「フリーソフト」Windows 11でHDDをSSDにクローンして起動可能にする方法

Windows 11でHDDをSSDにクローンするにはどうすればいいでしょうか?この記事ではWindows 11でHDDをSSDにクローンして起動可能にする方法をご紹介します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2025年01月23日

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Windows 11でHDDからSSDへのクローンは可能か?

 

Windows 11でHDDをSSDにクローンできるか?

Amazonから販売中のSSD購入しました。今、SSDをWindows 11のコンピューターにインストールして、システムディスクとして動作させたいのですが、古いHDDにあるOSやその他の既存のプログラムを再インストールしたくありません。そこで、Windows 11でHDDをSSDにクローンするのに役立つサードパーティのソフトウェアがあるかどうかを尋ねています。

- あるユーザーからの質問

Windows 11でHDDをSSDにクローンするのはなぜか?

SSD(Solid-State-Drive)は間違いなく世界中のユーザーから人気を集めています。では、SSDとは何ですか?SSDは、HDDとは異なり、フラッシュメモリを使用してデータを保存およびアクセスする記憶媒体です。つまり、SSDとHDDの最大の違いは、動作・可動部分があるかないかです。

SSDは、以前のHDDと比較して、HDDのように物理的な動作が発生しないため、静かで動作音がなく、振動、衝撃に強く、消費電力が少なくなっています。特にSSDの読み書きの速度が非常に速いです。さらに、SSDは、HDDと比較して信頼性と耐久性も優れています。これらすべての長所により、多くのコンピューター所有者は、パフォーマンスを向上させるためにHDDを新しいSSDにクローンすることを選択します。

HDDからSSDに換装する最大の理由は、データ読み書きの速度が飛躍的に向上する点です。SSDはHDDに比べて10倍以上の速度を実現できるため、Windows 11の起動時間が短縮され、アプリの動作もスムーズになります。

HDDは物理的な衝撃に弱く、データが失われるリスクがあります。一方、SSDは衝撃に強く、データの安全性が向上します。また、消費電力が少ないため、ノートPCのバッテリー持続時間を延ばすメリットもあります。

ノート:HDDをSSDにアップグレードするのではなく、パフォーマンスを向上させたい場合は、スケジュールデフラグを実行することもできます。

SSDとHDD

データを失うことなくWindows11でHDDをSSDにクローンする方法

前述のように、データの安全性を確保するために、古いHDDを新しいSSDに交換する場合は、Windows 11でHDDをSSDにコピーする必要があります。ただし、Windowsの組み込みツールであるディスクの管理とDiskPartを使用してディスクのクローンを作成することはできません。また、交換した後にオペレーティングシステムとすべてのアプリケーションを新しいSSDに再インストールするには時間がかかります。では、データを失うことなく、Windows 11のHDDをSSDにクローンするにはどうすればよいでしょうか?

手順 1. Windows 11でHDDをSSDにクローンする準備

Windows 11でHDDをSSDにクローンする必要なもの

クローン作業を始める前に、以下の準備を行いましょう。

  • SSD:HDDのデータ容量に見合った十分な容量のものを選ぶ。関連記事はこちらどのサイズのSSDを買うのか
  • クローン用のソフトウェア:無料のAOMEI Partition Assistantをインストール。
  • 接続用ケーブルまたは外付けケース:ノートPCの場合、HDDとSSDを同時に接続するためのアダプタが必要です。
  • HDDのエラーチェック:HDDにエラーがある場合、クローン作業が失敗することがあります。事前にWindowsの「CHKDSKコマンド」でチェックを行いましょう。
実は、ディスクのクローン作成は、ソースディスクの完全なクローンをターゲットディスクに作成することです。ターゲットディスクのすべての設定とデータは、元のディスクと同じになるため、カスタム設定を再作成し、システムとインストールされているすべてのプログラムを再インストールするという面倒な作業を避けることができます。
ディスクのクローン作成により、すべてのものをリセットする作業なしに、古いHDDをSSDにクローンして、より高速で安定したパフォーマンスを体験したり、より小さいSSDをより大きな容量の新しいSSDにクローンして、より重要なファイルを格納したりすることができます。
上述したように、Windows11では、コンピュータのシステム内にディスククローン作成用のツールがないため、サードパーティ製のディスククローン作成ツールのみを使うできます。それでは、データの整合性を確保しながらデータまたはオペレーティングシステムを転送できる信頼性の高いクローンソフトを選択することが重要です。また、新しいディスクから正常に起動できることも保証されます。

Windows 11でHDDをSSDにクローンするには、プロのディスククローンフリーソフトであるAOMEI Partition Assistantをお勧めします。このソフトは、組み込みの「ディスククローン」機能を使用して、データ全体をあるハードドライブから別のハードドライブにすばやく安全にコピーできます。

「ディスククローン」機能に加えて、パーティションのフォーマット、不良セクタのチェック、およびパーティションのチェックなど機能も提供します。以下の内容では、Windows 11でHDDを新しいSSDに複製する方法を紹介します。

👉AOMEI Partition Assistantの詳細な機能はこちらの記事で解説

では最高のディスククローンソフトを無料でダウンロードして試してみてください!

