Windows 11/10/8/7でパーティションを削除する4つの方法
Windows 11/10/8/7でパーティションを削除する方法は知りませんか?この文章を読んで、パーティションを削除する理由&簡単な方法について詳しく知ることができます。また、削除したパーティションを復元する方法なども提供しています。
前書き
ご存知のように、パソコンでファイルやフォルダを削除する方法は非常に簡単です。
- 方法①:削除したいファイルまたはフォルダを選択して右クリックし、「削除」を選択します。
- 方法②:削除したいファイルまたはフォルダを選択し、キーボードの「Delete」キーまたは「Shift+Delete」キーを押します。
- 方法③:削除したいファイルまたはフォルダをごみ箱に直接ドラッグ&ドロップします。
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パーティションの削除方法も同じでしょうか?パーティションを削除する方法は何ですか?また、システムパーティション(例えば、OEMパーティション、EFIシステムパーティション、回復パーティション、システムで予約済みパーティションなど)を削除することは可能でしょうか?もしパーティションの削除に失敗した場合にはどうすれば良いでしょうか?
次は、これらの質問に対して1つずつ具体的かつ丁寧に答えていきましょう。
ユーザーからの質問
「Windows 10が実行されているパソコンに、個人データの入ったパーティションがあります。先日、これらのデータをUSBメモリに移動して保存しました。そして、このパーティションは役に立たないため、私はそれを削除したいです。しかし、パーティション削除の詳細手順についてはよく分かりません。何かを間違えていたら、パソコンの性能に影響を及ぼすことが可能でしょうか?Windows 10でパーティションを削除する簡単かつ安全な方法は何でしょうか?どなたか教えてください。お願いします。」
🔊回答:Windows 10でパーティションを削除する方法は知りませんか?次は、Windows 11/10/8/7でパーティションを削除する理由と4つの方法についてご紹介します。Windows標準搭載のアプリ(「ディスクの管理」「コマンドプロンプト」または「PowerShell」)およびサードパーティ製ツール両方を使うことができます。
- 📝ノート:
- しかし、パーティションの削除を実行すれば、パーティション上のデータもすべて削除されるので、どちらの方法でも、事前にAOMEI Backupper Standard(無料)のようなバックアップフリーソフトで重要なデータをバックアップしておいてください。
- 削除したいパーティションは、システムパーティションまたは書き込み禁止になったパーティションである場合、以下の方法でパーティションを削除できません。これらの方法を、非システムパーティション/ドライブのみに適用します。
パーティションを削除する理由
パーティションを削除する理由はさまざまです。最も一般的な理由を以下に示します。
- ストレージの再構成:HDDやSSDのストレージ容量を最適化するために、既存のパーティションを削除して新しいパーティションを作成することがあります。
- データの整理:不要なデータが含まれているパーティションを削除して、ディスクスペースを解放することで、新しいデータの保存や他の目的にストレージを再利用することができます。
- システムアップグレード:OSのアップグレードや再インストールを行う際に、既存のパーティションを削除して新たにパーティションを作成することがあります。
- セキュリティ対策:重要なデータが格納されていたパーティションを使用しなくなった場合、情報漏洩を防止するために、そのパーティションを削除することがあります。
- システムの再構築:パーティションテーブルやブートローダーの問題が発生した場合、システムの安定性を回復させるために、パーティションを削除して再構築することがあります。
- デュアルブートの削除:デュアルブートシステムで不要になったOSのパーティションを削除することで、単一のOS環境に戻すことができます。
- ......
