初心者でも安心!パーティションサイズ変更ガイド【簡単ステップで解説】

パーティションサイズ変更の方法や注意点をステップバイステップで紹介。PCを最適化するために役立つ情報が満載です。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2025年02月27日

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パソコンを長期間使用していると、「ディスクの容量が足りない」「パーティションのバランスが悪い」といった悩みに直面することがあります。そんなときに便利なのが「パーティションサイズ変更」です。しかし、パーティションの変更作業は初心者にとって少しハードルが高いと感じるかもしれません。このガイドでは、初心者でも分かりやすく、パーティションサイズ変更の基本的な知識や操作方法を説明します。この記事を読み終われば、誰でも自分のパソコンのパーティションサイズを変更できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

助けて

パーティションサイズ変更の基本知識

パーティションとは、ハードディスクやSSDを論理的に分割した領域のことです。例えば、1TBのハードディスクCドライブDドライブに分けることで、それぞれのドライブに異なる目的でデータを保存することができます。パーティションを変更することで、ディスクの容量を効率よく使ったり、特定のドライブを拡張したりすることが可能です。

パーティションサイズ変更には、大きく分けて「サイズの拡張」と「サイズの縮小」があります。拡張は、現在のパーティションに空き容量を追加する方法で、縮小は逆にパーティションを小さくして、空き領域を作り出す方法です。この操作によって、例えばシステムドライブ(Cドライブ)の容量を増やしたり、他のドライブに割り当てる空き容量を作ったりすることができます。

パーティションサイズ変更が必要になる理由

パーティションサイズ変更が必要になる理由は、主に以下のような場合です。

容量不足によるパフォーマンス低下

例えば、Cドライブ(システムドライブ)が容量いっぱいになると、Windowsが正常に動作しなくなることがあります。特に、Windowsのアップデートや新しいソフトウェアのインストールが進まない場合、パーティションサイズの変更が効果的です。

ディスクの効率的な使用

大容量のディスクを購入した際、最初に設定されたパーティションサイズが使いづらくなることがあります。例えば、データ用に設けたDドライブの容量が足りなくなったり、システムドライブの空き容量が無駄に大きいと感じることがあります。これを解消するためには、パーティションサイズ変更が有効です。

データの整理

古いPCや中古PCを購入した場合、パーティションが不均等に分けられていることがあります。例えば、データドライブにシステムデータが入ってしまっていたり、バックアップ用のパーティションが大きすぎる場合などです。このような状況でパーティションサイズを変更し、整理整頓することができます。

パーティションサイズ変更の方法(ステップバイステップ)

方法1:ディスクの管理ツールでパーティションサイズ変更

ここでは、Windowsに標準搭載されている「ディスクの管理」ツールを使用した方法を説明します。「ディスクの管理」ツールは、Windowsに標準搭載されている、ディスクやパーティションの管理を行うためのツールです。このツールを使うことで、ハードディスクやSSDのパーティションを作成、削除、サイズ変更(拡張・縮小)することができます。また、ディスクの状態やフォーマットを確認したり、エラーを修正することも可能です。

ステップ 1. まず、Windowsキー + X を押して、メニューから「ディスクの管理」を選びます。

ディスクの管理

ステップ 2. 「ディスクの管理」ウィンドウが開くと、すべてのドライブが表示されます。

ステップ 3. サイズを変更したいドライブ(CドライブやDドライブなど)を右クリックし、「ボリュームの拡張」を選びます。拡張するには、隣に未割り当ての領域が必要です。

ボリュームの拡張

ステップ 4. ボリューム拡張ウィザードが表示されるので、「次へ」をクリックします。

拡張ウィザード

ステップ 5. Cドライブに追加する空き容量を指定し、「次へ」をクリックします。

空き容量を指定

ステップ 6. 完了をクリックし、操作が終わるまで数秒待ちます。

ステップ 7. 隣に未割り当ての領域がない場合は、隣のドライブを右クリックし、「ボリュームの縮小」を選び、縮小したいサイズを入力します。これで未割り当ての領域が作れます。

ボリュームの縮小

ステップ 8. ボリュームの拡張ウィザードに入り、操作を完了します。

方法2:ワンクリックでパーティションサイズ変更

ここでは、「ディスクの管理」ツールよりも簡単に、ワンクリックでパーティションを調整する方法を紹介します。おすすめは、AOMEI Partition Assistantという優れたディスク/パーティション管理ソフトです。このソフトの「ワンクリックで空き領域を調整」機能を使うと、ドラッグするだけでパーティションのサイズを簡単に変更できます。複雑な設定をせずにディスクのレイアウトを調整できるので、初心者でも安心して使えます。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを開き、変更したいパーティション(例:Cドライブ)を右クリックして、「ワンクリックで空き領域を調整」を選びます。

ワンクリックで空き領域を調整

ステップ 2. DドライブのスペースをCドライブに追加したい場合、Dドライブの先頭にあるドラッグポイントを後ろに引っ張って縮小し、その空き領域をCドライブに割り当てます。そして「OK」をクリックします。

