M.2 SSDの取り付け方を徹底解説!換装からOS移行まで初心者OK

M.2 SSDの取り付け手順からOS移行、旧ストレージの取り外し、パフォーマンス最適化までを初心者向けに解説。クローンソフトの活用方法も紹介します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2025年07月01日

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パソコンの動作が重くなってきたと感じていませんか?

そんなとき、「M.2 SSD」への換装は、劇的にスピードを改善できる方法の一つです。とはいえ、「M.2 SSDって何?」「取り付けって難しそう…」と不安に感じる方も多いはず。

この記事では、初心者の方でも安心して取り組めるように、M.2 SSDの基礎知識から取り付け方法、OSの移行手順までを画像付きで丁寧に解説します。さらに、換装後のパフォーマンス最適化のポイントまでしっかりカバー。

この記事を参考にして、M.2 SSD換装にチャレンジしてみましょう!

M.2 SSD

M.2 SSDとは?取り付け前に知っておきたい基本知識

M.2 SSDは、従来のSATA接続のSSDよりも速いデータ転送ができるストレージデバイスです。特に、NVMe(Non-Volatile Memory Express)規格に対応したM.2 SSDは、SATA SSDに比べて数倍の読み書き速度を持ち、PCの起動やアプリの読み込みが大幅に早くなります。

M.2 SSDの主な特徴は、その小型のデザインと高速な転送能力です。このため、薄型ノートPCやゲーミングPCで非常に優れた性能を発揮します。

換装前の準備

M.2 SSDを換装するには、いくつかの準備が必要です。以下のアイテムを確認して用意しましょう:

M.2 SSD:使用するSSDがPCのM.2スロットと合うか確認します。また、容量や速度は自分の使い方に合ったものを選ぶことが重要です。

ドライバー:換装作業に必要なドライバーを用意しましょう。M.2 SSDの取り付けには小さなネジを使うため、精密ドライバーセットが便利です。

バックアップ:データを失わないように、必ずバックアップを行いましょう。特に、OSやアプリのデータを移すときは、データ損失を避けるために大切です。

静電気防止マット:静電気でPCの部品が壊れるのを防ぐために、静電気防止マットの使用をおすすめします。

M.2 SSDの取り付け・換装手順【画像付きステップ解説】

ここでは、M.2 SSDの交換方法を説明します。難しくはない作業ですが、手順を守って注意深く進めていきましょう。

ステップ 1. M.2 SSDをマザーボードに取り付ける

▸1. PCの電源を切る:作業を始める前に、PCの電源を完全にオフにし、電源ケーブルを抜きます。ノートPCの場合は、バッテリーを外しておくとさらに安全です。

静電気対策静電気防止マットを使って、静電気による部品の損傷を防ぎます。

▸2. PCケースを開ける:デスクトップPCの場合、サイドパネルを外して内部にアクセスします。ネジで固定されている場合は、ドライバーを使って外します。

PCケースを開ける

▸3. M.2 SSDスロットを探す:マザーボード上のM.2スロットを見つけます。通常、「M.2」や「NVMe」と表示されています。

▸4. スロットの互換性を確認:使用するM.2 SSDのサイズ(2280、2230など)が互換性があるか確認します。

▸5. M.2 SSDを差し込む:M.2 SSDを斜めに差し込みます。約30度の角度でスロットに差し込み、しっかりと接続します。無理に押し込まず、優しく差し込んでください。

M.2 SSDを斜めにM.2スロットに挿入

▸6. SSDを固定する:M.2 SSDを所定の位置に差し込んだ後、ネジで固定します。マザーボードに付属の小さなネジを使い、SSDがしっかりと固定されているか確認します。

ステップ 2. M.2 SSDをフォーマットする

▸1. ディスク管理ツールを開く:「Windowsキー + X」を押して「ディスクの管理」を選びます。

▸2. 新しいM.2 SSDを選ぶ:「未割り当て」と表示されるM.2 SSDがあります。これはまだフォーマットされていません。

未割り当て

▸3. 新しいボリュームを作成する:M.2 SSDを右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。ボリュームサイズを設定し(通常は「最大容量」を選び)、次に進みます。

▸4. フォーマット形式を選択する:ファイルシステムを「NTFS」に設定し、「クイックフォーマット」を選びます。「次へ」をクリックしてフォーマットを完了させます。

▸5. 完了:フォーマットが終わると、M.2 SSDは「ローカルディスク(D:)」や「E:」として表示されるはずです。

ステップ 3. OSをM.2 SSDに移行する

▸1. クローンソフトをインストールする:M.2 SSDにOSを移すには、クローンソフトが必要です。OSの移行は難しそうに見えますが、AOMEI Partition Assistantを使えば簡単にできます。このソフトは、システムドライブを新しいSSDにそのままコピーし、コピーしたSSDからコンピューターが起動できるようにするので、心配がなくなります。

▸2. クローン作業を始める:ここでは、手順を詳しく説明します。

手順 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロード、インストール、起動します。

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Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することをおすすめします。

手順 2. ツールバーの「クローン」タブ⇒ドロップダウンメニューから「OSをSSDに移行」をクリックします。

OSをSSDに移行

手順 3. ポップアップウィンドウで「OSをSSDに移行」操作を確認して「次へ」をクリックします。

次へ

手順 4. M.2 SSD上の未割り当て領域を移行先として選択して「次へ」をクリックします。

次へ

手順 5. 次のウィンドウでは、移行先のパーティション(M.2 SSD上のシステムパーティション)のサイズ、位置、それにドライブ文字などを変更することができます。「次へ」をクリックします。