ただし、上述の通り、パーティションを削除する前に重要なデータのバックアップを取ることは非常に重要です。誤ってパーティションを削除すると、データの損失やシステムの動作に影響を及ぼす可能性があります。削除対象のパーティションが本当に不要であることを慎重に確認した上で削除を行うことが大切です。
Windows搭載ツールでパーティションを削除する方法
パーティションを削除するために、Windows 10に標準搭載(内蔵)されているツール「ディスクの管理」「コマンドプロンプト」または「PowerShell」を利用することができます。Windows 10搭載ツールでパーティションを削除する詳細手順は以下のとおりです。
「ディスクの管理」でパーティションを削除・GUI
ステップ 1. まずは「ディスクの管理」を起動する必要があります。
ステップ 2. そして、削除したいパーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。
ステップ 3. 「このボリュームを削除するとボリューム上のデータがすべて削除されます。保存の必要なデータを削除の前にバックアップしてください。続行しますか?」と表示されたら、「はい」をクリックし、パーティション削除の処理を完成させます。
こうすると、「ディスクの管理」で不要なパーティション(またはボリューム)は簡単に削除され、「未割り当て」領域になっています。
「コマンドプロンプト」でパーティションを削除・CUI
「ディスクの管理」のほかに、もうひとつのWindows 10搭載ツール「コマンドプロンプト」を使用して、パーティションを削除することができます。
ステップ 1. WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログで「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。
ステップ 2. 「コマンドプロンプト」画面で下記のコマンドを順番に入力し、一行ずつ入力が完了するとEnterキーを押します。
- list disk
- select disk n(※「n」は削除したいパーティションを含むディスクのディスク番号)
- list partition
- select partition m(※「m」は削除したいパーティションのパーティション番号)
- delete partition
ステップ 3. 選択したパーティションが正常に削除された後、「exit」と入力し、Diskpartを終了させます。
ダイナミックディスクではパーティションの代わりにボリュームと呼ばれるので、ダイナミックディスクで「delete partition」コマンドを使用することはできません。もし、ダイナミックディスク上のボリュームを削除したい場合、「delete partition」の代わりに「delete volume」コマンドを実行してください。
手順 1. コマンドプロンプトを開き、「diakpart」と入力し、Enterキーを押します。
手順 2. 「list volume」と入力し、Enterキーを押します。
手順 3. 「select volume m」(m:削除したいボリュームのボリューム番号)と入力し、Enterキーを押します。
手順 4. 「delete volume」と入力し、Enterキーを押します。
「PowerShell」でパーティションを削除・CUI
「PowerShell」を使ってパーティションを削除する手順は以下の通りです。
ステップ 1. PC画面の左下にある「スタート」ボタンを右クリックします。
ステップ 2. ポップアップメニューから「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
ステップ 3. ユーザーアカウント制御のウィンドウが表示されたら、「はい」をクリックします。
ステップ 4. PowerShellウィンドウが開いたあと、「Get-Volume」と入力し、Enterキーを押します。
ステップ 5. 数秒後、パーティションリストが表示されます。
ステップ 6. 「Remove-Partition -DriveLetter *」例えば「Remove-Partition -DriveLetter H」と入力し、Enterキーを押します。
ステップ 7. 削除の確認メッセージが表示されるので、「Y」と入力し、Enterキーを押します。
ドライブ文字が割り当てられていないパーティションを削除するための手順は以下の通りです。削除の際は、ディスクとパーティションの番号を正確に入力し、慎重に操作してください。
手順 1. Windows PowerShellを管理者として実行し、「Get-Disk」と入力し、Enterキーを押します(ディスクの一覧が表示されるので、削除したいパーティションが属するディスクの番号を確認します)。
手順 2. 「Get-Partition -DiskNumber *」(*の部分は対象のディスクの番号)と入力し、Enterキーを押します。
手順 3. 「Remove-Partition -DiskNumber * -PartitionNumber *」(*の部分はディスク番号と削除したいパーティションの番号)と入力し、Enterキーを押します。
手順 4. 削除の確認メッセージが表示されるので、「Y」と入力し、Enterキーを押します。
サードパーティ製品でパーティションを削除する方法
Windows標準搭載のアプリでパーティションを削除するほか、サードパーティ製ツールを利用して、たった3つの手順でパーティションを簡単かつ効率的に削除することもできます。
ここではAOMEI Partition Assistant(GUI)という強力なパーティション管理ソフトを強くお勧めします。これは、様々なユーザーニーズに応えて、異なるエディションを提供し、高度な機能をたくさん備えています。今すぐこのフリーソフトをダウンロードして、パーティション削除を実行しましょう!
