ディスククローン後にパーティションを拡張する方法

クローンされたハードディスクがかなり小さくなったので、クローン後にパーティションを拡張するにはどうすればいいでしょうか?心配しなく、ここでは、ディスククローン後にパーティションを拡張する方法を説明します。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2023年05月15日

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シナリオ

120GBのPNY SSDを500GBのSamsung 850 SSDにアップグレードしているのですが、ここで問題が発生します。クローンツールを使って120GBのディスクをより大きなディスクにクローンしました。クローン作成プロセスは成功しました。ただし、より大きなSSDに354GBの未割り当てがあることがわかりました。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?また、クローン作成後、未割り当て領域でパーティションを拡張することは可能でしょうか?

ディスククローン後にパーティションを拡張する理由

人々は通常、様々な理由でディスクのクローンを作成します。例えば、古いHDDを新しいSSDに交換して、ゲームの読み込みを高速化し、パフォーマンスを向上させる必要があります。あるいは、古いHDDが満杯になり、すべてのデータを新しいHDDに転送する必要がある場合、ディスクのクローンを作成する方が簡単です。また、重要なデータをより安全な1つのディスクに保存したいと考えるユーザーもいます。

ただし、ディスクのクローン作成が完了すると、クローン作成されたディスクが以前よりもはるかに小さいことに気付く場合があります。なぜこのような問題が発生するのでしょうか?

実際に、それは簡単に理解できます。小さいディスクから大きいディスクにデータをクローンする場合、通常、データはバイト単位で複製されます。クローンと同じレイアウト、まったく同じファイルシステム、およびパーティションテーブルが得られます。クローンディスクに完全なコピーが作成され、余分なスペースは未割り当てとして設定されます。

したがって、ディスク領域全体を十分に利用するには、ディスクのクローンを作成した後、未割り当て領域でパーティションを拡張する必要があるかもしれません。

ディスククローン後にパーティションを拡張する2つの方法

クローン作成後に、パーティションを拡張する方法はあまりありません。しかし、確かに、必要に応じて2つの方法を無料で試すことができます。1つはWindowsが提供するディスクの管理で、もう1つは第三者のパーティション管理ソフトです。このパートでは、両方を紹介します。

方法1. Windowsディスクの管理でボリュームを拡張する

ステップ 1. デスクトップの「コンピューター」または「PC」を右クリックし、「管理」を選択します。

ステップ 2. ウィンドウの左側にある「記憶域」→「ディスクの管理」をクリックします。

ディスクの管理

ステップ 3. 今、新しいウィンドウで、すべてのディスクとすべてのパーティションが表示されます。未割り当て領域の隣にあるパーティションを探し、右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択します。

ボリュームの拡張

ステップ 4. 次に「ボリュームの拡張ウィザード」に従って、ボリュームを拡張する手順を完成させます。

ステップ 5. これで、未割り当て領域を既存のパーティションに追加することに成功しました。

方法2. 無料の第三者パーティション管理ソフトツールでパーティションを拡張する

Windowsに搭載されているディスクの管理は人気があり、多くの人が使っています。しかし、未割り当て領域と拡張したいパーティションが隣接していない場合、または拡張したいパーティションがNTFSでない場合、「ボリュームの拡張」オプションはグレーアウトされます。

ボリュームの拡張グレーアウト

このような場合、AOMEI Partition Assistant Standardを試すことができます。これを使用してNTFSとFAT32の両方のパーティションを拡張できます。その「パーティションを結合」機能を使用すると、隣接していない未割り当て領域を簡単に別のパーティションに直接結合できます。ディスクの管理と比較すると、このツールはより多くの機能を備えています。パーティションを結合するだけでなく、パーティションをリサイズ/移動し、パーティションのクローンを作成するのにも役立ちます。

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次のステップバイステップガイドでは、2つパーティションを結合する方法&パーティションと未割り当て領域を結合する方法を学びましょう。必要に応じて、適切な方法を選びましょう。

►状況1:2つのパーティションを結合

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。次に、インターフェイスですべてのディスクとパーティションの情報が表示されます。拡張したいパーティションを右クリックして、「詳細処理」>「パーティションを結合」を選択します。

パーティションを結合

ステップ 2. ポップアップウィンドウで結合するパーティションを選択します。そして、「はい」をクリックします。

はい

ステップ 3. 左側の「保留中の操作一覧」から変更をプレビューできます。次に、左上隅にある「適用」>「続行」をクリックし、結合プロセスを開始します。

適用

状況2:パーティションと未割り当て領域を直接結合

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。この例では、未割り当て領域がありますが、拡張したいドライブに隣接していません。この場合は、対象パーティション(ここではC:)を右クリックして、ドロップダウンメニューから「詳細処理」>「パーティションを結合」をクリックします。

