USB内のデータが削除できない?USB内のデータを完全消去する方法
USBメモリに保存したデータが削除できないことがありますか?Windows 11/10/8/7でロックされたファイルや削除できないファイル、不要になったファイルをSanDisk(サンディスク)のようなUSBメモリから完全消去する方法は何ですか?AOMEI Partition Assistantを使ってUSBメモリ内のデータを簡単かつ完全に削除することができます。USB内のデータを戻せないように完全抹消します。
USBメモリ内のデータを削除できない?
サイズが小さく持ち運びに便利なUSBメモリは、コンピュータのUSBポートに差すことができ、さまざまなシーンで広く利用されている外部ストレージです。データを大量に保管することができるため、一般的に、ストレージ用、デバイス間のファイル転送用、データバックアップ用に使う人が多いかもしれません。
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USBメモリを廃棄したい時、ただゴミ箱に捨てるだけでは非常にリスクが高いです。情報漏洩を未然に防ぐために、中身に入っていたデータをすべて削除する必要があります。また、USBメモリにデータを保存する際、「空き容量不足」と表示される場合、一部のデータを削除する必要があります。
しかし、USBメモリの中のデータが削除できなくて困っていることはありませんか?
困ってます。USBメモリ内のファイルを削除できない。USBメモリの中にあるmp3とpdfファイルが削除できません。それぞれ同じフォルダ内に1つずつ保存されていますが、フォルダごと削除しようとすると、以下のメッセージが出ます。
「ファイルまたはフォルダの削除エラー
○○フォルダを削除できません。ディレクトリが削除できません。」
ファイル単位で削除しようとしても同様です。再起動しても、他のPCで操作しても同様です。
USBメモリ内のデータを削除できない原因
⭕USBメモリは書き込み禁止になっている:USBメモリは書き込み禁止になっている場合は、USBメモリを使うこと(例えば、USBメモリをフォーマットすることやUSBメモリにファイルをコピーすること、USBメモリ内のデータを削除すること)ができません。
⭕削除するデータにアクセスしている:削除しようとしているデータを使用していたり、開いていたりすると、データの削除ができません。
👉対処法:削除しようとしているUSBメモリ内のデータにアクセスしていないことを確認してから、削除を実行してください。
⭕常駐ソフトが影響を与える:常駐ソフト(ウィルスチェックのソフト等)がインストールされている場合は、ソフトのプログラムが影響し、USBメモリが正常に動作できないことがあります。
👉対処法:該当ソフトを停止する(常駐から外す)か、アンインストールしてからUSBメモリ内のデータを削除できるか確認してください。
⭕ハードウェアが故障している:商品本体に物理的な問題が発生している可能性があります。例えば、SanDisk Cruzer Fit USBフラッシュメモリーのようなサンディスクUSBメモリ内のデータが削除できないことは、既知のハードウェアの問題なので、設定等では解決することができません。
👉対処法:その商品の保証期間中なら、SanDiskテクニカルサポートに連絡して製品交換を申し込むか、修理センターで商品の点検・修理を行うことができます。
※この問題についてカスタマーサポートからの返信をこのページに掲載しています。
USBメモリ内のデータを削除できない時の対処法
次は、SanDisk(サンディスク)などのUSBメモリからファイル・データが削除ができない問題を解決するための方法をいくつか提供しています。
対処法①:書き込み禁止を解除
まずは、「誤消去防止スイッチ」を確認します。商品本体の脇にある「誤消去防止スイッチ」のロックが外れているか確認します。ロックがかかっている場合は、データの削除ができません。
そして、削除できないファイル(フォルダ)を右クリックして「プロパティ」を選択します。「全般」タブで「属性」の「読み取り専用」にチェックが入っている場合は、そのチェックを外すことにより、書き込み権限を与え、ファイル(フォルダ)を削除することができるかもしれません。
USBメモリの書き込み禁止を解除する方法については、以下の詳細を参考にしてください。
👉Windows 11/10/8/7でUSBメモリの書き込み禁止を解除
対処法②:フォーマット(初期化)を実行
商品本体のフォーマット情報が不安定になっている可能性があります。下記を参考にして、USBメモリをフォーマットしてください。
USBメモリをフォーマット(初期化)すると保存したデータはすべて消失します。トラブル予防策として、あらかじめ他の媒体にバックアップを作成してください。
USBメモリをフォーマットするやり方は簡単です。USBメモリを右クリックし、表示される一覧の中から「フォーマット」を選択します。
「クイックフォーマット」(短時間)にチェックが付いている場合、データ復旧ソフトなどを使って、簡単に(高確率で)データを復元してしまう可能性があります。「クイックフォーマット」のチェックを外す場合、時間がかかるデメリットがありますが、USB内のデータを完全に削除する可能性があります。
👉【簡単】USBメモリをFAT32にフォーマットする4つの方法
しかし、フォーマット(初期化)を実行するだけではUSBメモリのデータを完全に消去することはできません。
対処法③:USBメモリを完全消去
データ復元ソフトを使っても復元できないように、完全にデータを削除するために、サードパーティ製のUSBメモリ消去ソフトを使用して、データを強制的に削除することをおすすめします。
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AOMEI Partition Assistant Professionalは、単なるファイルの削除だけでなく、データ完全消去を実行することもできます。サンディスクのようなUSBメモリ内のデータを完全消去するために、様々な消去方式を提供しています。
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使いやすい操作画面でUSBメモリをパーティション分割したり、OSを現在のHDDから新しいHDDへ移行したり、ブータブルメディアやWindows To Go USBを作成したりすることができます。
