徹底解説:HDDからHDDへ丸ごとコピーする理由&方法
あるHDDから別のHDDにファイル、OS、プログラムを丸ごとコピーする必要がありますか?この記事では、HDDを丸ごとコピーする理由やその方法、実際にコピーを実行する際の注意点についてご紹介します。
HDDから別のHDDへの丸ごとコピーは可能ですか?
現在1TBのHDDを持っていて、6TBのHDDを購入したばかりです。1TBのHDDには番組やその他いろいろなものが入っています。それらはプログラムが入っていて、映画や写真などだけではないからです。
新しいものにコピー&ペーストすることができますか?
- あるユーザーからの質問
このユーザーと同じように、より大きなハードディスクにアップグレードする際に、2つのドライブ間でデータをコピーする必要があります。また、HDDをSSDに交換したり、ハードディスク上のファイルを別のハードディスクにバックアップしたりする場合、あるハードディスクから別のハードディスクにデータを移動させる必要があります。
少量のファイルであれば、コピー&ペーストで簡単に転送することができます。転送するファイルのグループが大きい場合はどうでしょうか?コピーしようとするドライブに様々なプログラムやOSまで入っていたらどうでしょう?それでもコピー&ペーストの方法を使用すると、いくつかの隠しファイルが見つからないために、コンピュータが起動できなくなる可能性があります。この場合、ディスクを丸ごとコピー(ディスククローン)する必要があります。
HDDを丸ごとコピーする理由
多くの人々はHDDを丸ごとコピーして、データをHDDから別のHDDに移行する理由は次のとおりです:
時間を節約するために:OSやアプリケーションを再インストールするよりも、ハードディスクからハードディスクへ丸ごとコピーする方が少ない労力と時間で行うことができます。
データの消失を防ぐために:お使いのHDDを空のHDDに丸ごとコピーしておくと、重要なデータを誤って削除してしまっても、コピーがあるので、データの紛失を心配する必要はありません。
起動失敗を回避するために:Cドライブだけをコピーし、システムで予約済みのパーティションやEFIシステムパーティションなどをコピーしない場合、新しいHDDからの起動に失敗することがあります。OSが正常に起動することを保証するために、HDDからHDDへ丸ごとコピーした方がいいです。
新しい/大容量HDDにアップグレードまたは交換するために:HDDを使っている期間が長くなれば、当然パソコンの動作が遅く、重くなってきて、ディスクの空き容量も少なくなってきます。そのため、より良い性能を得たり、より多くの空き領域を使うために、古くて小さなHDDを新しくて大きなHDDにコピーして交換することができます。
信頼できるHDD丸ごとコピーソフトウェア
多くのHDD丸ごとコピーソフトウェアの中で、適切なものをピックアップするのは簡単ではありません。そのため、重要な基準を以下のようにリストアップして、ご参考してください。
- 信頼性:ディスク丸ごとコピーソフトは、元のハードディスクを完全にクローンすることができることが必要です。もし、システムに関する一部のパーティションがクローンされない場合、ターゲットディスクからコンピュータを起動することができません。
- 効果性:優れたディスク丸ごとコピーソフトは、ハードディスクを別のハードディスクにできるだけ早くクローンすることができます。クローン作成に時間がかかると、あなたの忍耐力を消耗させるだけです。
- 柔軟性:魅力的なディスク丸ごとコピーソフトは、より小さいドライブにコピーしたり、ディスクの一つのパーティションだけをコピーしたりするような様々なコピー方法を満足させることができます。
- 直感的:優れたディスク丸ごとコピーソフトは、直感的で簡単な操作インタフェースを所有する必要があります。ユーザー(特に非技術者)にとって、インターフェースが簡潔であればあるほど、使いやすいです。
上記の標準に基づき、AOMEI Partition Assistant Professionalはいい選択です。このソフトはHDDを丸ごとコピーでき、その中には、ディスク上の回復パーティションのような隠しパーティションも含まれます。さらに、パーティションコピーやHDDやSSDへのOS移行も可能です。
HDDをHDDに丸ごとコピーする手順
- ★HDDコピーの前に、以下の準備をしておく必要があります。
- 新しいHDDをコンピュータに接続し、検出できることを確認します。PCがノートパソコンで、セカンドディスクベイがない場合、HDDをノートパソコンに接続するために、SATA-USBケーブルが必要です。
- コピー作成時間を短縮し、効率を向上させるために、ハードディスクをクリーンアップすることをお勧めします。
- ディスクの管理に入り、新しいディスクをコピーするディスクと同じタイプとして初期化します。
そして、このHDD丸ごとコピーソフトウェアをダウンロードして、HDDを別のHDDにコピーする方法についてのステップをチェックしてください。
ステップ 1. AOMEI PA Proを起動してコピー先のHDDを右クリックして、「ディスククローン」を選択します。
ステップ 2. クローン先のディスクを選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 確認画面に移動して、クローン元のディスクとクローン先のディスクを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして、続行します。
- 「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
- チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
- チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
- 「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
- パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
- コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
- 手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。
ステップ 4. 「適用」⇒「続行」をクリックして、この操作を実行します。
ステップ 5. コピー作成後、古いHDDを取り外すか、BIOSに入り、コピーしたディスクから起動するように起動優先順位を変更することができます。
- ★注意事項:
- 新しいHDDからオペレーティングシステムが起動できることを確認する前に、元のHDDをフォーマットしたり、消去したりしないでください。
- HDDをより大きなHDDにクローンする時、保存先のHDDに未割り当て領域がある場合、未割り当て領域でパーティションを作成するか、拡張したいパーティションに未割り当て領域を追加することができます。
補足1:もしHDDからHDDへOSだけを丸ごとコピーした場合、「OSをSSDに移行」機能を使用することができます。
補足2:HDDからHDDへアプリやファイルの一部だけをコピーする場合は、「アプリ引っ越し」機能を利用することができます。
まとめ
クローンソフトでHDD内のデータを丸ごとコピーすれば、新しいHDDやSSDへの換装やデータを保護するためのコピーも簡単に行えます。そして、AOMEI Partition Assistant Professionalは6つの簡単なステップでHDDをHDDにコピーすることができることは明らかです。
ディスクコピーのほかに、このソフトはディスクとパーティションを便利に管理することができます。例えば、Cドライブが容量不足になると、それを使って、非連続の未割り当て領域を追加することができます。