Windows 7でスタートアップ修復が終わらない?!原因と対処法
Windows 7でパソコンの電源を入れるとスタートアップ修復が終わらないエラーが発生しますか?この記事では、Windows 7でスタートアップ修復が終わらないエラーの原因と修正方法を紹介します。例えば、システム障害時に自動再起動を無効にしたり、コマンドプロンプトからchkdsk.exeを実行したり、MBRを再構築したりするなどです。
スタートアップ修復が終わらない?!
私のずっと使っているパソコンがブルースクリーンが頻発するようになりました。パソコンがリセットと要求されて、実行するとまたブルースクリーンになりました。だから、スタートアップ修復を使用してWindows7を修復したいですが、スタートアップ修復がずっと繰り返されていて起動画面にならなくて、どうすればいいですか?対策方法を教えてください。
- あるユーザーからの質問1
数日前、私のHPパソコン(Windows7搭載)は、更新プログラムのインストールを自動的に終了しました。しかし、翌日起動したら、スタートアップ修復中になっていました。正常だと思っていたので、そこに置きました。次の日に起動してみると、白黒画面には「スタートアップ修復の起動(推奨)」と「Windowsを通常起動する」という2つの選択肢が表示され、呆気にとられました。そして、最初の選択肢をクリックしましたが、ローディングバーが表示され、ファイルの読み込みが始まました。
すべての問題が解決されると思っていましたが、そうではありませんでした。HPはずっとスタートアップ修復ループに入り、Fキーで何も開くことができず、スタートアップ修復のプロセスをキャンセルすることもできません。誰かが、スタートアップ修復が終わらないエラーを修復するのを手伝っていただけませんか?どんな助けでもいいで、よろしくお願いします。
- あるユーザーからの質問2
Windows 7でスタートアップ修復が終わらない原因
スタートアップ修復の無限ループというのはスタートアップ修復が繰り返されて終わらないことです。
Windowsが起動しないとき、多くのユーザーは「スタートアップ修復」を選択するでしょう。しかし、なぜそれが機能せず、スタートアップ修復ループに入ったのでしょうか?一般的には、主に2つの原因があると言われています。
1.BCD設定の破損
ブートセクタがウイルスやその他のマルウェアに感染すると、ブートローダとブートチェーンが損傷します。そして、ウイルスがスタートアップ修復の実行を妨げたり、修復を正常に実行できないことがあります。そのため、スタートアップ修復の無限ループが出ます。
2.ブートパーティションの破損
デフォルトでは、Windows 7/8/8.1/10/11はディスクの先頭に独立したNTFSパーティションを作成し、コアブートローダーとBCD設定用のスペースを確保します。ブートパーティションへの書き込み時に、不適切なシャットダウン、突然の電源断、またはブルースクリーンが発生した場合、システムが起動できなくなり、スタートアップ修復が繰り返されて終わらないエラーが発生する可能性もあります。
Windows 7でスタートアップ修復が終わらない対処法
システム復元オプション中の復元ツールの1つとしてスタートアップ修復は、パソコンのスキャンまたは削除されたファイルのようなエラーの修復に使用されます。しかし、Windowsパソコンスタートアップ修復が終わらないエラーが発生することもあります。こういう時、以下の対処法に従って修復しましょう。
対処法 1. 自動再起動を無効にする
自動再起動を無効にするかキャンセルしてみてください。起動エラーは修正されませんが、本当の原因を突き止めるのに役立つ詳細情報が得られます。次の手順に従って自動再起動を手動で無効にします。
「システム障害時に自動再起動を無効にする」オプションは、「詳細ブートオプション」ウィンドウで確認することができます。以下は、自動再起動を手動で無効にする方法です。
手順 1. コンピュータを再起動します。BIOSがPOST(製造元のロゴやシステム情報が表示される画面)を完了するのを待ちます。
手順 2. ブートオプションのリストが表示されるまで、素早く「F8」キーを繰り返し押します。
手順 3. 「詳細ブートオプション」ウィンドウで「システム障害時に自動再起動を無効にする」を選択し、Enterキーを押してPCの起動を待ちます。
自動再起動を無効にするもう一つの方法があります。手順は次のとおりです。
手順 1. 「コントロールパネル」→「システム」アイテム→「システムの詳細設定」を順にクリックします。
手順 2. すると「システムのプロパティ」の「詳細設定」タブが開かれるので、「起動と回復」グループの「設定」ボタンをクリックします。
手順 3. 次は「起動と回復」ウィンドウが表示されるので、「システムエラー」グループの「自動的に再起動する」チェックボックスにチェックを外します。
対処法 2. ブートボリュームでCHKDSKを実行する
Windows 7がまだ正常に起動しない場合は、ブートボリュームでコマンドラインのCHKDSKツールを使用して、ドライブのファイルシステムの破損をチェックし、修復することもできます。詳細な手順は次のとおりです。
手順 1. Windows 7インストールCD/DVDを挿入し、インストールCD/DVDから起動します。
手順 2. 画面に「Press any key to boot from CD or DVD...」と表示されたら、任意のキーを押します。
手順 3. 「コンピューターを修復する」をクリックし、PCをスキャンしてWindowsインストールを検索し、リストからオペレーティングシステムを選択します。
手順 4. 「システム回復オプション」メニューから「コマンドプロンプト」を選択します。
手順 5. コマンドプロンプトウィンドウを起動した後、コマンド「chkdsk /f /rc:」を入力して、システムファイルが破損、無効、または削除されていないかどうかを確認します(cはWindowsがインストールされているドライブを表します)。CHKDSKはドライブのスキャンを開始し、問題を見つけ、修正します。
または、「sfc/scannow」コマンドを入力して、コンピュータ上の保護された各オペレーティングシステムファイルの整合性を確認することもできます。
対処法 3. Bootrecコマンドを使用してBCDを再構築する
