Windows 11/10/8/7でHDDからSSDへデータを移行する方法

SSDは従来のHDDよりも優れた性能を持つため、ほとんどのユーザーはHDDをSSDへ移行したいかもしれません。この記事では、2つの方法を紹介します。1つは、SSDに手動でデータをコピーして貼り付けることです。もう1つは、ディスクのクローンを作成して、HDDからSSDにすべてのデータを簡単に移行することです。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2025年01月09日

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HDDからSSDへデータを移行したい

SSDの宅配便を受け取りました。残念ながら、そのSSDを勧めて、インストールしようとしている父は、家に帰りません。初めてですが、自分でやってみたいです。古いHDDから新しいSSDにデータを移行する方法を知っていますか?また、ストレージスペースを増やすためにHDDをコンピューターに入れることはできますか?

- あるユーザーからの質問

データ移行

HDDのデータを丸ごとSSDに移行する利点

データ全体をHDDまたはSSDにコピーする利点は何ですか?以下の内容をご覧ください。

再インストールが不要で、再インストールに要する時間も短縮される

HDDやSSDを買い換えたとき、オペレーティングシステムとアプリケーションを手動で再インストールするのに長い時間と労力がかかります。HDD上のすべてのデータを新しいHDDまたはSSDに丸ごと移行することで、所要時間を短縮することができます。

データの損失を防ぐために、データをバックアップする

誤ってハードディスクからデータを消去してしまったり、ハードディスクを破損してしまったりすると、重要なデータを取得できなくなります。これが発生する前に、事前にデータ全体を別のHDDまたはSSDに移行することで、データ損失のリスクを減らすことができます。ハードディスク内のすべてのデータ(オペレーティングシステムとオペレーティング環境を含む)をハードディスクに移動しておけば、ハードディスクが破損した場合の復旧にも利用できます。

ディスクをアップグレードする

古いHDDを新しいHDDまたはSSDに交換する場合、データ全体をコピーすることは時間を節約し、効率的な方法です。ハードディスクを長時間使用すると、容量が不足したり、オペレーティングシステムやアプリケーションの読み込み速度が低下したりする場合があります。新しいHDDやSSDにアップグレードする場合は、使用しているハードディスクの環境を新しいHDDやSSDに丸ごとコピーすることをお勧めします。これにより、現在と同じ動作環境を維持するだけでなく、使用可能なストレージスペースを増やし、読み書き速度などの性能を向上させることができます。

WindowsでHDDのデータを丸ごとSSDに移行する方法

SSDをインストールすることは、コンピューターを高速化するための最も効果的な方法の1つです。これは、従来のHDDと比較して、読み取りと書き込みの速度がすごく速く、作動音がほとんどなく、耐久性が非常に強いからです(詳細については、以下の表を参照してください)。したがって、コンピューターの動作を改善するために、古いHDDをSSDに交換することはいい選択です。ただし、HDDからSSDにすべてのデータとファイルを移行するにはどうすればよいですか?今日は、Windows 11、10、8、7でこの問題を解決する2つの方法を紹介します。

HDDとSSD 比較

方法1. 「コピー&貼り付け」機能でHDDのデータを丸ごとSSDに移行する

HDDからSSDにデータを移行する場合、ほとんどのユーザーは最初に「コピー&貼り付け」を選択するかもしれません。これは、容量の異なるHDD間でデータを移行する従来の方法です。これを行うには、ファイルを右クリックして、「コピー」または「切り取り」オプションを選択し、SSDパーティションに移動して、空の領域を右クリックして「貼り付け」オプションを選択する必要があります。

これは、少量のデータをSSDに移動する場合、良い方法かもしれません。大量のデータを転送する必要がある場合、またはファイルが1つのパーティションの異なるディレクトリにある場合、どうすればいいですか?「コピー&貼り付け」が機能しない場合は、どうなりますか?そして、それらのコピーされたシステムファイルまたはプログラムファイルは正常に動作できますか?さて、大量のデータ転送には別の方法が必要です。

方法2. データ移行ソフトウェアでHDDからSSDにデータを移行する

この部分では、第三者のディスク&パーティション管理ソフトを使用して、HDDからSSDへとデータを移行する際のすべての手順を説明します。

1.SSDを購入する

SSDの規格サイズと接続インターフェイスをしっかり確認したら、容量やデータ転送速度、設置タイプなどをチェックして、通販サイトやドスパラ、パソコン工房店舗などで自分の用途にピッタリな製品を選びましょう。SSDを購入する時に、SSDを装着する時に使うSATA-USB変換ケーブルを一緒に購入するのを忘れないようにしてください(次の2つの段落では、適切なSSDを購入するための例として、SSDの容量と読み取り/書き込み速度を取り上げます)。

