SSDはMBRとGPTのどっちがいいの?フォーマット手順も

SSDのフォーマットで迷ったらこの記事をチェック!MBRとGPTの違い、最適なフォーマットの選び方、フォーマット手順、変更方法を詳しく解説。データを守りつつSSDを最適化する方法をご紹介します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2025年01月10日

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SSDを新しく買ったり、システムを再構築したりする時に考えることの一つが、ディスクのフォーマット形式です。特に、MBR(マスターブートレコード)GPT(GUIDパーティションテーブル)のどちらを選ぶかで迷う人が多いでしょう。MBRとGPTはそれぞれ異なる特徴があり、使用目的や環境によって最適な選択が変わります。

この記事では、SSDにおけるMBRとGPTの違いを詳しく説明し、あなたのシステムに合ったフォーマットを選ぶためのポイントをお伝えします。また、実際にSSDをフォーマットする手順もわかりやすく解説するので、初心者の方でも安心して設定を進められます。

それでは、最適なSSDフォーマットの選び方を見ていきましょう。

MBRとGPT

MBRとGPTの基本説明

MBRとは?

MBR(英語:Master Boot Record・日本語:マスターブートレコード)は、1983年にIBM PC DOS 2.0で初めて導入された古いパーティションスタイルです。MBRはディスクの最初のセクターに配置され、ブートローダーやディスクのパーティション情報を格納しています。

容量の制限:MBRは最大2TBのディスクまでしか対応できません。これは32ビットのアドレスを使用しているためです。

パーティションの制限:MBRでは最大4つのプライマリパーティションを作成できますが、1つを拡張パーティションに変えることで、さらに多くの論理パーティションを作成することができます。

互換性:MBRはWindows XPや古いLinuxディストリビューションなどの古いOSと高い互換性があり、レガシーシステムでの利用に適しています。

データ保護:MBRにはパーティションテーブルのバックアップ機能がないため、パーティション情報が壊れるとデータを失うリスクが高まります。

GPTとは?

GPT(英語:GUID Partition Table・日本語:GUIDパーティションテーブル)は、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)標準の一部として導入された最新のパーティションスタイルです。GPTは、MBRの制限を克服するために設計されており、より柔軟で信頼性の高いディスク管理を可能にします。

容量制限の緩和:GPTは64ビットのアドレスを使用しており、理論的には最大18エクサバイト(EB)のディスクをサポートできます。これにより、2TBを超える大容量ディスクにも対応可能です。

パーティションの数:GPTは最大128個以上のパーティションを作成できるため、複雑なディスク構成にも対応できます。

互換性:GPTはWindows 10以降や最新のLinuxディストリビューション、macOSなどの現代的なオペレーティングシステムでサポートされています。ただし、一部の古いシステムではGPTがサポートされていないことがあるため、注意が必要です。

データ保護:GPTは、パーティションテーブルのバックアップをディスクの末尾に保存し、CRC(循環冗長検査)を使用してパーティションテーブルの整合性を確認します。これにより、データの信頼性が大幅に向上します。

MBRとGPTの比較(シート)

特徴 MBR(マスターブートレコード) GPT(GUIDパーティションテーブル)
最大ディスク容量 2TBまで 理論上18エクサバイト(EB)まで対応
パーティション数 最大4つのプライマリパーティション(拡張パーティションで追加可能) 制限なし(128個以上のパーティションが可能)
互換性 古いBIOSおよびOS(Windows XP、古いLinux等)と互換性あり UEFIシステム、最新のOS(Windows 10以降、Linux、macOS等)と互換性
データ保護 パーティションテーブルのバックアップなし パーティションテーブルのバックアップあり(ディスク末尾に保存)
信頼性 パーティションテーブルが破損するとデータ損失のリスクあり CRCによる整合性チェックとバックアップで高い信頼性
パフォーマンス 小容量ディスクで十分なパフォーマンス 大容量ディスクで最適化された管理と効率的なパフォーマンス
セキュリティ 特別なセキュリティ機能なし UEFIのセキュアブートと連携したセキュリティ機能
歴史 1983年に導入された古い技術 UEFIの一部として設計された最新の技術
使用例 古いPCやレガシーシステム、容量が小さいドライブ 新しいPC、サーバー、大容量ストレージ

結論:

MBRは古いシステムや特定の互換性が必要な場合に適していますが、GPTは大容量ディスク、最新のOSやシステムに最適な選択肢です。特に信頼性やセキュリティ、拡張性を求める場合はGPTが推奨されます。

SSDに最適なフォーマットの選び方

新しいPCや最新のOSを使用している場合☛GPT

GPTが推奨される理由:GPTは新しいPCや最新のOSでUEFIを使うことが勧められています。これにより、2TB以上の大きなディスクや複数のパーティションを簡単に扱えます。また、セキュアブート機能を利用することで、システムの安全性を向上させることができます。

古いPCや特定の用途の場合(互換性が必要な場合)☛MBR

MBRを選ぶ理由:古いPCやBIOSを使っているシステム、またはWindows XPや古いLinuxディストリビューションなどのOSでは、MBRが必要です。これらのシステムはGPTをサポートしていないため、MBRを選ぶことで互換性を保つことができます。