ブートローダーのインストールまたは構成にエラーがある場合にも、スタートアップ修復ループも発生する可能性があります。ただし、bootrecコマンドを実行して、手動でブート構成データ(BCD)、パーティションブートセクタ、およびマスターブートレコードの再構築を試みることができます。コマンドプロンプトウィンドウを開き、次のコマンドを入力して、各コマンドの後にEnterキーを押します。
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
その後、Windows 7がスタートアップ修復ループに入らないかもしれません。
対処法 4. システムの復元を実行する
「システムの保護」はデフォルトで有効になっているため、これを使用してコンピュータを以前の状態に復元できます。Windows回復環境でWindows 7へのシステムの復元を実行できます。
手順 1. システムの復元にアクセスするには、2番目の方法と同じ手順に従って「システム回復オプション」画面に移動します。
手順 2. 次に、「システムの復元」オプションをクリックします。
手順 3. 「システムの復元」画面が表示されるので、「次へ」ボタンをクリックします。
手順 4. 「選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します」と表示されるので、復元したい日時の復元ポイントを選択しましょう。
手順 5. 内容を確認したあと、「完了」ボタンをクリックてシステムの復元を開始します。
対処法 5. 最近のWindows 7更新プログラムにロールバックする
更新後にWindows 7がスタートアップ修復の無限ループに陥った場合は、セーフモードでWindows 7の更新プログラムをロールバックしてみてください(Windowsは正常に起動しないため)。
手順 1.システム起動時にF8キーを押してセーフモードに入ります。「詳細オプション」が表示され、以下のオプションから選択できます。
セーフモードを有効にする
セーフモードとネットワークを有効にする
セーフモードとコマンドプロンプトを有効にする
矢印キーを使用してお好みのセーフモードを選択し、Enterを押します。
手順 2. セーフモードで起動すると、通常のWindows 7デスクトップと同様の環境が表示されます。これで、スタートメニューで「プログラムと機能」を検索できるようになりました。次に、「インストールされた更新プログラムを表示」をクリックします。
手順 3. すると、インストールした更新プログラムが一覧で表示されます。一番最近インストールされた更新プログラムが、スタートアップ修復ループを引き起こしている可能性が高いので、それを見つけます。
手順 4. 最新の更新プログラムが見つかったら、その更新プログラムを右クリックして「アンインストール」を選択し、削除します。
その後、Windows 7コンピュータを再起動して、問題が解決したかどうかを確認できます。問題が解決しない場合は、次の方法に進みます。
対処法 6. インストールディスクなしでWindows 7のMBRを再構築する
ご覧のとおり、ほとんどの対処法では、WindowsインストールCDまたはDVDが必要です。上記の方法のいずれも問題を解決しない場合、またはインストールディスクなしでWindows 7のスタートアップ修復ループを修正したい場合は、AOMEI Partition Assistant Professionalという包括的で強力なツールを使用してみます。このツールは、ブータブルUSBを作成し、そこからコンピュータを起動できます。そして、WinPE環境でMBRを再構築し、不良セクタをチェックすることができます。
この強力なツールを実行中のコンピュータにダウンロードして、その動作を詳しく見てみましょう。
手順 1. 空白のUSB(8GB以上)を動作するコンピュータに接続します(Windows 7のコンピュータが起動できないため)。AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールして実行します。メインインターフェイスにある「ツール」をクリックして、「ブータブルCD/USBを作成」を選択し、「次へ」をクリックします。
手順 2. ポップアップウィンドウで、3つのオプションの中から「USBブートデバイス」を選択し、「続行」をクリックします。
手順 3. プロセス全体が完了するのを待ちます。
手順 4. USBをスタートアップ修復が終わらないエラーが発生するWindows 7ベースのコンピュータに接続し、電源を入れ、BIOSに入り、ブータブルUSBを最初の起動デバイスにしてから、コンピュータをWindows PEモードで再起動します。
手順 5. ログイン後、AOMEI Partition Assistantが自動的にロードされ、起動します。メインインターフェイスで、修復が必要なシステムディスクを右クリックし、「MBRを再構築」を選択します。
手順 6. ミニウィンドウが表示され、Windows 7に適したMBRのタイプを選択し、「はい」をクリックします。
手順 7. MBR再構築を実行するには、ツールバーの「適用」をクリックします。
最後に、コンピュータからUSBドライブを取り外し、Windows 7を再起動して、スタートアップ修復ループが解消されたかどうかを確認します。上記の機能の他に、AOMEI Partition Assistantの「パーティションをチェック」を使用して、システムドライブのエラーをチェックし、修復することもできます。また、SSDを安全に消去する、紛失したパーティションを回復するなどのより高度なオプションを体験することもできます。
終わり
この記事では、インストールディスクの有無にかかわらず、Windows 7でスタートアップ修復が終わらないエラーを修復する方法を説明します。したがって、今は、Windows 7でスタートアップ修復の無限ループを修復する方法がおわかりいただけたでしょう。次回、Windows 7/8/10/11のスタートアップ修復ループが発生し、停止またはキャンセルできない場合でも、心配する必要がなくて、上記の記事に記載されている方法を使用できます。
読者様は自分の詳細な状況に応じてその対処法を選んでよろしいと思います。ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。ここまでありがとうございました。最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!