ドラッグ

ステップ 3. 「保留中の操作」を表示して、操作内容を確認できます。実行するには、「適用」と「続行」をクリックしてください。

続行

パーティションサイズ変更時の注意点

パーティションサイズ変更は比較的簡単な操作ですが、いくつか注意点があります。

バックアップの重要性

パーティション変更はディスクの構造を変える作業なので、万が一のトラブルに備えて、重要なデータのバックアップを取っておくことを強くおすすめします。

推奨ソフト:重要なデータを守るために、AOMEI Backupperという無料のバックアップソフトを使って、事前にバックアップを取ることをおすすめします。

空き領域の確認

拡張を行う場合、変更したいパーティションの隣接に十分な空き領域があることを確認しましょう。空き領域が足りないと、拡張ができない場合があります。

再起動の必要性

パーティションサイズ変更後に、システムの再起動が必要なことがあります。再起動後に変更が適用され、正常に動作することを確認しましょう。

パーティションサイズ変更後の確認と最適化

パーティションサイズの変更が完了した後、適切にディスクが動作しているかどうかを確認し、パフォーマンスを最適化することが非常に重要です。以下の手順に従って、パーティションの変更後に確認と最適化を行いましょう。

パーティションサイズ変更が正しく反映されたかを確認する

変更後、最初に確認すべきことは、パーティションのサイズが実際に変更されたかどうかです。以下の手順で確認します。

ステップ 1. スタートメニューの検索ボックスに「ディスクの管理」と入力し、「ディスクの管理」を選択します。

ステップ 2. 「ディスクの管理」画面で、変更したパーティション(例:CドライブやDドライブ)のサイズが正しく変更されているかを確認します。パーティションサイズが反映されていればOKです。

ステップ 3. もしパーティションの拡張後に「未割り当て領域」が残っている場合、その領域を他のパーティションに追加することができます。この領域は、拡張が完了していない場合に表示されます。

ヒント或いは、AOMEI Partition Assistantを開き、直接確認します。

システムの動作を確認する

パーティションサイズ変更後に、PCが正常に動作しているかを確認することが大切です。特に、変更したパーティションがシステムドライブ(Cドライブ)の場合、PCの起動やアプリケーションの動作がスムーズであることを確認しましょう。

ステップ 1. パーティションサイズ変更後、PCを再起動して、システムが正常に起動するかどうかを確認します。

再起動

ステップ 2. 起動時にエラーメッセージが表示されないか、動作がスムーズかをチェックしましょう。

ステップ 3. よく使用するアプリケーションを起動して、動作が遅くなったり不具合が出たりしていないかを確認します。

ディスククリーンアップを実行する

パーティションサイズ変更後に、ディスククリーンアップを行うことで、不要なファイルを削除し、ディスクの空き容量を最大化できます。また、ディスククリーンアップはパフォーマンスを向上させるためにも有効です。

ステップ 1. スタートメニューの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力し、「ディスククリーンアップ」を選択します。

ステップ 2. クリーンアップしたいドライブ(例:Cドライブ)を選択し、「OK」をクリックします。

ステップ 3. 「システムファイルのクリーンアップ」を選択し、不要なファイル(Windowsの一時ファイル、キャッシュなど)を削除します。特に大きなサイズのファイルを削除することで、ディスクの空き容量が増え、パフォーマンスが向上します。

ヒント或いは、AOMEI Partition Assistantを開き、「PCクリーナー」機能でクリーンアップします。

ディスクを最適化(デフラグ)する

ディスクの最適化やデフラグは、特にHDD(ハードディスクドライブ)の場合に効果的です。これにより、データの断片化を解消し、アクセス速度を向上させることができます。

ステップ 1. スタートメニューの検索ボックスに「デフラグ」と入力し、「ドライブの最適化とデフラグ」を選択します。

ステップ 2. 最適化したいドライブ(通常はCドライブ)を選択し、「最適化」をクリックします。

ステップ 3. 最適化が開始されると、進行状況が表示されます。完了するまで待機し、進行状況を確認しましょう。

ヒント或いは、AOMEI Partition Assistantを開き、「ディスクデフラグ」機能でデフラグします。

まとめ

パーティションサイズ変更は、ディスクの容量を効率的に利用し、PCのパフォーマンスを向上させるための便利な手段です。初心者でも、手順を守れば簡単に実行できますが、データのバックアップや注意点を守ることが重要です。今回紹介した方法を参考に、パソコンの管理をより快適に行いましょう。

パーティションサイズ変更に関するよくある質問

Q1: パーティションサイズ変更は本当に安全ですか?

A1: はい、正しく操作すれば安全ですが、万が一のトラブルに備えてバックアップを取ることをお勧めします。

Q2: パーティションを縮小したら、データは消えませんか?

A2: 縮小操作自体でデータが消えることはありませんが、操作ミスがないよう注意が必要です。バックアップは必ず取っておきましょう。

Q3: パーティションサイズ変更後にPCが起動しなくなった場合はどうすればいいですか?

A3: このような場合、Windowsの修復ツールを使って修復を試みることができます。ディスクのエラーチェックも行いましょう。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。