誤ってダイナミックディスクに変換した?データを残したままベーシックディスクに戻す!

何らかの方法でHDDが誤ってダイナミックディスクに変換されてしまった可能性があります。この場合、AOMEI Partition Assistantを使用して、データを残したままで誤ってダイナミックディスクに変換されたHDDをベーシックディスクに戻す方法を説明します。

投稿者 @Asher 2024年05月29日 @Asher 最後の更新 2023年05月15日

HDDが誤ってダイナミックディスクに変換されてしまった

 

外付けSanDisk HDDが、Windows 7を実行しているコンピュータに接続されていますが、誤ってダイナミックディスクに変換されてしまいました。それをベーシックディスクに変換して戻そうとしましたが、それを右クリックすると、「ベーシックディスクに変換する」オプションがグレー表示されています。誤ってダイナミックディスクに変換されたHDDをデータを残したままでベーシックディスクに戻す方法を教えてくださる方はいらっしゃいませんか?ありがとうございます!

- あるユーザーからの質問

ベーシックディスクとダイナミックディスクについて

データを残したままでベーシックディスクに戻す方法を説明する前に、ベーシックディスクとダイナミックディスクに関連する知識を理解する必要があります。

ダイナミックディスク:ダイナミックディスクは、Windows 2000から導入されたWindowsストレージ管理システムです。ベーシックディスクのパーティションとは異なり、ダイナミックディスクは「ボリューム」と呼ばれるので、英語アルファベットで限定されていません。各ボリュームは自由に縮小/拡張/移動できます。ダイナミックディスクの最大の利点は、ディスクの容量を次のディスクに移動できることです。

ベーシックディスク:ベーシックディスクはWindowsでダイナミックディスクの登場以前に採用されてきたハードディスク(HDD)管理方式です。一般的にWindowsで特別設定がなければ、ディスクのタイプはベーシックディスクです。ベーシックディスクは「パーティション」と呼ばれるので、26個の英語アルファベットの1つに制限されています。

データを残したままベーシックディスクに戻す方法

データをバックアップし、各ボリュームを削除したくない場合は、この包括的で信頼性の高いパーティションマネージャーソフトウェア - AOMEI Partition Assistant Professionalが解決策になります。このソフトは、ダイナミックディスクをベーシックディスクに数秒で安全に変換でき、変換中、システムの起動性とデータセキュリティが保証されます。さあ、それがどのように機能するか見てみましょう。

Proのデモ版Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

手順 1. AOMEI Partition Assistant Professionalを起動させ、メインインタフェースに上部にある「変換」>「ダイナミックディスク変換器」をクリックします。

手順 2. 新しいポップアップウィンドウで、「次へ」をクリックします。

手順 3. 次の画面に二種類の変換方法があり、必要に応じて適切なものを選択してください。ここでは「ベーシックディスクにダイナミックディスクを変換」を選択します。

手順 4. リストアップされるダイナミックディスクからベーシックディスクに変換するディスクをチェックして「次へ」をクリックします。

手順 5. 次に、「この操作を実行します」にチェックを入れ、「続行」をクリックして開始します。

しばらくすると、ダイナミックディスクがベーシックディスクに正常に変換されます。

補足✎...
AOMEI Partition Assistant Professionalは全てのWindows PCに対応できるが、Windows Server利用者はAOMEI Partition Assistant Serverをご利用ください。
AOMEI Partition Assistant Professionalに付属するAOMEI Dynamic Disk Managerを利用してをベーシックディスクと同じようにダイナミックディスクを管理できます。

Windows内蔵ツールでベーシックディスクに戻す方法(データ損失)

実際、最初にハードドライブ上のすべてのボリュームを削除すると、ディスクの管理またはDiskpartを使用してダイナミックディスクをベーシックディスクに戻すことができます。すべてのボリュームを削除すると、ディスク上のすべてのデータが消去されるため、必要なすべてのファイルを事前にバックアップしておくことができます。そうしないと、データが失う恐れがあります。

以下は「ディスクの管理」とDiskpartで誤ってダイナミックディスクに変換されたHDDをデータを残したままでベーシックディスクに戻す方法を紹介します。

「ディスクの管理」でベーシックディスクに戻す方法

Windowsの組み込みユーティリティーである「ディスクの管理」はパーティションの削除、サイズ変更などができます。それを利用してベーシックディスクに変換する方法は下記の通りです。

手順 1. 「PC」または「コンピューター」を右クリックし、「管理」をクリックし、「ディスクの管理」を開きます。

手順 2. 「ディスクの管理」で誤ってダイナミックディスクに変換されたHDDを見つけて、右クリックして、「ボリュームの削除」を選択します。

手順 3. 全てのボリュームを削除したら、ダイナミックディスクに未割り当て領域が見えます。ダイナミックディスクを右クリックして「ベーシックディスクに変換する」をクリックします。

注意:もし誤ってダイナミックディスクに変換されたHDDがシステムディスクの場合は、「ベーシックディスクに変換する」オプションがグレーで表示されます。WindowsでCドライブを削除できないためです。

Diskpartでベーシックディスクに戻す方法

ダイナミックディスクに複数のボリュームがある場合、それぞれ手動で削除するのは面倒です。コマンドプロンプトによりDiskpartツールを利用してコマンドですぐにベーシックディスクに変換できます。

手順 1. ダイナミックディスク上の必要なデータをバックアップします。

手順 2. 「Win+R」キーを合わせて押し、「diskpart」と入力して、Enterを押します。

手順 3. Diskpartのウインドウに、下記のコマンドを実行させます。

list disk
select disk m(「m」はベーシックディスクに変換したいダイナミックディスクのディスク番号です。)
clean(ダイナミックディスクにすべてのボリュームを削除します。)
convert basic
exit

「Diskpartは選択されたディスクをベーシックフォーマットに正常に変換しました。」というメッセージが表示されたら、「exit」と入力してEnterキーを押すと、このウィンドウを閉じることができます。次に、ディスクの管理を開くと、ディスクがベーシックディスクに正常に変換されたことがわかります。

まとめ

この記事では、AOMEI Partition Assistantを使用して、データを残したままで誤ってダイナミックディスクに変換されたHDDをベーシックディスクに戻す方法を紹介しました。もちろん、重要なデータがなければ、Windowsの組み込みユーティリティーである「ディスクの管理」またはDiskpartでボリュームを削除した後、すぐにベーシックディスクに戻すことができます。しかし、ダイナミックディスクに重要なデータがたくさんある場合や、このディスクにオペレーティングシステムがインストールされている場合は、どうでしょうか?したがって、AOMEI Partition Assistant Professionalは最もよい選択です。このマルチ機能のソフトはディスクとパーティションの管理にたくさんの機能を備えていて、ぜひ活用してください。

AOMEI Partition Assistant Professionalを使用すると、データを失うことなくダイナミックディスクをベーシックディスクに変換できます。また、ディスクのクローン、OSのSSDへの移行、MBRとGPT間の変換などの便利な機能も備えています。

ご参考になれば、幸いです。ここまでありがとうございました。最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!