存場所として選択します）。

2. 「スマート選択」をクリックすると、「お好み設定」に従って一部の重複ファイルが自動的に選択されます。

3. 「指定したフォルダに移動」ボタンをクリックして、スマート選択で重複ファイルを削除します。

4. 削除が完了するまで時間がかかる場合があります。完了したあと、詳細情報を確認することができます。

🔊ヒント：削除した重複ファイルは指定した場所（D:\）に移動されるため、移動先から、削除したファイルを見つけたり、操作（削除、コピー、切り取り、名前の変更など）することができます。

結論

AOMEI Partition Assistantの「重複ファイルファインダー」機能を使用して、上記の手順に従うことで、コンピューター上（Windows7以降のOS）の重複ファイルを簡単かつ高速に検索して削除することができます。ディスク容量を解放し、パソコンの動きを早くするのに非常に役立ちます。また、AOMEI Partition Assistantには、大容量ファイル削除、アプリ引っ越しなど、便利なツール・機能もあります。