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注意:AOMEI Partition Assistantは、データディスクからデータディスクへのクローンをサポートします。システムディスクをクローンする場合、Professional版にをアップグレードする必要があります。

手順 2. Windows 11に新しいSSDをインストールし、初期化

HDDを中古SSDにクローンする場合、この部分を飛ばして、直接手順3に従ってディスククローン手順を開始することができます。

しかし、新しいSSDを使用する場合、次の手順でSSDをコンピュータに正しくインストールし、初期化することを確認してください。

ステップ 1. ドライバーでパソコンのケースを開けます。

ステップ 2. SSDをコンピュータにインストールします。

SSDをコンピュータにインストール

ステップ 3. 完了したら、コンピュータケースを閉じ、コンピュータを再起動します。

ステップ 4. Windows 11が起動したら、Windows + Rキーを押し、diskgmt.mscと入力し、Enterキーを押して「ディスクの管理」を開きます。

ステップ 5. 新しいSSDを右クリックして、「ディスクの初期化」を選択し、ディスクの種類として「MBR」または「GPT」を選択します。

SSDのディスクタイプは、ソースハードドライブと同じである必要があることに注意してください。ソースハードディスクにWindows 11がインストールされている場合は、種類をGPTに設定します。

ディスクの初期化

手順 3. Windows 11でHDDをSSDにクローンする

ヒント:ターゲットSSDのすべてのデータがきされるので、事前にバックアップを作成してください。

ステップ 1. 新しいSSDをPCに接続し、Windowsによって検出されることを確認してください。そして、AOMEI Partition Assistantを実行し、HDDを右クリックして、「ディスクをクローン」を選択します。

ディスクをクローン

ステップ 2. クローン先のディスクSSDを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

クローン先のディスクを選択

ステップ 3. 確認画面に移動して、クローン元のディスクとクローン先のディスクを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして、続行します。

確認画面

「セクタ単位のクローン」にチェックを入れることができます:
チェックを入れる場合、「セクタ単位のクローン」を実行します。使用済みセクタと未使用セクタをすべてクローンするため、より長い時間がかかります。ターゲットディスクのサイズはソースディスクのサイズに等しいかそれより大きくなければなりません(ソースディスクはMBR形式の場合、ターゲットディスクもMBR形式になっています)。
チェックを入れない場合、「ディスクの高速クローン」を実行します。ソースディスク上の使用済み領域だけをクローンするため、大容量のソースディスクを小容量のターゲットディスクにクローンすることができます(ターゲットディスクの空き容量はソースディスクの使用済み容量より大きいか等しい必要があります)。クローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。
「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションを編集することができます:
パーティションのサイズを変更せずにクローン:ソースパーティションのサイズを維持します。
コピー先に合わせる:ターゲットディスク全体に合わせてパーティションのサイズを自動的に調整します。
手動で編集する:ターゲットディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。

設定

ステップ 4. ツールバーの「適用」をクリックし、「続行」をクリックます。

適用

どうやってSSDから起動するか?

最終的に、OSを含むすべてが新しいSSDに転送されました。この新しいディスクは、PCが起動するシステム ディスクになるはずです。HDDをSSDにクローンした後、新しいSSDから起動する方法がわからない場合は、読み続けてください。

ステップ 1. コンピューターを再起動し、ショートカットキー(ESC、F1、F2、F8、F12)を押し続けてBIOS設定画面に入ります。

特定キー

ステップ 2. BIOS設定画面で、「Boot(ブート)」タブに移動し、矢印キーで新しいSSDをリストの最初の位置に移動します。

 SSDから起動する

ステップ 3. F10を押して設定を保存してBIOSを終了します。

これで、Windows 11をHDDからSSDに正常に転送し、SSDから起動できるようにしました。

追加ボーナス:Windows 11の古いHDDを処分する方法

古いHDDをSSDに正常に転送した後、古いハードディスクはどのように処分すればいいのでしょうか?ここでは、安全なHDD処分の方法と、古いハードディスクの再利用方法をご紹介します。

オプション 1. 古いHDDを安全に処分する

古いハードドライブを処分したい、または古いハードドライブを売却したいユーザーにとって、最初の操作はディスク上のすべてのデータを完全に消去することです。ハードディスクの消去とは、データを消去し、ディスク上の不要なデータを上書きして、データの回復を防ぐことを意味します。したがって、古いハードディスクを削除したり、フォーマットしたりすることはできません。これらの二つの操作はあなたのプライバシーを保護することはできないためです。