未割り当て領域を結合

ステップ 2. ポップアップウィンドウでCドライブと結合したい未割り当て領域前のチェックボックスにチェックを入れて、「はい」をクリックします。※複数の未割り当て領域を選択できます。

未割り当て領域を選択

ステップ 3. ここでは変更をプレビューできます。変更を保存するには、ツールバーの「適用」をクリックしてください。

変更をプレビュー

実際、AOMEI Partition Assistantには、「空き領域を割り当てる」と「パーティションを拡張」ウィザードという組み込み機能もあります。この二つの機能は、他のパーティションの空き領域を使用してパーティションを簡単かつ迅速に拡張できます。ただし、この二つの機能を使用したいなら、AOMEI Partition Assistant Professional版にアップグレードする必要があります。以下は、この二つの機能の具体的な手順です。

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「空き領域を割り当てる」機能

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードし、起動して、割り当てるパーティションを右クリックして「空き領域を割り当てる」を選択します。

空き領域を割り当てる

ステップ 2. ステップ1の結果として、ポップアップウィンドウが表示されます。割り当てるパーティションからカットする空き領域のサイズを入力すると、この空き領域が直接に宛先パーティションに追加されます。

空き領域のサイズを入力

ステップ 3. 開始を確認する前に、結果をプレビューすることができます。この操作を実行するには、「適用」をクリックしてください。

確認

「パーティションを拡張」機能

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、メイン画面の右上隅にある「ツール」→「パーティションを拡張」ウィザードをクリックします。

パーティションを拡張

ステップ 2. 2つのオプションがあります。一つは、システムパーティションを拡張することで、もう一つは、如何なるパーティションを拡張することです。必要に応じて一つの方法を選択します。

パーティションを拡張

ステップ 3. 空き領域を確保したいパーティションを選択し、「次へ」をクリックします。

空き領域を確保したいパーティションを選択

ステップ 4. スライドバーを動かしてパーティションサイズを拡張し、「次へ」をクリックします。

パーティションサイズを拡大

ステップ 5. ここでは、操作をプレビュー、確認できます。「続行」をクリックして操作を実行します。

続行

追加のヒント:クローン後の「未割り当て領域」問題を回避する方法

クローン作成ソフトウェアをよく使う人は、ディスクを別のディスクにクローンした後、「未割り当て領域」問題に遭遇することがあります。この問題を回避して、もっと時間を節約する方法はありますか?幸いなことに、AOMEI Partition Assistant Standardは、ソースディスクパーティション上で使用済み部分のみをターゲットディスク全体にクローンすることができるため、未割り当て領域が残されることはありません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Standardを起動します。コピーするハードディスク(ソースディスク)を右クリックし、「ディスククローン」を選択します。

ディスクをコピー

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、「ディスクの高速クローン」を選択し、「次へ」をクリックします。

ディスクの高速クローン

ステップ 3. 次のウィンドウで、ソースディスクのデータを保存するターゲットディスク(未割り当て領域)を選択して、「次へ」をクリックします。

ターゲットディスクを選択

★ヒント:

●ターゲットディスクを選択する際に、その大きさに注意してください。そのサイズは、コピーしようとしているデータのサイズと少なくとも等しいまたはそれ以上であることを確認してください

●選択したディスクがSSDストレージである場合、SSDの読み速度や書き速度を向上させるには「SSDの性能を最適化」をチェックすることができます。

●ターゲットディスクにはパーティションがある場合、それらは削除されます。そのため、これらのデータは重要なら、AOMEI Backupperを使用して、それらのバックアップを作成してください。

ステップ 4. このウィンドウでは、「コピー先に合わせる」オプションを選択し、「次へ」⇒「完了」をクリックしてください。

ディスクを編集

ステップ 5. ウィンドウの左上隅にある「適用」をクリックして、複製プロセスを開始します。数秒後、古いディスク全体が別のディスクにコピーされ、未割り当て領域が作成されていないことがわかります。

適用

結論

以上はディスククローン後にパーティションを拡張する方法です。上述の説明から、Windowsディスクの管理とAOMEI Partition Assistant Standardはどちらが良いのでしょうか?前者は再度インストールする必要のない組み込みツールですが、「ボリュームの拡張」オプションがグレーアウトされることがあります。後者は無料で、いくつかの機能でクローン後のパーティションを直接拡張するだけでなく、クローン作成プロセス中に未割り当て領域を回避することもできます。したがって、自分のニーズに応じて適切な方法を選択します。

ご参考になれば、幸いです。ここまでありがとうございました。最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!

Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。