「デバイスの準備ができていません」エラーを簡単に解決する方法【初心者向けガイド】

「デバイスの準備ができていません」エラーに悩んでいませんか?この記事では、その原因と効果的な解決策をわかりやすく紹介します。初心者でもすぐに試せるステップで、問題を解消しましょう!

投稿者 @カオル 2024年09月02日 @カオル 最後の更新 2024年09月02日

なぜ「デバイスの準備ができていません」エラーが発生するのでしょう?

デバイスの準備ができていません」エラーが発生する理由として、以下のような要因が考えられます。

  • 接続不良:デバイス(USBメモリ、外付けハードドライブ、SDカードなど)が正しく接続されていない場合や、接続ケーブルが壊れている場合にこのエラーが発生します。
  • ドライバの問題:デバイスのドライバが古い、壊れている、または正しくインストールされていない場合、このエラーが表示されることがあります。
  • 電源の問題:外付けハードドライブなどのデバイスが十分な電力を得ていない場合も、このエラーが発生することがあります。
  • ファイルシステムのエラー:デバイスのファイルシステムが破損している、またはサポートされていない形式の場合、エラーが発生することがあります。
  • デバイスの故障:デバイス自体が物理的に故障している場合も、このエラーが表示されることがあります。
  • ポートの問題:使用しているUSBポートや接続ポートに問題がある場合も、このエラーが発生する可能性があります。

このエラーが出た場合、まずは接続を確認し、別のポートやケーブルを試すなど、基本的なトラブルシューティングを行うことを推奨します。次のコンテンツで解決する方法をご覧下さい。

Windows 7/8/10/11で「デバイスの準備ができていません」を修正する方法

方法1:ドライブを別のUSBポートに再接続する

外付けHDD・USBメモリ・SDカードなどでエラーが発生した場合は、次の手順で接続問題を確認してください。

手順 1. デバイスをコンセントから外し、同じポートに再度差し込みます。エラーが消えたら、接続に問題があります。再発する場合は手順2を確認してください。

手順 2. デバイスを外し、同じコンピュータの別のポートに差し込みます。エラーが消えた場合、以前のUSBポートが壊れている可能性があります。再発する場合は手順3を確認してください。

手順 3. デバイスを外し、別のコンピュータに接続します。エラーが消えた場合、デバイスが壊れており、問題はUSBポートの故障です。

方法2:デバイスドライバを再インストールする

デバイスドライバがない、壊れている、または見つからない場合、警告メッセージが表示されます。この場合、デバイスドライバを再インストールしてください。

手順 1. 検索ボックスに「devicemanager」と入力して開きます。

手順 2. 準備ができていないデバイスを見つけて、右クリックし「削除」を選びます。

手順 3. デバイスを接続したままPCを再起動します。Windowsがドライバの再インストールを試みます。

方法3:CHKDSKユーティリティでチェックする

ファイルシステムのエラーまたは不良セクタに関連している場合、Windows内蔵のCHKDSK.exeツールを使用することができます。

手順 1. 「Windowsキー+Rキー」を押し、「cmd」と入力し、「Enter」を押します。

手順 2. 次のコマンドを入力し、入力の後でEnterキーを押して操作を実行します。

「chkdsk g: /f /r /x」:/rはドライブ上の不良セクタを発見して読み取り可能な情報を回復します。/xはプロセスが始まる前にドライブのマウントを強制的に解除します。/rで幾つかのデータを回復できないので、バックアップスケジュールを設定してデータを定期的に自動バックアップするのは大切な習慣です。chkdskについてもっと詳しい情報はこちらへ:Microsoft Learn

方法4:デバイス構成を修復する

ここでは、トラブルシューティングツールでデバイス構成を修復する方法を紹介します。

手順 1. 検索ボックスに「Troubleshooter」または「Troubleshooting」と入力して、リストから選択します。

手順 2. 「ハードウェアとサウンド」で「デバイスを構成する」を選択します。

手順 3. 「詳細設定」をクリックして、「自動的に修復する」にチェックを入れます。

手順 4. 「次へ」をクリックして、修復を始めます。

方法5:ディスクを初期化する

ドライブが初期化されていない場合、ドライブが認識されず、このエラーメッセージが表示されます。

手順 1. 「Windowsキー+Rキー」を押し、「diskmgmt.msc」と入力し、「OK」をクリックして「ディスクの管理」を開きます。

手順 2. 「ディスクの管理」を開き、初期化したいディスクを右クリックして「ディスクの初期化」を選びます。

手順 3. 「ディスクの初期化」ダイアログで、正しいディスクが選ばれているか確認し、希望するパーティションスタイルを選んで「OK」をクリックします。

方法6:RAWファイルシステムを修復する

パーティションがRAWと表示される場合も、このエラーメッセージが表示されることがあります。

手順 1. 検索ボックスに「diskpart」を入力して、「管理者として実行」を選択します。

手順 2. 下記のコマンドを順番に入力して実行します。各コマンドを入力した後、Enterキーを押します。

list disk
select disk n(nはRAWパーティション所在のディスク)
attributes disk clear readonly
clean
create partition primary
select partition #(#はRAWパーティションのドライブ文字)
active(起動ドライブの場合のみ)
format fs=ntfs label=new quick(またはformat fs=fat32)
assign

コマンドが苦手の方へ:

無料AOMEI Partition AssistantでRAWファイルシステムを修復できます。

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手順 1. ソフトをインストールします。フォーマットしたいディスクのパーティションを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。

手順 2. パーティションラベル、クラスタサイズ、ファイルシステムを設定し、「はい」をクリックします。

手順 3. 「適用」をクリックして、ディスクのフォーマットを開始します。

おまけ:ドライブを交換する

上記の方法がうまくいかない場合、ドライブが大きく損傷されている可能性があります。古いドライブを新しいものに交換し、古いドライブから失ったデータをできるだけ回復することをお勧めします。

ここで、損傷したドライブのデータを移行するテクニックを紹介します。ハードディスクをクローンすると、すべてのデータが新しいドライブにコピーされます。パーティション構造、ファイル、およびOSを含むディスク全体の正確なレプリカが作成されます。

無料のAOMEI Partition Assistantをお勧めします。このソフトは、Windows 11、10、8、7(32ビットと64ビット)に対応しています。「ディスクをクローン」機能がHDDやSSDを別のドライブに丸ごとコピーできます。

手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。クローン元のドライブを右クリックして、「ディスクをクローン」を選択します。

手順 2. クローン先のディスクを選択して、「次へ」をクリックします。

手順 3. 確認画面に移動して、クローン元のディスクとクローン先のディスクを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして、続行します。

「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。

手順 4. 「適用」⇒「続行」をクリックして、この操作を実行します。

✎注意事項:
OSを含むハードディスクをクローンしたい場合は、まずプロ版へアップグレードしてください。

まとめ

Windows7/8/10/11ではさまざまな理由で「デバイスの準備ができていません」エラーが発生します。上記から、上記で説明した方法を1つずつ試して、自分に合った方法を見つけてください。ドライブが大きく損傷されている場合は、新しいドライブに交換しましょう。

AOMEI Partition Assistantは、さらに、他の便利な機能も備えています。例えば、SSDへのOS移行、フォルダやインストール済みプログラムの移動、ブータブルUSB/CDの作成、空き領域の割り当て、紛失したデータの復元、重複ファイルの検索&削除など、強力な機能がたくさん備えています。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することをおすすめします。