オプション 2. 古いHDDを物理的に破壊する

古いハードディスクを放棄したいユーザーにとって、最も良い方法は古いハードディスクを物理的に破壊することです。

ステップ 1. ハードドライブをコンピューターから取り外します。ハードドライブを取り外すには、PCケースまたはラップトップの底面を開く必要があります。

ステップ 2. ハードドライブボックスを開き、スペアパーツを破壊します。そしてマイナスドライバーで各プレートの表面を削ります。

HDD 処分

オプション 3. PCで古いHDDのパーティションを削除するか、直接フォーマットして再利用する

それらの古いハードドライブがまだ正常である場合、そのままにしておくのは少しもったいないことです。コンピュータのSSDとHDDの併用の設定を再利用することを考えている場合は、消去する必要はありません。すべてのパーティションを削除するか、直接フォーマットするだけで十分です。

結論

Windows 11でHDDからSSDへのクローンを行う際、システムの再インストールやデータの移行を簡略化するために、信頼性の高いクローンソフトの使用が推奨されます。特に、AOMEI Partition Assistantは、無料で提供されており、組み込みの「ディスククローン」機能を使用して、データ全体を迅速かつ安全に別のハードドライブにコピーできます。また、AOMEI Partition Assistantを使用すると、SSDアラインメントを調整してSSDの最高のパフォーマンスを発揮し、SSDを廃棄する前に安全に消去することもできます。

具体的な手順としては、まず新しいSSDをコンピュータに接続し、ディスクの管理ツールで初期化します。次に、AOMEI Partition Assistantを起動し、「ディスククローン」機能を選択して、ソースディスク(HDD)とターゲットディスク(SSD)を指定します。クローン作業が完了したら、BIOS設定で起動ディスクを新しいSSDに変更し、システムが正常に起動することを確認します。これにより、データを失うことなく、HDDからSSDへの移行がスムーズに行えます。

Windows Server 2011、2012(R2)、2016、2019、2022、2025のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。

HDDからSSDへのクローンに関するよくある質問

1. HDDからSSDへのクローンでデータは消えますか?

いいえ。クローン作業ではデータがSSDにコピーされるだけで、元のHDDのデータはそのまま残ります。

2. クローン後にSSDが起動しない場合の対処法は?

BIOSで起動ディスクをSSDに変更してください。それでも解決しない場合、クローン作業が正しく行われていない可能性があるため、再実行してください。

3. 新しいSSDにクローンを作るときフォーマットは不要ですか?

新しいSSDにクローンを作る際、事前にフォーマットは不要です。 クローン作成ソフトが自動的にSSDの既存データを上書きして、元のHDDのデータ構造をそのまま複製します。クローン先のSSDに以前使用していたデータがある場合でも、フォーマットせずにクローンを開始できます。ただし、クローン作成に失敗した場合やパーティションの競合が発生した場合、手動でSSDをフォーマットして再試行することがあります。

4. HDDからSSDにクローンするのにどれくらい時間がかかりますか?

クローン作成にかかる時間は以下の要因に依存します:

1) データ量

  • フルディスククローン:使用されているデータ量が多いほど時間がかかります。 例: 500GBのデータ → 約30~90分。

  • データのみクローン:使用領域だけをコピーする場合、時間は短縮されます。

2) 接続方式

  • SATA接続:平均150~500MB/sの転送速度。

  • NVMe接続:最大3,000MB/s以上の高速転送。

  • USB 2.0/3.0アダプタ使用時:USB 2.0は遅く、USB 3.0以上の使用を推奨。

3) クローンソフトの処理効率

ソフトの最適化や機能(例:セクタ単位コピーやスマートクローン)も影響します。

5. パソコンにSSDとHDDを両方搭載するとどうなる?

メリット

  • ストレージ容量の増加:SSDをシステムドライブ(Cドライブ)に、HDDをデータ保存用(Dドライブなど)に割り当てることで、速度と容量のバランスが取れる。
  • 高速起動と快適操作:OSやアプリをSSDにインストールすれば起動や読み込み速度が大幅に向上。
  • コストパフォーマンス:高速なSSDと大容量のHDDを組み合わせることで、コストを抑えつつ大容量ストレージを確保できる。

注意点

  • ドライブ管理が必要:必要に応じてOSやアプリケーションのインストール先を指定する必要があります。
  • 電力消費:デスクトップPCでは問題ありませんが、ノートPCではバッテリー消耗が少し増える可能性があります。

6. SSDクローンに失敗する原因は何ですか?

原因 対処法
SSDの容量不足 クローン元のHDDのデータを削除またはバックアップして使用容量を減らしてください。
接続不良 SATAケーブルやUSBアダプターを確認し、必要に応じて交換します。
クローンソフトの互換性の問題 他のクローンソフトウェアを試してみてください(例:Acronis、MiniTool)。
セクターのエラー ディスクチェックツール(chkdskコマンドなど)でエラーを修正します。
GPT/MBRの不一致 SSDのパーティションスタイルをHDDと一致させます(MBRまたはGPT)。

7. クローン後にSSDを最適化する方法は?

Windowsの「デフラグと最適化」でSSDが正しく最適化されているか確認します。

TRIMコマンドを有効化します。SSDの寿命を延ばすために必要な機能で、通常は自動的に有効化されています。

有効化を確認するにはコマンドプロンプトで以下を実行:

fsutil behavior query DisableDeleteNotify

結果が「0」であれば有効です。

ひとみ
ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。