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールし、起動します。削除したいパーティションを見つけて右クリックし、「パーティションを削除」を選択します。
ステップ 2. ポップアップウィンドウで「パーティションの高速削除」を選択し、「はい」をクリックして次のステップに進みます。
ステップ 3. そしてメイン画面に戻ります。「適用」→「続行」をクリックしてパーティション削除の操作を実行します。
たった数秒で、パーティションが削除されました。AOMEI Partition Assistantの「パーティションを結合」機能を使用して、この未割り当て領域を他のパーティションに追加することができます。或いは「パーティションを作成」を使用して、この未割り当て領域で新しいパーティションを作成することができます。
削除したパーティション(データ)を復元する方法
パーティションを誤って削除してしまった場合は、AOMEI Partition Assistantlのような強力なサードパーティ製パーティション管理ソフトを使用して、失われたパーティションを簡単に復元することができます。
- ⭐紛失したパーティションを復元する前に、データの損失を防ぐために以下のことに注意してください:
- ハードディスク上で操作を実行しないでください。
- ハードディスクを再フォーマットしないでください。
- パーティションテーブルを再構築しないでください。
- 新しいデータをパーティションに追加しないでください。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールし、実行します。
ステップ 2. ツールバーの「復元」タブをクリックし、ドロップダウンメニューから「パーティションを復元」を選択します。
ステップ 3. パーティション復元画面で削除したパーティションを含むディスクを選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 「高速スキャン」を選択します。
ステップ 5. 復元したいパーティションを選択し、「続行」をクリックします。
ステップ 6. パーティションの復元が完了した後、Windows「ディスクの管理」に移動して、パーティションが正常に復元されているかどうかを確認することができます。
システムパーティションは削除可能?
Windows 11/10/8/7でデータパーティションを削除(または復元)する方法は以上ですが、ディスクにはデータパーティションだけでなく、システムで保護されたパーティションも存在しています。上記の方法でこれらの特殊なパーティションを削除しようとすると、うまくいかないことがあります。
EFIシステムパーティションを削除しても大丈夫?
電源を入れてコンピュータを起動する時、UEFIファームウェアはEFIシステムパーティション(ESP)に保存されているファイルを読み込み、インストールされているOSや様々なユーティリティをブートします。ESPには他のパーティションにインストールされているすべてのOSのブートローダーまたは起動時にファームウェアが使用するデバイスドライバ、OSが起動する前に実行されるシステムユーティリティプログラム、エラーログなどのデータファイルが含まれています。
このパーティションを削除してしまった場合、Windows 11/10/8/7は正常起動できなくなるかもしれません。誤削除によるPC起動問題を防ぐために、「ディスクの管理」でEFIシステムパーティションを簡単に削除することが許可されません。
しかし、何らかの理由で、どうしてもESPを削除したい場合、Windowsの「diskpartコマンド」または「パーティション管理ソフト」AOMEI Partition Assistantを使うことができます。詳しい手順については、以下の記事を参考にしてください。
- PCに複数のOSがインストールされている場合、より多くのディスク領域を解放するためにEFIシステムパーティションを削除したいかもしれません。こういう場合、EFIシステムパーティションを削除しても問題ありません。
- PCの中に入っている内蔵ハードディスクを取り出した後、外付けHDDとして再利用するためにフォーマットが必要でしょう。しかし、EFIシステム領域があれば、HDDを完全にフォーマットできません。こういう時に、HDD上のEFIシステムパーティションが不要になって、それを削除する必要があります。
- それ以外の場合、ESPを削除することはお勧めしません。
👍【関連記事】EFIシステムパーティションについて知っておくべきこと
回復(OEM)パーティションを削除しても大丈夫?