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その無料版&デモ版をこちらから無料でダウンロードして体験することができます。
ステップ 1. USBメモリをパソコンのUSBポートに挿し込み、認識できることを確認します。
ステップ 2. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして起動します。対象USBメモリを右クリックして「ハードディスクを消去」を選択します。
ステップ 3. 必要に応じて、1つの消去方式を指定して「はい」をクリックします。※ここでは安全かつ迅速な「全セクタにゼロを書き込む」消去方式を選択します。
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全セクタにゼロを書き込む:すべてのセクタをゼロで上書きします。個人で使うハードディスクの消去によく使われています。安全かつ迅速です。
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セクタにランダムデータを書き込む:ハードディスクをランダムデータで上書きします。一番目の方式よりも安全です。
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DoD 5220.22-M:DoD基準が初めて「米国国家産業保全プログラム運用マニ ュアル」で公開されました。「ゼロの書き込み」と「ランダムデータの書き込み」よりはるかに安全で、Guttmanより速いです。組織やデータサニタイゼーションプロバイダーによく使用されます。
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Gutmann:ハードディスクを35回以上上書きします。最も安全な方法ですが、一番時間がかかります。
ステップ 4. USBメモリが「未割り当て」領域になっています。問題なければ「適用」をクリックしてUSBメモリの完全消去を実行します。
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対処法④:USBメモリをクリーンアップ
コマンドプロンプト(CUI:キャラクタユーザーインターフェイス )の「clean」を実行してUSBメモリをクリーンアップ(USBメモリ内のデータを削除)することもできますが、パソコン初心者などにとって、複雑な操作方法であるかもしれません。
ステップ 1. タスクバーの検索ボックスに「コマンドプロンプト」と入力して、右クリックから「管理者として実行」を選択します。
ステップ 2. 「コマンドプロンプト」が起動したら、「diskpart」と入力して、Enterキーを押します。※ユーザーアカウント制御が出たら「はい」をクリックします。
ステップ 3. diskpart.exeが起動したら、次のコマンドを順に入力します。※注:全てのコマンドは、入力した後にEnterを押すことによって実行されます。
- list disk(PCに接続されているSSD/HDDの一覧が表示されます。)
- select disk n(nはUSBメモリのディスク番号です。)
- clean(データ含めパーティションも全て消去されます。)
- exit
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「clean」:一部だけ削除され、データは呼び出せない状況になりますが、ディスクの中にデータは残っているので、復元ソフトを使うと簡単に復元できてしまう可能性があります。データを削除したあとに自分で使うのであれば、「clean」で十分です。
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「clean all」:ディスク全体を「0」で上書きして、元々あったデータは削除されます。データを削除したあと、USBを捨てたり他人に譲る場合は、「clean」ではなく「clean all」を入力してください。
そのほかの対処法
USBポートを変更する:パソコンにUSBポートが複数ある場合は、USBポートを変更します。また、パソコンを再起動後、接続しなおして動作を確認します。
他の接続機器を取り外す:データを削除したい商品以外の周辺機器をパソコンに接続している場合、 それらの機器を取り外してから、データを削除できるか確認してください。
USBメモリへの書き込みを禁止するソフトなどを外す:USBメモリへの書き込みを禁止するソフトなどを使用している場合、商品へのデータのコピーや削除などができないことがあります。書き込みを禁止するソフトや機能を外してから、削除できるか確認してください。
USBメモリのエラーや不良セクタをチェックする:破損したUSBメモリからデータが削除できない可能性があります。この時は、USBメモリのエラーや不良セクタをチェックして修復すべきです。
USB削除できないことに関するよくある質問
USBに保存したデータを削除しようとすると、エラーメッセージが表示されます。どうすればいいですか?
USBからファイルを削除しようとすると、「ファイルが使用中のため削除できません」というエラーメッセージが表示されます。どうすれば解決できますか?
USBに保存されたファイルを削除しようとすると、削除が中断されるか、削除が非常に遅くなります。対処法はありますか?
USBからファイルを削除した後、その容量が開放されません。どうすればいいですか?
まとめ
SanDisk(サンディスク)などのUSBメモリ内のデータが削除できない場合はありますか?この記事では、USBメモリ内のデータ(ロックされたファイルや、削除できないファイル、不要になったファイル)を削除できない原因や削除する方法について解説しました。
その中で、サードパーティ製のデータ消去ツールAOMEI Partition Assistant Professionalを使って、USB内のデータを完全消去するのは一番おすすめしたい方法です。パソコン初心者でも簡単かつ高速にUSBメモリ内のすべてのファイルを戻せないように完全抹消することができます。
全ての方法は、サンディスクUSBメモリだけでなく、サンディスクSDカード、サムスンUSBメモリ/SDカード、キングストンUSBメモリ/SDカードなどにも適用されます。
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