今すぐ試したい！破損したHDDを簡単に修復する完全ガイド

HDDが破損した原因は？

もし突然HDDにアクセスできなくなったら、HDDに何らかの問題があることがわかります。HDDが破損した原因は何でしょうか？主な原因を以下にまとめました。

物理的な原因：落下や衝撃、過熱、製品寿命や部品の劣化、電力サージや停電などにより、HDDが動作しなくなる可能性があります。

論理的な原因：ファイルシステムの破損、ウイルスやマルウェア、ソフトウェアの不具合、不正な取り扱いなどにより、破損を引き起こすことがあります。

HDDが破損したと、データにアクセスできなくなります。そこで、破損したHDDを修復する必要があります。外付けHDDや内蔵HDDの修復方法を2つ紹介します。

パート1．Windowsの内蔵ツールで破損したHDDを修復する

最初に、Windowsにあるツールを使って破損したHDDの修復を試みます。以下に、簡単な方法から難しい方法まで順に説明します。

1．CHKDSKを使って破損したHDDを修復する

CHKDSKは、ディスクエラーや不良セクタを修正できるため、多くのユーザーに利用されています。

ステップ 1. 「Windowsキー＋Rキー」を押し、「cmd」と入力し、「Enter」を押します。

ステップ 2. 次のコマンドを入力し、入力の後でEnterキーを押して操作を実行します。

「chkdsk g: /f /r /x」：/rはドライブ上の不良セクタを発見して読み取り可能な情報を回復します。/xはプロセスが始まる前にドライブのマウントを強制的に解除します。/rで幾つかのデータを回復できないので、バックアップスケジュールを設定してデータを定期的に自動バックアップするのは大切な習慣です。chkdskについてもっと詳しい情報はこちらへ：Microsoft Learn

2．SFCで破損したシステムファイルを修復する

SFC（システムファイルチェッカー）は、Windowsのツールです。主な目的は、コンピューター内の破損したシステムファイルをスキャンして修復することです。

ステップ 1. 検索ボックスに「コマンドプロンプト」と入力します。結果からコマンドプロンプトを右クリックし、管理者として実行します。

ステップ 2. 「sfc /scannow」と入力して、「Enter」キーをクリックします。「システムスキャンを開始しています…」と表示されたら、スキャン完了までそのまましばらく待ちます。

ステップ 3. 「検証100%が完了しました」と表示されたら、スキャンが完了です。もし、「Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした」というメッセージが表示されたら、不足または破損しているシステムファイルがないことを意味します。「Windowsリソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました」というメッセージは破損したファイルが正常に修復されたことを意味します。「Windowsリソース保護は要求された操作を実行できませんでした」というメッセージが表示された場合は、セーフモードで起動してから、再度スキャンを実行します。

3．ディスクドライバーを更新する

デバイスドライバーに不具合が発生している（ドライバーが破損していたり、古いものが使われていたりする）場合は、ドライバーを更新することで状態が改善する場合もあります。

ステップ 1. 検索バーに「デバイスマネージャー」と入力し、検索結果からデバイスマネージャーを開きます。

ステップ 2. 「ディスプレイアダプター」オプションを展開し、ドライバを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。

ステップ 3. その後、コンピュータを再起動してください。

4．破損したHDDをフォーマットする

フォーマットは、破損したHDDを修復するための一般的な方法です。また、Diskpartは破損したHDDを簡単にフォーマットするのに役立ちます。

ステップ 1. 「WIN+R」を押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。そして「cmd」を入力し、Enterを押してプロンプトを開きます。

ステップ 2. 「diskpart」を入力してdiskpartコマンドプロンプトを開きます。

ステップ 3. 「list volume」を入力し、「Enter」を押してすべてのボリュームは表示されます。

ステップ 4. 「select volume n」を入力し、「Enter」を押します。ここではフォーマットしたいボリュームは選択されます（nはフォーマットしたいボリュームのボリューム番号またはドライブ文字です）。

ステップ 5. そして「format fs=ntfs quick label=test」を入力し、「Enter」を押します。それはパーティションをクイックフォーマットします。次のスクリーンショットのようになります。

ステップ 6. 最後は「exit」を入力し、「Enter」を押してコマンドプロンプトを閉じます。これまで、新しくフォーマットされたドライブはコンピューターで見つかり、正常に使用できます。

パート2．オールインワンソフトウェアで破損したHDDを修復する

Windowsにあるツールは基本的な修復しかできません。内蔵ツールで修復できない場合、他にも強力なサードパーティ製のディスクチェックや修復ツールを使う方法があります。おすすめはAOMEI Partition Assistantです。このソフトウェアは、破損した内部や外付けハードディスクをチェックして修復するための多くの機能を備えています。