回復パーティションは、Windowsシステムに問題が発生した際に、システムを工場出荷時の状態に戻すためにあらかじめ確保されている領域です。このパーティションには、バックアップデータやプログラムが保存されて、Windowsシステムを再インストールすることなくシステムを復元することができます。ドライブ文字がありませんが、手動で割り当てると、エクスプローラーに表示されます。
このパーティションを削除したら、システム回復オプションが使用不可になるかもしれませんが、通常、何らかのシステム障害が発生しない限り、このパーティションはほとんど使用されないため、ストレージを確保したい場合、回復パーティションを削除しても影響はありません。
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システムで予約済みパーティションを削除しても大丈夫?
通常、Windows OSを新品HDD/SSD(パーティションが存在しない状態)の未割り当て領域にクリーンインストールした際に、HDD/SSDの先頭に「システムで予約済み」というパーティションが自動で作成され、残りの未割り当て領域にシステムドライブ(Cドライブ)が作成されます。ドライブ文字が割り当てられないので、エクスプローラーに表示されませんが、「ディスクの管理」で確認することができます。
「システムで予約済み」パーティションにブートマネージャーコードとブート構成データベース、$RECYCLE.BINなどが格納されています。削除したら、OSが起動しなくなるなどのトラブルが起こるかもしれないので、削除することはお勧めしません。
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GPT保護パーティションを削除しても大丈夫?
「GPT保護パーティション」は、GPTディスクを保護するための表示です。別に、「GPT保護パーティション」という特別なパーティションがあるわけではありません。OSがGPTディスクに対応していないことによる誤操作を防ぐためのものです。
「GPT保護パーティション」では、パーティションのフォーマットや削除等、一切の操作ができません。つまり、これらの操作からパーティションを守るための仕組みが、「GPT保護パーティション」です。
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パーティション削除に関するよくある質問
Q:パーティション(ボリューム)とは何ですか?
A:パーティション(ボリューム)は、コンピュータのハードディスクまたはストレージデバイスを論理的に区切る方法です。これにより、ディスクを複数のセクションに分割することができます。パーティションは、ディスクの使用効率を高めるだけでなく、データのセキュリティや管理の面でも重要な役割を果たします。
Q:パーティションを削除するとデータは失われますか?
A:はい、パーティションを削除するとそのパーティションに保存されているデータは完全に失われます。大切なデータは事前にバックアップを取ることをお勧めします。
Q:OSがインストールされているパーティションを削除しても問題ありませんか?
A:OSがインストールされているパーティションを削除すると、コンピュータが起動しなくなるなど致命的な障害を引き起こす可能性があります。OSを削除する場合は慎重に行ってください。
Q:回復パーティションを削除しても大丈夫ですか?
A:回復パーティションを削除すると、工場出荷状態にシステムを戻す手段が失われます。問題が発生した際のリカバリー手段として重要なので、削除はお勧めしません。
Q:特殊なパーティションを削除する方法を教えてください。
A:特殊なパーティションを削除する場合は、通常のパーティションと同じように「ディスクの管理」ツールを使用できますが、特殊なパーティションにシステムが関連している場合があるため、注意が必要です。
Q:パーティションを削除する前に注意すべきことはありますか?
A:パーティションを削除する前に、重要なデータはバックアップしておくことが重要です。また、OSやシステムに関連するパーティションを削除する場合は、事前に詳細な情報を確認することが大切です。
Q:パーティションを削除してもディスク容量は増えますか?
A:パーティションを削除すると、そのパーティションに割り当てられていたディスク容量が解放されます。したがって、ディスク容量は増えることになります。
Q:パーティション削除の後、元に戻すことはできますか?
A:パーティションを削除すると、そのデータは完全に失われますが、AOMEI Partition Assistantを使用して、パーティションを復元して、紛失したデータを元に戻すことができます。
結論
このチュートリアルで紹介されたパーティション削除方法は以上です。これで、Windows 11/10/8/7でパーティションを簡単かつ安全に削除することができるだろう。パソコン初心者でも使いやすいAOMEI Partition Assistantは最高の選択だと思います。もし、パーティションを誤って削除してしまったら、AOMEI Partition Assistantを利用して失われたパーティションを簡単に復元することもできます。Windows Server向けAOMEI Partition Assistant Server版もあります。サーバーシステムを使用している場合は、このエディションに切り替えることをお勧めします。