HDDと比較すると容量単価が高いイメージのSSDですが、年々その差は縮まってきています。ここ近年は、容量500GB~2TB(2000GB)前後のモデルが主流ですが、SSDにOSだけをインストールするなら容量は256GB程度で十分です。

容量

SSDのパフォーマンス(読込速度、書込速度)は、接続インターフェイスや容量によって変わってきます。たとえば、ここ近年のメインストリームである容量512GB~2TBのSSDの場合、「Serial ATA 6Gb/s」接続の読込速度が約500MB/s~600MB/s、書込速度は約400MB/s~700MB/sとなっています。

SSDのパフォーマンス

2.重要なデータをバックアップしておく

クローン作成中にすべてのデータが削除されるため、SSDドライブに必要なデータをすべてバックアップしてください。

3.SSDをPCに接続し、SSDをフォーマットする

SSDのフォーマット方法は、普通のハードディスクのフォーマット方法と同じです。ここでは、一番操作しやすいSSDのフォーマット方法を紹介します。まずは、SSDをPCに接続して、接続済みの場合は、SSDがコンピューター上に表示されます。そして、SSDを右クリックして、「フォーマット」を選択してください。

SSDのフォーマット

フォーマットを選択すると、下記のウィンドウが表示されます。ここでファイルシステムをNTFS/FAT32と設定し、「開始」をクリックしてフォーマットを完了します。

ファイルシステムをNTFS/FAT32と設定

4.データ移行ソフト-AOMEI PA Pro    を使って、HDDからSSDにデータを移行する

大量のデータ(プログラム、ビデオ、画像、ドキュメント、音楽などを含む)をHDDからSSDに移行するために、第三者のパーティション管理ソフトであるAOMEI Partition Assistantを使用できます。このソフトは、安全で簡単かつ高速な方法を提供します。次の2つの異なるクローン方法によって、古いHDDからSSDドライブに移行できます。

ヒント:✎...
ディスクの高速クローン:使用済みの領域だけを別のディスクにクローンするため、この方法で大きなディスクを小さなディスクにクローンできます。
セクタ単位のクローン:使用されているかどうかに関係なく、ディスクのすべてのセクターをターゲットディスクにクローンします。この方法では、削除または失われたファイルをクローンできます。

どちらの方法を選択しても、ディスクのクローン作成操作でSSDのパフォーマンスを最適化できます。さらに、移行後、OSまたはプログラムを正常に起動できます。このソフトを使用して、1つ以上のアプリをSSDからHDDに移行することもできます。

クローンを作成して、HDDからSSDにデータを移行する方法については、まずダウンロードしてください。

無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7対応
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事前準備:✎...
ターゲットSSDドライブをWindowsコンピュータに接続し、正常に検出されることを確認します。もし、ノートパソコンに1台のドライブのスペースしかない場合、SATA-USBアダプタが必要かもしれません。
HDDから不要なファイルやアプリケーションを事前に削除して、ターゲット(SSD)のドライブに合うように小さくすることができます。
クローン作成中、すべてのデータがSSDドライブから削除されるので、SSDドライブに必要なすべてのデータをバックアップします。

手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。コピーしたいディスクを右クリックして、「ディスクをクローン」をクリックします。

ディスクをクローン

手順 2. SSDドライブをクローン先のディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。

クローン先のディスクを選択

手順 3. すると、クローン元のディスクとクローン先のディスクが表示されます。クローン先のディスクがSSDの場合、「4Kアライメント」にチェックを入れます。そして「設定」をクリックしディスクのレイアウトを編集します。

「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。

ディスクのレイアウトを編集

手順 4. 問題がなければ「確認」ボタンをクリックします。クローンすると、クローン先のディスク上のすべてのデータが消去されます。クローン先のディスクに重要なデータがある場合は、事前にバックアップを作成してください。

確認

手順 5. メインインターフェイスに戻り、「適用」をクリックします。

適用

補充:どうやってWindows 10、11をHDDからSSDに移行する?