AOMEI Partition Assistantを使えば、数回のクリックでディスクをスキャンし、不良セクタや他の論理エラーを修正できます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。ツールバーの「テスト」をクリックし、ドロップダウンメニューから「不良セクタをチェック」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、3つのオプションがあります。この例では「パーティション上の不良セクタをチェックします」を選択し、「はい」をクリックします。

chkdsk.exeを実行してパーティション上のエラーをチェックし、修正します。

chkdsk.exeを実行してパーティション上のエラーをチェックします。

パーティション上の不良セクタをチェックします。

ステップ 3. ポップアップウィンドウで「開始」ボタンをクリックして不良セクタのチェックを実行します。パーティションチェック操作は数秒または数分以内に完了できます。ポップアウトウィンドウで処理の進捗状況を確認できます。完了後に「はい」をクリックしてこのタスクを終了します。

ヒント：もしドライブが物理的に壊れている場合、この方法ではHDDを元に戻すことはできません。重要なデータがある場合は、不良または破損したHDDのクローンを別のディスクに作成してください。

1. 破損したMBRを修復する

HDDのマスターブートレコード（MBR）が破損したと、起動やデータに関するいくつかの問題が起こることがあります。よく見られる症状は以下の通りです。

• オペレーティングシステムが起動しない
• 起動エラーが表示される
• 特定のパーティションにアクセスできない
• BIOSやUEFIに入れない
• データやパーティションが失われる
• 不良セクタが現れる

HDDのMBRに問題がある場合、MBR修復ツールや特定のコマンドを使って修復を試みることができます。ここでは、AOMEIを使って破損したMBRを修復する方法を説明します。

ステップ 1. 対象のディスクを指定した後、右側の「MBRを再構築」をクリックするか、修復したいディスクを右クリックして、「MBRを再構築」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、再構築するMBRのタイプ（修復するHDDにインストールされているオペレーティングシステム）を選択します。

ステップ 3. 最後に、「適用」ボタンをクリックして保留中の操作を実行します。

2．破損したHDDをフォーマットする

Windowsにはディスクフォーマット用のツールがありますが、AOEMIの方が機能が豊富です。32GB以上のパーティションをFAT32にフォーマットでき、exFATやEXT2、EXT3、EXT4フォーマットにも対応しています。

ステップ 1. フォーマットしたいディスクのパーティションを右クリックして 「パーティションをフォーマット」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウでは、ファイルシステムの種類やクラスタのサイズなどを設定することができます。そして、「はい」をクリックします。

ステップ 3. 操作を実行するには、「適用」をクリックしてください。

メンテナンス：ディスクの状態を把握する

日常的にハードディスクを使用する際は、データ損失を防ぐために定期的にディスクの状態をチェックすることをお勧めします。

ステップ 1. パーティションを右クリックして「プロパティ」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウでは、選択したパーティションに関するすべての情報が表示されます。

• パーティションの容量情報：合計サイズ、使用領域済み領域や空き領域などのパラメータが表示されます。
• パーティション情報：フィスシステム、物理総セクター、最初の物理セクターなどのパラメータが表示されます。
• ファイルシステム情報：セクタごとのバイト数、クラスターごとのセクター、ルートディレクトリのセクターなどのパラメータが表示されます。

さらに読む：破損したHDDからのデータを取り出す

ディスク上のファイルにアクセスできない場合、データが失われる前に修復作業を始め、破損したHDDからデータを復旧することが可能です。手間をかけずに修復を終えることができます。

AOMEI FastRecoveryは、失ったり削除したりしたファイルを迅速かつ効率的に取り出すために設計された信頼性の高いデータ復旧ソフトウェアです。使いやすいインターフェースと高度な機能を備え、データを安全に復元したい方にとって必要不可欠なツールです。

※AOMEI FastRecoveyをおすすめする理由：
✔ 写真、音声、ビデオ、PPT／PPTX、Word、Excel、PDF、メール、動画など1000以上のファイルタイプをサポートします。
✔ 内蔵・外付けHDD／SSD、SDカード、USBドライブなど、様々なストレージデバイスに対応します。
✔ ストレージデバイスのクイックスキャンとディープスキャンをサポートします。スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。
✔ 直感的で使いやすいUIを提供しています。
✔ Windows 7、8、10、11、およびWindows Serverのすべてのバージョンに対応しています。

3ステップでデータ復旧：

ステップ 1. 場所の選択

AOMEI FastRecoveryをインストールして起動します。データが失われたパーティションやディスクを選択し、「スキャン」をクリックします。

ステップ 2. スキャンの実行・ファイルの選択

「クイックスキャン」で消したデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。復元したいファイルを選択し、プレビューすることができ、「復旧」をクリックします。

ステップ 3. 保存先の選択

「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

まとめ

これらの簡単な手順を使えば、破損したHDDを簡単に修復できます。AOMEI Partition Assistantは、破損したHDDを修復するのにとても役立つツールです。

このツールは、パーティションのチェックだけでなく、サイズ変更や削除、フォーマット、データを失わずにMBRをGPTに変換することもできます。また、DドライブからCドライブを拡張したり、起動可能なUSBドライブを作成したり、OSを別のディスクに移行したり、データの変換も行えます。MBRとGPTの移動や、ソフトウェアを別のHDDに移すことも可能です。

さらに、データ復旧ソフトが必要な場合は、AOMEI FastRecoveryが最適です。