次へ

手順 6. ここでは、移行先のM.2 SSD(ターゲットドライブ)から起動する方法&注意事項について説明します。よく読んだ後「完了」をクリックします。

完

手順 7. 問題なければ「適用」⇒「続行」をクリックし、M.2 SSDへのOS移行が始まります。

適用

ステップ 4. 現在のストレージを取り外す

▸1. PCを電源オフにする:ストレージ(HDDやSATA SSD)を取り外すために、まずPCの電源を切ります。

▸2. ストレージを外す:デスクトップPCの場合、ケースを開けて、HDDやSATA SSDを取り外します。通常はネジで固定されているので、ドライバーを使ってネジを外します。

HDDを取り外し

▸3. ストレージの取り外し作業:ストレージを外したら、接続しているケーブル(SATAケーブルや電源ケーブル)を外し、完全に取り出します。

▸4. 取り外したストレージの扱い:取り外したストレージは、バックアップとして保管するか、他のPCで使うことができます。

ステップ 5. M.2 SSDから起動したことを確認する

▸1. PCを再起動する:PCの電源を入れて、再起動します。

▸2. BIOSに入る:PCの起動時に「Del」キーや「F2」キーを押してBIOSに入ります。BIOS画面でブート順を確認します。

▸3. M.2 SSDを起動ディスクに設定:BIOSの「Boot」セクションに行き、M.2 SSDを最初の起動ディスクに設定します。

BIOS画面でブート順

▸4. PCを再起動してM.2 SSDから起動:設定を保存してBIOSを終了し、PCを再起動します。PCがM.2 SSDから正しく起動するか確認します。

▸5. Windowsが起動するか確認:Windowsのロゴが表示されるのを確認し、M.2 SSDから正常に起動しているか確認します。

換装後にやるべき!M.2 SSDのパフォーマンス最適化

M.2 SSDに換装した後、さらにPCのパフォーマンスを最大限に引き出すために、いくつかの設定を行いましょう。

1. TRIM機能の確認と有効化

TRIMは、SSDのパフォーマンスと寿命を維持するために非常に重要です。TRIMは、未使用の領域を定期的にクリアして、SSDの書き込み性能を維持します。多くの現代的なSSDは、TRIMに対応していますが、設定を確認しておくことをお勧めします。

TRIMはSSDの性能と寿命を保つために非常に大切です。TRIMは使われていない領域を定期的に消去し、SSDの書き込み速度を維持します。多くの最新のSSDはTRIMに対応していますが、設定を確認することをお勧めします。

手順 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開きます(「Windowsキー + X」を押して「コマンドプロンプト(管理者)」を選択)。

手順 2. 次のコマンドを入力します:

fsutil behavior query DisableDeleteNotify

結果が「DisableDeleteNotify = 0」と表示されていれば、TRIMが有効です。

手順 3. TRIMが無効な場合は、次のコマンドを入力して有効にします:

fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0

TRIM機能を有効にすることで、SSDの書き込み性能と寿命が向上します。

2. SSD専用のドライバをインストール

ほとんどのM.2 SSDは、Windowsの標準ドライバで動作しますが、製造元が提供する専用ドライバをインストールすると、パフォーマンスが向上することがあります。

手順 1. SamsungやWestern Digital、Crucialなどの主要なSSDメーカーは、SSDのパフォーマンスを向上させるためのツールやドライバを提供しています。これらの情報は製造元のWebサイトで確認できます。

手順 2. ソフトウェアをインストールします。例えば、Samsung SSDの場合は「Samsung Magician」をインストールすることで、SSDのパフォーマンスを調整できます。Western Digitalの「WD Dashboard」やCrucialの「Storage Executive Tool」も同様の機能を持っています。

3. SSDのファームウェアをアップデートする

SSDのファームウェアは、性能を向上させたり、バグを修正したり、新しい機能を追加したりするために改善されることがあります。定期的にファームウェアをチェックし、最新のバージョンにアップデートすることが大切です。

手順 1. まず、SSDのメーカーの公式ウェブサイトに行き、最新のファームウェアがあるか確認します。

手順 2. 一般的に、メーカーの提供するソフトウェア(「Magician」や「Dashboard」など)を使って簡単にファームウェアのアップデートができます。アップデートがあれば、指示に従って最新のファームウェアに更新しましょう。

4. Windowsのパフォーマンス設定を最適化する

SSDの性能を最大限に引き出すためには、Windowsの設定を調整することが重要です。高速スタートアップはSSDの性能を妨げることがあるので、無効にすることをおすすめします。

手順 1. 「コントロールパネル」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択する」の順でクリックします。

手順 2. 「現在利用できない設定を変更します」をクリックします。

手順 3. 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックします。

なお、SSDは通常、仮想メモリに適しており、Windowsが自動で管理します。しかし、パフォーマンスを向上させるために、仮想メモリの設定を手動で変更することもできます。

手順 1. 「コントロールパネル」→「システム」→「システムの詳細設定」→「設定」→「パフォーマンス」→「仮想メモリ」の順でクリックします。

手順 2. 自動管理をオフにして、必要な設定に変更します。特に、CドライブにSSDを使っている場合、仮想メモリもSSDに保存されるようにします。

まとめ

M.2 SSDを取り付けることで、パソコンの起動速度やアプリの動作が大幅に改善され、より快適な作業環境を手に入れることができます。この記事では、M.2 SSDの基本から、取り付け手順、OSの移行方法、換装後の最適化まで、初心者の方でも迷わず実践できるように解説しました。中でも、OS移行にはクローンソフトの活用がとても効果的です。初めてのSSD換装は不安もあるかもしれませんが、手順を一つずつ確認しながら進めれば問題ありません。この記事を参考に、ぜひご自身のPCをグレードアップしてみてください!

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。