上記のデモンストレーションは、すべてのファイルを非システムHDDからSSDドライブに移行することに基づいていますが、多くのユーザーが「Windows 10、11のOSをHDDからSSDに移行するにはどうすればよいですか?」と質問があります。

実際には、ソースディスクとしてシステムディスクを選択し、指示に従うだけで済みます。すべてのパーティションではなく、Windows 10、11のOSだけをSSDドライブに移行する場合は、「OSをSSDに移行」ウィザードを試すことができます。

OSをSSDに移行

注意点

1. システムMBRディスクをGPT SSDドライブにクローンする場合、マザーボードがEFI/UEFIブートモードをサポートすることを確認する必要があります。そうしないと、クローンを作成する前にまずGPTをMBRに変換できます。

2. クローン作成が完了したら、コンピュータを再起動し、BIOS環境に入り、ブート順序を変更してターゲットディスクからコンピュータを起動する必要があります。

5.HDDからSSDに変装する

手順 1. 写真の番号順に裏ブタのネジをはずし、横にスライドして抜き取ります。ハードディスクを取り外します。

ハードディスクを取り外し

手順 2. 取り外したハードディスクはマウンタといわれる金具が付いています。ネジ等で固定されているのでハードディスクからすべて取り外します。ハードディスクから取り外したマウンタとネジを、SSDに取り付けます。

マウンタとネジを、SSDに取り付け

手順 3. SSD付きのマウンタをノスロットに装着します。HDDがネジで固定されていた場合は、同じネジを使ってSSDを固定します。

SSD付きのマウンタをノートパソコンに固定

手順 4. 最後に、ケースカバーとバッテリーをラップトップに戻します。

SSDへの交換後、電源を入れ、SSDが正常に交換されたかどうかをBIOSで確認する必要があります。

6.SSDが一番最初に起動するようにする

ここで、SSD換装が間もなく完了します。でも、最後のひとつの操作が残っており、これなしではPCが起動できない可能性があります。それは、SSDを起動ディスクとして設定することです。

手順 1. コンピューターの電源を入れ、F12、F2、F8、Esc、またはDelを押し続けてBIOSに入ります。

手順 2. BIOSメニューでは、キーボードの矢印キーを押して「ブート」タブに入り、SSDを最初の起動デバイスとして設定して、起動順序を変更します。

更改引导顺序

手順 3. 「変更の保存を終了」オプションを見つけて選択し、起動順序の変更を保存します。

ここまで、データ移行ソフトウェアでHDDからSSDにデータを移行するすべての手順は終わります。

結論

この記事では、2つの異なる方法でHDDのデータを丸ごとSSDに移行する方法を示しました。この操作を実行するための最良の方法を見つけることができると幸いです。AOMEI Partition Assistantは、HDDからSSDへのデータ転送をサポートするだけでなく、HDDからHDDまたはSSDからSSDへのデータ移行もサポートします。Windows ServerをSSDにクローンする場合は、AOMEI Partition Assistant Serverをお勧めします。

もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、以下のコメント欄に入力するか、または[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

よくある質問(FAQ)

1. HDDからSSDにデータを移行する際の注意点は何ですか?

HDDからSSDにデータを移行する際は、いくつかの重要な注意点があります。まず、SSDの容量がHDDと同じかそれ以上であることを確認してください。また、SSDが古いHDDのファイルシステムと互換性があることも大切です。データ移行前に、重要なデータのバックアップを取ることを強くお勧めします。

2. データ移行ソフトを使った方法は初心者でも簡単にできるのか?

はい、データ移行ソフトは初心者向けに設計されているものも多く、手順がガイド形式で表示されることが一般的です。ソフトウェアのインターフェースは直感的で、データ移行のプロセスを自動化してくれるので、特別な技術知識がなくても簡単に実行できます。

3. HDDからSSDにOSを移行することはできますか?

はい、可能です。データ移行ソフトを使用することで、OS(オペレーティングシステム)も含めたデータをSSDに丸ごと移行することができます。

4. SSDにデータを移行した後、元のHDDを再利用することはできますか?

はい、元のHDDを再利用することは可能です。HDDを外付けドライブとして使用したり、バックアップ用に活用することができます。ただし、SSDにデータを移行した後は、HDDをフォーマットして空き容量を増やすことをお勧めします。

5. HDDからSSDにデータ移行をする前に、SSDを初期化する必要がありますか?

基本的には、データ移行前にSSDを初期化する必要はありません。データ移行ソフトウェアが自動的に必要なパーティションを作成します。ただし、SSDを新しいものとして使用する場合は、初期化を行ってから移行を始めることをお勧めします。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。