Windows 11、10、8、7対応:HDDデータを完全消去する方法!

ディスクのフォーマットではデータを完全に抹消できません。しかし、HDDの完全消去なら、HDD上のデータを永久かつ完全に削除できます。このガイドでは、Windows 11、10、8、7でデータを完全消去する方法を詳しく説明します。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年07月02日

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HDDデータを完全に消去する必要性

古いハードディスクを新しいHDDや大きなHDDに交換した後、それを売却したり寄付したりする場合、中の個人情報を保護するためにハードディスクをフォーマットしたり、すべてのパーティションを削除したりすることが考えられます。単純にデータをゴミ箱に入れて削除する人もいます。

しかし、ゴミ箱に入れて、或いはフォーマットするだけで、データは消えません。記憶媒体の情報を第三者に読み取られ、悪用される恐れがあります。そのため、重要なデータや機密情報の流出を防ぐために、すべてのデータを消去する必要があります。

そこで知っておくべきなのは、フォーマットと消去の違いです。

ディスクをフォーマット:ハードディスク上のパーティションテーブルを初期化し、ファイルシステムと関連付けられたデータを完全に削除して、新しいパーティションテーブルを作成し、特定のアプリケーションやOS用のファイルシステムを再構築するプロセスです。全てのデータが消去されたように見えますが、実際には非表示になっているだけです。データ復旧ソフトを使用すれば、HDDから削除したデータを簡単に復元することができます

ディスクを消去:すべてのデータを永久かつ完全に削除するプロセスは、ドライブ上のデータを徹底的に消去する方法です。HDDから完全に削除されたデータは、どんな手段を使っても元に戻すことができません。このように、HDD完全消去は、社会保障番号、アカウント、パスワードなどの重要なデータを保護するための最良の選択肢となります。

消去

販売または廃棄する前に、HDDを消去することを強くおすすめします。

Windows 11、10、8、7向けのHDD消去ソフト

AOMEI Partition Assistantは、不要なデータを復元できないために、様々な機能(「ハードディスクを消去」「パーティションを消去」「SSDの完全消去」「ファイルを破壊」)を提供しています。AOMEI Partition Assistantは単なるデータ消去ソフトだけでなく、強力なディスクパーティション管理ソフトでもあります。データを失うことなく、パーティションの復元/サイズ変更/移動/作成/削除/分割/結合/クローン、MBRとGPT間でのディスク変換などの操作ができます。クリックするだけでデータの完全消去が可能となり、パソコン初心者におすすめです。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

次のコンテンツでAOMEI Partition Assistantを使って、HDDを消去する方法を紹介します。

Windows 11、10、8、7向けのHDD消去ソフトの使い方

消去の操作はディスク上のすべてのパーティションとデータを削除します。それを行う前に、バックアップフリーソフトで重要なデータをバックアップしてください。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを実行します。メイン画面でディスクを選択し、右クリックで「ハードディスクを消去」を選択します。

ハードディスクを消去

ステップ 2. 「ハードディスクを消去」ウィンドウで、「全セクタにゼロを書き込む」「セクタにランダムデータを書き込む」「DoD 5220.22-M」「Gutmann」の4つのオプションも選択できます。ここでは「全セクタにゼロを書き込む(安全かつ迅速)」を例として選択しましょう。

全セクタにゼロを書き込む:すべてのセクタをゼロで上書きします。個人で使うハードディスクの消去によく使われていて、安全かつ迅速です。
セクタにランダムデータを書き込む:ハードディスクをランダムデータで上書きし、一番目の方式よりも安全です。
DoD 5220.22-M:DoD基準が初めて「米国国家産業保全プログラム運用マニュアル」で公開されました。「ゼロの書き込み」と「ランダムデータの書き込み」よりはるかに安全で、「Guttman」より速いです。組織やデータサニタイゼーションプロバイダーによく使用されます。
Gutmann:ハードディスクを35回以上上書きします。最も安全な方法ですが、一番時間がかかります。

オプション

ステップ 3. 「はい」をクリックした後、メインな画面に戻ります。ツールバーの「適用」⇒「続行」をクリックしてHDD完全消去を始めます。

続行

📍関連記事:外付けHDDがディスクの管理で表示されない時の解決策

おまけ:SSDのデータも完全消去できる

SSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)は内部構造が異なるため、HDDの消去方法はSSDの消去には適用できません。また、SSDは書き込み回数に制限があるため、消去操作を誤ると寿命が短くなる可能性があります。AOMEI Partition Assistantを使用すれば、SSDをご利用の場合でも簡単にデータを消去することができます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを開いて、メインインターフェイスの上部にある「消去」をクリックし、「SSDの完全消去」を選択します。

SSDの完全消去

ステップ 2. 完全消去の知らせをよく読んだあと「次へ」をクリックします。

知らせ

ステップ 3. そして消去したいSSDを選択して「次へ」をクリックします。

次へ

ステップ 4. 間違えたSSDを消去しないように、SSDの識別情報を再度確認してください。下の画面からSSDはフリーズ状態であることを知っています。このロックを解除できない場合、SATAケーブルを抜き、そして挿入することができます。

SSDの識別情報を再度確認

ステップ 5. SSDを再接続した後、SSDの完全消去を再試行してください。完全消去はほぼすぐに完了しました。

再試行

ステップ 6. 完了した後、SSDは1つの未割り当て領域として表示されます。

完了した後

📍関連記事:SSDをダイナミックディスクに変換する方法

まとめ

プロのディスク消去ソフトウェAOMEI Partition Assistantは完全にデータを消去するのに非常に便利です。さらに、他の便利な機能も備えています。例えば、データの損失なしでMBR/GPTへの変換、ディスククローンの作成、フォルダやインストール済みプログラムの移動、ブータブルUSB/CDの作成、重複ファイルの検索&削除など、強力な機能がたくさん備えています。是非ともお試し下さい。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することができます。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。