TOP5|2025年最高のSSDクローンソフトウェア「無料&有料」

SSDクローン作業を簡単に行える無料&有料ソフト5選を比較。準備方法から最適なツールの選び方まで徹底解説します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2025年02月12日

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PCのパフォーマンスを劇的に向上させるために、HDDからSSDへの換装は非常に効果的です。しかし、データ移行には「クローン作業」が必要で、これを簡単に行うためには専用のクローンソフトが必須となります。この記事では、効率的にHDDからSSDへのデータクローンを行うためののSSDクローンソフトウェアを5つ厳選してご紹介します。それぞれのソフトの特徴や使い方を解説し、あなたのニーズに最適なソフトを見つけられるようサポートします。

SSDクローン

SSDのクローン作業の準備方法

SSDクローンソフトとは?
SSDクローンソフトは、HDDのデータをそのままSSDにコピー(クローン)するためのソフトウェアです。この作業によって、OSやアプリケーション、ファイルが一切失われることなく、素早くSSDに移行できます。特に、SSDへの換装をする際に、データ移行をスムーズかつ効率的に行いたい方に必須のツールとなります。

SSDへのクローン作業を開始する前に、以下の準備が必要です:

▸SSDの容量を確認

移行先のSSDは、元のHDDの容量と同等か、それ以上である必要があります。容量不足の場合、クローン作業が途中で失敗する可能性があります。

▸バックアップを取る

重要なデータは万が一に備えてバックアップを取っておきましょう。クローン作業中に何か問題が発生しても、バックアップがあれば安心です。

推奨ソフト:重要なデータを守るために、AOMEI Backupperという無料のバックアップソフトを使って、事前にバックアップを取ることをおすすめします。

▸接続機器を準備

外付けケースやUSB接続ケーブルが必要な場合があります。SSDを正しく接続してからクローン作業を開始します。

▸ソフトウェアのインストール

使用するクローンソフトをPCにインストールし、準備を整えます。

高効率のSSDクローンソフトウェア5選

① AOMEI Partition Assistant

AOMEI Partition Assistant

AOMEI Partition Assistantは、初心者でも直感的に操作できるパーティション管理ソフトで、HDDからSSDへのクローン作業に対応しています。このソフトは、SSDへのデータ移行だけでなく、ディスクのパーティション管理やアプリ移動など、PCのディスクに関するさまざまな操作を簡単に実行できる多機能ツールです。

特にクローン作業においては、非常にスムーズなデータ移行を実現し、ユーザーが難しい設定をすることなく、手軽にHDDからSSDへの移行が可能です。また、データを一切失うことなく、パーティションのサイズ変更も行えるため、SSDにぴったりのデータ配置を調整することもできます。これにより、ストレージ容量を無駄なく活用でき、最適なパフォーマンスを発揮することができます。

さらに、AOMEI Partition Assistantは、無料版と有料版があり、無料版でも基本的なクローン作業は十分に行えます。プロフェッショナル向けの有料版では、さらに高度な機能(システムディスクのクローン作成など)も利用でき、より複雑な移行作業にも対応しています。

特徴
シンプルで直感的なインターフェースで、初心者でも簡単に操作可能
クローン作業中にパーティションのサイズ変更もでき、SSDに最適な配置が可能
無料版でもクローン機能が利用でき、パーティション管理機能が充実
有料版ではさらに高度な機能(起動ディスクのクローンなど)を提供、現在1年間プランは税込7,568円

👍おすすめポイント

AOMEI Partition Assistantは、クローン作業を簡単に行いたい方に非常に便利なソフトで、特にSSD換装を考えている初心者におすすめです。また、パーティションのサイズ調整ができるため、複数のディスクを管理している場合にも非常に役立ちます。

② EaseUS Todo Backup Home

EaseUS Todo Backup Home

EaseUS Todo Backup Homeは、バックアップソフトとしての定評があるだけでなく、HDDからSSDへのデータクローン作業を非常に簡単に行えるソフトウェアです。このソフトは、シンプルなインターフェースと直感的な操作性を兼ね備えており、初心者でも迷うことなく利用できます。クローン作業においても、ワンクリックでOSやアプリケーション、ファイルなどのデータをそのままSSDに移行できるため、手間がかからず、非常に便利です。