ディスクの容量による選択:

2TB以下のディスク☛MBR:MBRは2TBまで対応しているため、小さい容量のディスクにはMBRが適しています。

2TBを超えるディスク☛GPT:2TBを超える場合はGPTが必要です。GPTは大きなディスクをサポートし、パーティション管理が効率的です。

パーティション数の要件:

少ないパーティションで足りる場合☛MBR:MBRは最大4つのプライマリパーティションをサポートしているので、シンプルな構成に向いています。

多くのパーティションが必要な場合☛GPT:GPTは128以上のパーティションを作成できるため、複雑な構成に最適です。

セキュリティが重要な場合☛GPT

GPTが推奨される理由:GPTはUEFIのセキュアブートと連携し、ブートプロセスの安全性を高めます。また、データ保護のためにバックアップや整合性チェックの機能も提供します。

将来を見据えた選択☛GPT

GPTが推奨される理由:将来的にディスク容量の増加やシステムのアップグレードを考えるなら、GPTを選ぶことで柔軟性と拡張性を持つことができます。

GPTまたはMBRにフォーマットする手順

ヒント:

フォーマットをする前に、SSDの大事なデータを外部ドライブやクラウドにバックアップしてください。フォーマットするとデータが消えるので、バックアップは必要です。重要なデータを守るために、AOMEI Backupperという無料のバックアップソフトを使って、事前にバックアップを取ることをおすすめします。

ステップ 1. 「Winキー+Rキー」を押し、「cmd」を入力し、「Enter」キーを押して検索ボックスに「cmd」入力し、検索結果に「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択してコマンドプロンプトを起動します。

cmd

ステップ 2. 以下のコマンドを順に入力してください(各コマンドを入力した後、Enterキーを押します)。

diskpart
list disk(すべてのディスクが一覧表示されます。)
select disk X(Xはフォーマットしたいディスクの番号です。)
clean(すべてのパーティションを削除します。削除しないと変換できません。)
convert mbrまたはconvert gpt(MBRまたはGPTに変換します。)

コマンド

おまけ:ディスクがMBRかGPTかの確認方法

ディスクがMBRGPTかを確認することは、システムの互換性やパフォーマンスを保つために大切です。ここでは、どちらの形式が使われているかを簡単に確認する方法を説明します。

ステップ 1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選びます。

ステップ 2. 対象のSSDディスクを右クリックして「プロパティ」を選び、「ボリューム」タブに移動すると、パーティションのスタイルが確認できます。

パーティションスタイル

GPTまたはMBRに変更する方法(おすすめ👍)。

CMDはユーザーにディスクのデータを整理するように求めることがあり、SSD内のデータが消えてしまいます。時には変換エラーが起こることもあります。しかし、データを残したままパーティションスタイルを変える方法もあります。AOMEI Partition Assistantのような専門的なディスクパーティション管理ソフトを使えば、データを消さずディスクをMBRまたはGPTに変換できます。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動し、変換したいSSDディスクを右クリックして「GPTディスクに変換」を選びます。

ヒント:例のこのSSDはMBRであるため、選択ボタンは「GPTディスクに変換」です。もし選択されているSSDはGPTである場合、選択ボタンは「MBRディスクに変換」になります。

GPTディスクに変換

ステップ 2. 「はい」をクリックして、SSDをMBRからGPTに変換することを確認します。

はい

ステップ 3. 「適用」をクリックして作業を始めます。CMDとは違って、キャンセルしたい場合は「元に戻す」をクリックできます。

適用

追加のアドバイス

◼️データバックアップの重要性

パーティションのスタイルを変更したりフォーマットを行う前には、必ずデータのバックアップを取ることが大切です。予期しないエラーや操作ミスが起こった場合でも、バックアップがあれば大事なデータを失うリスクを減らせます。外付けハードドライブやクラウドストレージを使って、安全にバックアップを行うことをおすすめします。

推奨ソフト:重要なデータを守るために、AOMEI Backupperという無料のバックアップソフトを使って、事前にバックアップを取ることをおすすめします。

◼️パーティション管理の計画

ディスクの使用目的をはっきりさせてから、フォーマットやパーティションのスタイルを変更することが重要です。パーティションの数やサイズを事前に計画することで、後での手間を減らし、ディスクを効率的に使うことができます。

◼️変換時のリスクと注意点

データを保持したままパーティションスタイルを変えることはできますが、完全に安全ではありません。作業中に電源が切れたり、予期しないエラーが起こる可能性があります。作業を行う際は、安定した電源と十分な時間を確保してください。

◼️ファイルシステムの選択

フォーマットする際、ファイルシステムの選択も大切です。WindowsではNTFSがよく使われますが、他のOSとの互換性を考えるとexFATやFAT32を選ぶこともあります。目的に応じて適切なファイルシステムを選ぶことで、ディスクの性能と互換性を最大限に活かすことができます。

まとめ

MBRとGPTはディスクのパーティションスタイルとして重要な選択肢です。それぞれの特長と違いを理解し、SSDに最適なフォーマットを選ぶことで、データ保護やパフォーマンスの向上を図れます。最適なSSD環境を作るための参考にしてください。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。