「簡単」ドライブのパーティションサイズを変更する方法

パーティションサイズ変更の基本を学び、簡単な方法でディスクを効率よく管理しましょう。2つの方法で簡単にパーティション変更ができます。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2025年02月25日

シェア: instagram reddit

Cドライブがもうすぐいっぱいになりそう!「あれ、また保存できない!」こんな経験はありませんか?特に、大切なファイルやソフトが増えると、ドライブの空きが気になり、作業が進まなくなることがあります。でも、その問題は簡単に解決できます。実は、パソコンのパーティションサイズを変更することで、ストレージをうまく管理できるんです!この記事では、初心者でもできるパーティションサイズ変更の方法を2つ紹介します。少しの手間で、パソコンをもっと快適に使えるようになるので、ぜひ試してみてください。

困る

パーティションの基本説明

パーティションとは、1つのハードディスクやSSDをいくつかの「区画」に分けることです。大きな箱(ハードディスク)を小さな箱(パーティション)に分けて、それぞれにデータを整理して保存するイメージです。これにより、1つのドライブ内で異なるデータやアプリを効率よく管理できます。各パーティションは同じディスクにありますが、OSやアプリからは別のドライブとして扱われます。これにより、いくつかの利点があります。

異なるタイプのデータ(例えば、オペレーティングシステム、プログラム、音楽、写真など)をそれぞれのパーティションに分けて保存できます。これにより、データの管理がしやすくなります。

OSを一つのパーティションに、データを別のパーティションに分けることで、システムに問題が起きてもデータが守られやすくなります。また、OSを再インストールする際にもデータがそのまま残るため、バックアップの手間が減ります。

空き容量が少ないドライブではパフォーマンスが落ちることがありますが、複数のパーティションを作ることで、ディスクの利用効率を向上させることができます。

パーティションサイズを変更する理由やメリット

パーティションサイズを変更することには、いくつかの大切な理由と利点があります。ここでは、パーティションサイズを変更する理由とその利点について詳しく説明します。

1. ストレージの最適化と空き容量の確保

パーティションサイズを変更する主な理由は、ディスクの空き容量を最適化し、効率的に利用することです。例えば、Cドライブ(システムドライブ)が容量不足になると、PCが遅くなり、アプリのインストールやアップデートができなくなることがあります。このような場合、他のドライブ(Dドライブなど)からCドライブに容量を移すことで、システムの性能を保つことができます。

例:Cドライブに十分な空き容量がないとき、Dドライブに空きがあれば、そこからCドライブに容量を追加することで、パフォーマンスが向上します。

2. ディスクの管理の効率化

パーティションをうまく分けることで、ディスクの管理がスムーズになります。たとえば、OSやアプリを一つのパーティションにまとめ、データやメディアファイルを別のパーティションに置くと、ディスクが整理しやすくなります。

例:「Cドライブにオペレーティングシステムやアプリを、Dドライブに個人データやメディアファイルを保存する」と分けておくと、必要なときにファイルを移動しやすくなります。

3. システムのパフォーマンス向上

パソコンを長時間使うと、ストレージがいっぱいになることがあります。空き容量が減ると、特にCドライブのパフォーマンスが悪くなり、PCが遅くなることがあります。パーティションのサイズを調整することで、パフォーマンスの低下を防ぎ、システムがスムーズに動作するようにできます。

例:パーティションのサイズを適切に調整し、システムドライブに必要な空き容量を確保することで、ディスクの断片化を減らし、PC全体の動作をスムーズに保つことができます。

簡単なパーティション変更方法2つ

ここでは、Windowsの標準ディスクの管理ツールとサードパーティのツールを使った2つの方法を紹介します。どちらも初心者にとって簡単なので、状況に応じて選んでください。

方法1:Windows標準の「ディスクの管理」を使う

Windows 7/8/10/11には、パーティションサイズを簡単に調整できる「ディスクの管理」というツールが標準で用意されています。このツールを使えば、サードパーティのソフトをインストールせずに、手軽にパーティションを変更できます。手順もシンプルなので、まずはこちらの方法を試すことをおすすめします。

ステップ 1. まず、Windowsキー + X を押して、メニューから「ディスクの管理」を選びます。

ステップ 2. 「ディスクの管理」ウィンドウが開くと、左側にすべてのドライブが表示されます。

すべてのドライブ

ステップ 3. サイズを変更したいドライブ(CドライブやDドライブなど)を右クリックし、「ボリュームの拡張」を選びます。

注意:拡張するには、隣に未割り当ての領域が必要です。

ボリュームの拡張

ステップ 4. 隣に未割り当ての領域がない場合は、隣のドライブを右クリックし、「ボリュームの縮小」を選び、縮小したいサイズを入力します。これで未割り当ての領域が作れます。

ボリュームの縮小

ステップ 5. ボリュームの拡張ウィザードに入り、操作を完了します。

方法2:サードパーティのAOMEI Partition Assistantを使う

AOMEI Partition Assistantは、Windows 7/8/10/11を対応する優れたパーティション管理ツールで、Windowsの標準機能よりも多くの機能を持ち、使いやすいのが特徴です。このツールを使うことで、Windowsのディスクの管理よりも柔軟にパーティションを操作できます。ここでは、「ワンクリックで空き領域を調整」機能を利用して、簡単にパーティションを変更する方法を見ていきましょう。

無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7対応
安全かつ快適
Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することをおすすめします。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを開き、変更したいパーティション(例:Cドライブ)を右クリックして、「ワンクリックで空き領域を調整」を選びます。

ワンクリックで空き領域を調整

ステップ 2. DドライブのスペースをCドライブに追加したい場合、Dドライブの先頭にあるドラッグポイントを後ろに引っ張って縮小し、その空き領域をCドライブに割り当てます。そして「OK」をクリックします。

ドラッグ

ステップ 3. 「保留中の操作」を表示して、操作内容を確認できます。実行するには、「適用」と「続行」をクリックしてください。

実行

まとめ

パーティションのサイズを変更することは、ディスクの空き容量を最適化し、システムのパフォーマンスを向上させるために大切です。特に、システムドライブがいっぱいになったときや、データを整理したいときに役立ちます。この記事では、Windowsの標準ディスクの管理ツールと、AOMEI Partition Assistantなどのサードパーティツールを使った方法の2つを紹介しました。どちらの方法も簡単で、初心者でも直感的にパーティションを縮小したり拡張したりできます。自分に合った方法を選んで、効率的にディスクを管理しましょう。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。