データ移行だけでなく、バックアップや復元機能も非常に強力です。システムバックアップやファイルバックアップを事前に取っておくことで、万が一のトラブルにも対応できる安心感があります。さらに、SSDへのクローン作業が完了した後も、オリジナルのHDDをそのまま使い続けることができるため、バックアップの一環として活用することができます。

特徴
ワンクリックで簡単にHDDからSSDへのクローン作成が可能
シンプルで使いやすいインターフェース
クローン作業と同時に、システムバックアップやファイルバックアップも可能
クローン機能は有料で、現在1年間プランは税込5,258円

👍おすすめポイント

EaseUS Todo Backup Homeは、クローン作業をシンプルに行いたい方におすすめのソフトです。バックアップ機能も備えているため、データ移行を行う際に不安を感じることなく、安心して作業を進められます。初心者から中級者まで、誰でも使いやすいです。

③ O&O Disk Image

O&O Disk Image

O&O Disk Imageは、データのバックアップおよび復元を専門とした高機能なディスクイメージングソフトウェアで、HDDからSSDへのクローン作成にも非常に優れた性能を発揮します。このソフトの最大の特徴は、データを正確にそのまま移行するための高精度なディスクイメージ作成機能を提供している点です。特に、システム全体やパーティションを丸ごとバックアップし、そのイメージをSSDに復元する作業が非常にスムーズで、信頼性の高いデータ移行が可能となります。

さらに、このソフトは、「イメージファイル」を作成することで、バックアップを取る際にディスクの一部だけでなく、システム全体を丸ごとコピーすることができるため、OSの再インストールなしで新しいSSDにクローンを作成できます。これにより、OSやアプリケーション、個人ファイルなどを失うことなく、簡単に環境を移行できるため、時間と労力の節約にもなります。

ただし、英語のみとなりますので、英語が苦手の方に不向きです。

特徴
高精度なディスクイメージ作成機能で、データの完全なコピーを実現
高度なエラーチェック機能で、クローン作業中のリスクを最小化
システム全体やパーティションを丸ごとコピー可能
現在1PC向けプランは税込¥8,588円

👍おすすめポイント

O&O Disk Imageは、特に信頼性の高いデータ移行を求めるユーザーや、業務で重要なデータを扱う方に最適なソフトです。クローン作業中にエラーチェックを行いながら進めるため、大切なデータを確実に移行したい方には非常に役立つツールとなります。また、スケジュール機能を活用すれば、面倒な手間をかけずに定期的にバックアップを取ることができる点も便利です。

④ MiniTool Partition Wizard

MiniTool Partition Wizard

MiniTool Partition Wizardは、ディスクのパーティション管理からデータクローン作業まで幅広い機能を提供するツールで、特にHDDからSSDへのクローン作成を簡単かつ効率的に行える優れたソフトウェアです。パーティション管理機能に特化したこのソフトは、データ移行だけでなく、パーティションの作成、削除、リサイズ、結合など、ディスクの最適化にも役立ちます。

MiniTool Partition Wizardの最大の特徴は、直感的で使いやすいインターフェースです。パソコン初心者でも、わかりやすい画面操作でHDDからSSDへのクローン作業が進められます。また、クローン作業中にパーティションのサイズ調整が可能で、SSDの容量に合わせて自動で最適化されるため、無駄なスペースを減らしてストレージを効率的に利用できます。

特徴
直感的なインターフェースで簡単に操作可能
パーティションのサイズ変更や最適化を自動で調整し、無駄なスペースを削減
無料版でもクローン作業が行え、パーティション管理機能が充実
有料版ではさらに高度な機能(起動ディスクのクローンなど)を提供、現在1年間プランは税込9,020円

👍おすすめポイント

MiniTool Partition Wizardは、シンプルな操作性と強力な機能を兼ね備え、初心者でも安心して使用できるため、データ移行の初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。パーティションのサイズ変更や最適化を自動で調整する機能は大きな魅力です。

⑤ Clonezilla

Clonezilla

Clonezillaは、無料でオープンソースのディスククローンツールであり、特に上級者向けの強力な機能を提供するソフトウェアです。HDDからSSDへのクローン作業を高精度かつ効率的に行えるだけでなく、システム全体のバックアップや復元も行えるため、幅広い用途に対応しています。特に技術的な知識を持つユーザーにとって、非常に高い柔軟性とカスタマイズ性を誇るツールです。

Clonezillaは、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ではなく、コマンドラインベースの操作を提供しているため、初心者には少し敷居が高いかもしれません。しかし、その分、より高度なオプションやディスク操作を柔軟に実行できるため、PCエキスパートやシステム管理者などには非常に有用なツールです。複数のディスクを同時にクローン作成できる「クローンジョブ」を設定する機能を搭載しており、複数台のPCを一度に作業する際に非常に効率的です。これにより、複数のHDDをSSDに移行する場合や、大量のPCのセットアップを行う際に大変便利です。

特徴
無料でオープンソース、コストパフォーマンスが非常に高い
高速で効率的なディスククローン作成が可能
圧縮オプションを使用して、クローン作成時のストレージ容量を節約
複数ディスクを同時にクローンできる機能を搭載

👍おすすめポイント

Clonezillaは、特にシステム管理者や技術に精通したユーザーに最適なソフトです。無料でオープンソースでありながら、非常に高機能であり、大量のディスク移行やバックアップを効率的に行うことができます。

初心者向けのSSDクローン方法・換装手順

ここでAOMEI Partition Assistantを使って、元のディスクからSSDにクローンする方法を説明します。

ステップ 1. SSDを購入する前に、SSDのサイズがデスクトップやノートパソコンに合っているか確認してください。

ステップ 2. SSDをPCに接続します。デスクトップの場合は、ドライブベイが複数あるため、簡単に接続できます。ノートパソコンの場合は、USB-SATA変換アダプターやSSDエンクロージャーを使って接続する必要があります。

ステップ 3. 新しいSSDの場合、「コンピューター」または「PC」を右クリックして「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を開き、SSDのパーティションを右クリックして「フォーマット」を選びます。ファイルシステムはNTFSを選択し、「OK」をクリックします。

フォーマット

ステップ 4. AOMEI Partition Assistantをダウンロードしてインストールし、起動します。このソフトを使ってSSDをフォーマットすることも可能です。方法は、フォーマットしたいディスクのパーティションを右クリックして 「パーティションをフォーマット」を選択します。

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フォーマット

ステップ 5. クローンを始めるには、「クローン」タブを選び、「ディスクをクローン」をクリックします。

ディスクをクローン

ステップ 6. クローンしたいパソコンのハードディスクをソースとして選び、「次へ」を押します。

選択

ステップ 7. SSDをクローン先のターゲットディスクとして選び、「次へ」を押します。

SSD

ステップ 8. 確認画面で、クローン元とクローン先のディスクを確認します。問題がなければ「確認」ボタンを押して進みます。

「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。

確認

ステップ 9. ツールバーの「適用」をクリックし、「続行」を選択します。

適用

ステップ 11. クローン作業完了したら、デスクトップパソコンの場合、電源を切り、電源ケーブルを外し、ケースを開けてSSDを取り付け、しっかり固定してからケースを閉じます。ノートパソコンの場合は、電源を切り、電源ケーブルを抜き、ネジを外してカバーを開け、SSDをスロットに挿入し、しっかり固定します。最後に底のカバーを戻します。

まとめ

HDDからSSDへのクローン作業を行うためには、適切なソフトウェア選びが重要です。上記で紹介した5つのSSDクローンソフトは、それぞれ特徴が異なり、使用目的やスキルレベルに応じて選ぶことができます。初心者向けには「AOMEI Partition Assistant」や「EaseUS Todo Backup Home」、上級者向けには「Clonezilla」や「O&O Disk Image」がおすすめです。

さらに、AOMEI Partition Assistantは、OSのみ移行、パーティションサイズの調整、MBRとGPTの変換、ダイナミックディスクとベーシックディスク間の変換、データ消去機能など、幅広いディスク管理機能を提供しています。これにより、ユーザーはシステムの最適化やデータ管理を効率的に行うことができます。自分のニーズに合ったソフトを選んで、快適なPCライフを手に入れましょう。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。